2019.05.26ブログ

掘削工事~基本の水道管は埋めている~

【法令】

公道を掘削する場合は、道路管理者から道路占用許可、道路掘削許可を得ます。警察署長から道路使用許可を得て、条件を順守して適正に施工します。道路を掘削する場合は、地下埋設物、土質条件、周辺の環境および給水管の土被りなどを総合的に検討し最小で安全かつ確実な施工が出来る掘削断面および土留め工法を用います。

掘削深さが1.5mを超える場合は、切取り面がその箇所の土質に見合った勾配を保って掘削出来る場合を除き、土留工を施します。

掘削深さが1.5m以内でも自立性に乏しい地山の場合は、施工の安全性を確保するために適切な勾配を定めて断面を決定するか、土留工を施します。

 

【掘削工事】

舗装道路の掘削はカッターを使用し、回りは方形に、切り口は垂直になるように掘削します。ガス管、電線管、下水道管等の埋設部に近接して掘削する場合は埋設物管理者の立ち合いを求めます。

道路内の埋戻しは道路管理者の承諾を受け、指定された土砂を用います。厚さ30cmを超えない層ごとにタンピングランマで充分に固めて、陥没や沈下を起こさないようにする必要があります。道路以外の埋め戻しは土地の管理者の承諾を得て、良質な土砂を用いて、厚さ30cmを超えない層ごとに十分固めます。

道路の埋戻し作業に使う材料は、良質な土砂や改良土を使いますが、含水率の高い泥土は使ってはいけません。締固めはタンピングランマ、振動ローラーなどの転圧機を使います。

 

【道路の復旧工事】

道路の本復旧は道路管理者の指示に従って、埋戻し完了後に速やかに行います。速やかに本復旧が難しい場合は道路管理者の承諾を得た上で仮復旧を行います。

工事の施工者は、本復旧工事施工までの間は常に仮復旧箇所を巡回して、路盤沈下が生じた場合や道路管理者から指示を受けた時は、直ちに修復しなければなりません。

 

【現場の管理】

道路工事では、交通の安全等について道路管理者および所轄警察署長と事前に相談しておきます。工事の施工者は、工事の施工によって生じた建設発生土や建設廃棄物は、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」や、その他の規定に基づいて適正に処理します。工事中に、万一、不測の事故が発生した場合は、応急措置を講ずると共に、直ちに所轄警察署長、道路管理者に通報し、水道事業者にも連絡します。

工事中に万一、不測の事故が発生した場合に備え、工事の時はあらかじめ所轄警察署の連絡先を工事を行う者に周知徹底しておきます。

ガス管、下水道管などの埋設物を損傷した場合は、直ちに埋設物の管理者に通報し、その指示に従います。掘削に当たっては工事場所の交通安全を確保する為、保安設備を設置し、必要に応じて交通整理員等の保安要員を配置します。また、工事中の作業員の安全にも注意します。

 

トラブルの料金など詳しくはコチラ!


 




神奈川水道コラム~雑談と世間話~

高いところにも届きます

水道工事では、時にアスファルトの下に埋まっている配管の修理や取替をする事があります。

その場合、どういった工程を組んで工事していくか計画します。

どの工事もそうですが、一般道などの工事など公共機関の工事をする際の法律が定められていますので、それに則して工事をしていくのです。(参考:道路工事のあれこれ

 

基本的に弊社の受け持つエリアは道路ではなく所有者のある敷地内の水道工事です。上記に説明した場所ではなく、より一般人に近い給排水工事をしますので、その場合の埋設工事や掘削を伴う工事などについて、説明します。

 

豆知識「敷地内の水漏れは水道メーターを閉める」ってなに?




何かしらの原因で、敷地内で水が勢いよく地面から出た現場に出くわしたら、まず水道メーターを閉めて下さい。

水は、水道メーターを通って敷地内に引き込まれます。

よって、逆を言えば水道メーターを閉めさえすれば、家中の水やお湯が出なくなるのです。

配管は、住宅までは埋設配管とし、地面に埋まっています。深さは車などの重量による破損を考えて、結構深くに埋めているので、通常水漏れは起こしません。

今後の「万が一」の場合に備えて、水道メーターの位置を確認しておいてください。

 

豆知識「水圧」とは?




