2024.03.10ブログ

排水設備のメンテナンスについてと起こる可能性のあるトラブルをご紹介

マンションには水道管から水を運んでくる給水設備と共に、利用した水を家の外へと排出するための排水設備が備わっています。

管理をしていくうえで様々なメンテナンスは必要不可欠ですが、排水設備のメンテナンスもその1つになります。

そこでこの記事では排水設備の種類を始めメンテナンスの必要性や起こる可能性のあるトラブルについて、詳細に記載していきます。

 

排水設備の種類


排水設備トラブル1

排水設備としては以下の4つがあります。

  • 浄化槽

  • 排水桝

  • トラップ

  • 排水管


浄化槽を始め排水桝やトラップ・排水管といった設備によって、使われた水の排水が行われています。

以下では、上記の排水設備に関して順々に詳しくお話していきます。

 

浄化槽


マンション内で排出された排水を公共溝へと流す前に浄化する必要があり、その浄化を行ってくれる設備が浄化槽です。

水質が汚染されてしまうのは防止するための設備となっていて、建造物の総床面積または世帯の数に合わせて設置しないといけないです。

専門業者による保守点検・定期調査が年3~4回必須で、年間でだいたい5~6万の費用がかかります。

 

排水桝


下水道管に詰まりが発生しないように、排水に混ざっているゴミなどを沈殿で除去する設備が排水桝です。

年に最低でも1回は点検・清掃の必要がありますが個人での清掃が可能となっており、もし詰まったりすると復旧費用として5,6万円かかるため点検・清掃しておいたほうが良いです。

排水桝の耐用年数はものによって15~30年と幅広く、耐用年数を超えると詰まりの頻度が高まったり陥没したりするので、そうなる前に交換するのがおすすめです。

 

トラップ


台所などに直接繋がっている排水管をよく見るとS字やP字・U字になっている箇所がありますが、そこがトラップと呼ばれる排水設備になっています。

このトラップ部分には水が溜まっておく仕組みになっており、その水で下水からの異臭や害のある虫が登ってくるのを防いでいます。

このトラップは排水管の一部であるため、メンテナンスのやり方やタイミングは排水管と同時になりますね。

 

排水管


マンション内から出る排水・汚水や敷地内の雨水・汚水といった水達を排出するための配管が排水管です。

この排水管の内部で汚れ・ゴミなどが溜まってしまうと、そこから異臭や詰まりなどが発生してしまう可能性があります。

メンテナンスとして住居者にこまめな洗浄を促すのもいいですし、退去のタイミングで高圧洗浄を依頼するといった方法もあります。

 

排水設備にはメンテナンスが必要


排水設備トラブル2

排水設備で何かしらのトラブルが発生すると、単純に排水の排出ができないだけでなく、汚水の逆流などが発生し復旧がより大変になります。

またマンションの規模にもよりますが大きいところだと建築基準法によって法定点検が義務付けられていることもあります。

物件の建設会社か管理会社にメンテナンスを委託していれば問題ありませんが、委託していない場合はオーナーが法定点検の依頼をする必要があります。

 

排水設備で起こる可能性のあるトラブル


排水設備トラブル3

排水設備で起こる可能性のあるトラブルとしては以下のものが考えられます。

  • 設備内の排水の流れが悪い

  • 水漏れの発生

  • 異臭の発生


設備内の排水の流れが悪くなったり、水漏れや異臭が発生する可能性があります。

ここからは上記の排水設備で起こる可能性のあるトラブルについて、より詳細にご紹介していきます。

 

設備内の排水の流れが悪い


排水設備の中でも特に排水管で詰まりが発生すると、台所やトイレといった設備内での排水の流れが悪くなってしまいます。

ラバーカップなどを使って詰まりが解消されない場合だと、排水桝や浄化槽といった箇所で問題が発生している可能性がありますね。

排水桝の場合はオーナー側での応急処置などができますが、浄化槽の場合は触らずに専門業者にお任せしたほうが良いです。

 

水漏れの発生


排水管の耐用年数は短いと15年ぐらいで、定期的なメンテナンスなどを行っていたとしても耐用年数を超えるとヒビなどが発生しやすくなります。

そういったヒビなどが発生するとそこから排水が漏れてしまい、結果として水漏れトラブルになってしまいますね。

把握していない場合は使われている排水管の種類などを調べて耐用年数を把握し、過ぎてしまう前に交換の依頼をおこないましょう。

 

異臭の発生


排水管内に設置されているトラップの水が蒸発などしてしまうと、そこから異臭が発生することがあります。

住居者が退去して次の入居者がくるまでに期間が空いてしまったりすると、こういった異臭が発生する可能性があります。

退去から期間が空いているようなら、定期的に水を流しておくことでこういったトラブルを防ぐことができます。

 

まとめ


排水設備トラブル4

今回はマンションで行うメンテナンスの1つである排水設備のメンテナンスについて、排水の種類を始め必要性やトラブルの内容などをご紹介しました。

排水設備は定期的なメンテナンスなどを行い管理しておかないと、トラブルへとつながる可能性が大いにあります。

また発生したトラブルによってはメンテナンスよりも費用がかかる可能性があるので、メンテナンスを行っておくことは重要です。

 

 

その他の排水口・排水管のトラブルの料金など詳しくはコチラ!


 

 




神奈川水道コラム~雑談と世間話~

豆知識「管理会社と管理組合」の違い?




賃貸住宅にお住まいの方は、「不動産=管理会社」としてご存じかもしれませんが、家の管理をする会社の事を「管理会社」と言います。

マンションの場合は、分譲であっても複数の世帯が暮らしているので、建物全体の管理を住民全員から依頼されて、請け負っている。という形になります。

 

●管理会社の仕事

管理費の管理:管理費の徴収と管理(銀行口座管理)をし、必要時管理組合からの要請により、支払い・追徴などを行う。

建物の維持・管理:管理人や清掃員を配置し、ゴミの収集や日々の清掃・清潔を維持する。年に数回の配管清掃や部分清掃管理を行う。

設備点検:エレベーターや消化器・電灯などの設備点検を行ったり手配する。

 

●管理組合の仕事

管理組合はマンション等の住民から構成し、全世帯の代わりに管理会社に対して働きかける役割。(生徒会が好調に掛け合うと同様)

住民の代表:定期的に会合を開き、現状必要な事や突発的案件などを役員同士の話し合いにおいて、意思決定をする。

管理組合の管理費を使って行うことを決める。

世帯の付帯設備の管理:駐車場や自転車置き場・ペット登録、その抽選などを統括。(参考:スーモ

 




●神奈川水道(水道局指定工事店)~弊社について~

 

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【資格】
給水装置工事主任技術者の資格を有しています。

水道局指定工事店です。

◆県営水道指定給水装置工事事業者(茅ヶ崎市)認定番号3021

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【政令都市】横浜市、川崎市、相模原市

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【県央地域】厚木市、大和市、海老名市、座間市、綾瀬市、愛川町、清川村

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