通常、給水配管や給湯配管は水圧がかかっています。

上水道と言う、道路の下を走っている水道配管には圧力がかかっているので、ニュースで”水道配管に亀裂が入った”という映像には、道路に水が噴き出している光景が流れているのを見た事がある人も、いらっしゃるかもしれません。

なぜ、水圧がかかっているのかと言うと、水の圧力によってフタ(水道メーター)を開けると自然に家の中まで水が流れ込むように作れば、家ごとに水を引き込む機械(加圧ポンプ)が必要にならないようになります。

なので、上水道の水圧は、家庭内で使用しているより強めに設定されていて、水道メーターや止水栓などで、丁度良い水圧に変更して、住宅などでは使用しています。

また、高層階にも届くように日々配管が強く丈夫にと開発されているのです。さすがに30階以上の超高層階には届きませんので、途中に増圧ポンプを設置しポンプアップしています。

もっと詳しく知りたい方は上水道(Wikipedia)や神奈川県~水圧に関するお問い合わせなども合わせてご覧ください。

(引用:はせがわせつび

 

【給水配管の全引き直しお見積り項目】




・水道メーターから住宅までの埋設配管工事

水道メーターから配管を引き直す場合、既存で引いている配管はそのまま(埋め殺す)で新規の配管するか、既存配管を撤去して新規の配管を引きます。

この場合、既存配管を撤去する方が見積もりは高くなります。

地面を掘って、条例に基づき45センチ以上の深さに配管します。給水排管は特に勾配や経路の決まりはありませんが、住宅または水道メーターを基準にして、直角並行に配管します。

給湯器と水回り周辺で立ち上げ、その後は外壁を伝う露出配管で水回りまで配管します。

・給水、給湯を使用している場所の外壁の穴開け工事

給湯配管は、基本的に給湯器に結びなおせば、そこからの配管はすでに繋がっているので完了です。

しかし、給水配管はトイレや洗面所など、水を使用している場所全てに、新規の配管を引かなければなりません。

また、新築の場合、壁の中を通して配管される給水配管ですが、引き直しの場合、ほとんどが外壁沿いに配管する”露出配管”となります。

・既存の水栓の配管の切り換え工事

既存の配管とつなげてある水栓(蛇口)の配管を、新規の物と取り替えます。これを切り換え工事と呼んでいます。

給湯は切り換え工事の対象外となりますが、給湯配管がされている水栓金具は、給水配管も配管されている事が殆どなので、ほぼすべての水栓金具への工事が見込まれます。

現在、給水・給湯とも塩ビ管を使用して配管しています。従来使用していた鉄管よりも、熱に強い・耐久性があるなどの利点があるためです。

※その他、屋内配管では、架橋ポリという材料もあります。

 

豆知識「埋設配管は漏れやすい?」




何度も埋設配管から水が漏れている原因として考えられるのは、地中深くに配管が埋まっていなかったから。浅い場所に埋まっていると、その上を人が歩いたり、振動を加えると継ぎ手部分が破損して水漏れを起こす場合があります。

「(給水管の埋設)第11条 給水管は、車道内では舗装の厚さに30センチメートルを加えた値で、かつ、60センチメートル以上の深さ、歩道等内では60センチメートル以上の深さ、宅地内では45センチメートル以上の深さに埋設しなければならない。ただし、管理者が維持管理上必要と認めたときは、この限りでない。(平10水程5・平12水程4・平26水程4・令2上下水程1・一部改正)」(引用:給水装置の構造及び材質に関する規程

また、経年劣化が主な原因となるケース。住宅と同じ歳月配管も使用されておりますから、配管の継ぎ手部分がさびてきて、漏水する事も多くなります。新築からおおよそ15年から20年が、配管の状態を調べる目安と考えて頂くと良いと思います。

 

豆知識「水道管破裂」ってなに?




水道管の破裂は前触れもなく突然起こります。水が勢いよく溢れ出してしまうと焦ってしまうかもしれませんが、まずは落ち着いて止水栓を止めるなどの初期対応をする必要があります。

【水道管が破裂する原因】

なぜ急に水道管が破裂してしまったのか疑問に思うかもしれませんが、主な原因は凍結や、経年劣化、地震などが挙げられます。ここではそれぞれの原因について説明します。

●凍結

寒冷地にお住いの場合や急激な気温の低下(寒波)が生じた場合に、屋外の配管で起こるのが凍結による破裂です。

水は凍結すると体積が増すため、水道管が内部から圧迫されてしまい、破裂することがあります。

基本的に水道管に保温チューブや断熱材を巻くなどの対策をすることで凍結による破裂を防ぎますが、配管の場所や天候によっては想定以上の気温の低下が発生し凍結してしまうことがあります。

日中でも日陰になりやすい場所や風が当たりやすい所にある配管は注意が必要です。

およそマイナス4度を下回ると水道管破裂が起こりやすくなるといわれています。凍結を防ぐには、水道管の水を少しずつ流し続けるとよいでしょう。

●経年劣化

凍結以外にも水道管が破裂して水が溢れ出てしまうことはあります。

特に多い理由が、経年劣化による原因です。一般的に水道管の寿命は10~15年と言われています。

水道管には常に水圧がかかり続けているため、時間の経過と共に少しずつ劣化が進み、最終的に亀裂やサビにより破裂を起こしてしまいます。

水道管の強度は太さや素材で異なり、水道の使い方や環境によっても耐用年数は変わってくるため、あくまでも寿命が10~15年というのは目安です。

外部環境によっては10年を満たなくても破裂などの不具合が起こる可能性はあります。

●地震

地震によって強い衝撃が水道管に加わり、亀裂や変形などから破裂を引き起こす場合があります。

亀裂や変形が生じていると小さな揺れや振動でも水道管に大きなダメージが加わるため、地震の後は水道管に亀裂や変形などが起こっていないか確認しましょう。

壁の中や地中に埋設された水道管は目視で確認ができないため、水道を使っていない状態で水道メーターが動いていないかをチェックして水漏れが生じていないか確認してみてください。(引用:東京ガス

 

豆知識「タンピングランマー」ってなに?




タンピングランマーとは、装置の自重と衝撃盤の上下運動による衝撃で地面を突き固めるための工具です。

住宅の基礎工事や建築工事・埋設工事・側溝転圧などでよく利用されます。

強いパワーが必要なのでエンジン式のものが主流でしたが、環境への配慮と装置の重さも考えて電動式のものも普及していきています。住宅の基礎工事や建築工事・埋設工事・側溝転圧などでよく利用されます。

強いパワーが必要なのでエンジン式のものが主流でしたが、環境への配慮と装置の重さも考えて電動式のものも普及していきています。

ランマーの重量は軽量タイプで40kg台、通常は50~80kgほど、成人男性ほどの重さがあります。

重量が重いほど転圧力は強くなり、ランマーの突き固め能力は地面の上面から30~50cmとされています。

衝撃盤(転圧盤)が小さいので、地面の一点一点をピンポイントに固めるイメージです。(引用:アクトツール

 




●神奈川水道(水道局指定工事店)~弊社について~

【弊社作業内容】
一戸建て・マンション・店舗においてキッチン(台所、厨房)、トイレ、浴室、洗面所、洗濯等の水道トラブルを熟練のスタッフが丁寧に修理しますので安心してお任せください。
配管の水漏れを修理をしたい、配管の引き直しをしたい、下水つまりの解消、下水管を修理したい等のご要望も、高い技術で信頼と実績がございます。

【その他の作業】
階下漏水や屋外の水栓柱・散水栓の水漏れ(土、コンクリート)、蛇口の修理・交換、トイレの修理・交換、洗面化粧台交換、製氷機の設置等にもスピーディーに対応します。

【お見積り】
ご相談・お見積りは無料で、お気軽にご相談下さい。
出来るだけご希望金額に沿えるように致します。

【営業時間】
年中無休で9~23時まで営業しておりますので、電話またはお問い合わせメールより、お気軽にご連絡ください。(場合によっては夜間対応も実施します)
現場をみて無料でお見積り致します。予定が空いていれば即日対応致します。

【資格】
給水装置工事主任技術者の資格を有しています。

水道局指定工事店です。

◆県営水道指定給水装置工事事業者(茅ヶ崎市)認定番号3021

・対応地域
神奈川県全域を対応致します。

【政令都市】横浜市、川崎市、相模原市

【横須賀三浦地域】横須賀市、鎌倉市、逗子市、三浦市、葉山町

【県央地域】厚木市、大和市、海老名市、座間市、綾瀬市、愛川町、清川村

【湘南地域】平塚市、藤沢市、茅ヶ崎市、秦野市、伊勢原市、寒川町、大磯町、二宮町

【県西地域】小田原市、南足柄市、中井町、大井町、松田町、山北町、開成町、箱根町、真鶴町、湯河原町

日程の都合がつけば、静岡県東部や東京都内も対応しますのでお気軽にお問合せ下さい。

現場を見て最適な方法をご提案いたします。

水道トラブルでお困りの際は神奈川水道へお問合せ下さい。

お問い合わせ