2024.01.22ブログ

【給水設備】マンションに採用されている4つの給水方式をご紹介(横浜市のマンションオーナー・管理会社・組合様へ)

基本的にマンションには建物内に配水管が張り巡らされており、それを蔦って水が供給されるようになっています。


 

この水を供給する仕組みに関してですが、方式が1つではなく4つ存在しており、マンションによってどの方式を採用されているかが異なります。


 

そこで今回はマンションに採用される4つの給水方式と、変更する際にどの方式を選ぶのが良いかポイントまでお教えいたします。


 

マンションに採用されている4つの給水方式


マンション給水方式①

マンションに採用されている方式としては以下の4つがあります。

  • 加圧給水方式

  • 受水槽・高置水槽方式

  • 直結直圧給水方式

  • 直結増圧給水方式


加圧給水方式を始め受水槽・高置水槽方式や直結直圧式給水・直結増圧給水方式といったものがあります。

ここからは、上記のマンションに採用されている方式に関して、より詳しい内容をご紹介いたします。

 

加圧給水方式


加圧給水方式は、配水管からまず受水槽へと繋ぎそこに水を貯めてから加圧給水ポンプを使ってマンション全体へと給水していく方式です。

何かしらの理由で断水が起こったとしても、受水槽に水が残ってさえいれば繋がっているマンション内には水を供給できるなどのメリットがあります。

その代わり断水の際に給水できるのは受水槽に残っている分だけですし、受水槽の定期清掃が必要なことや停電すると給水することができないといったデメリットもあります。

 

受水槽・高置水槽方式


受水槽に水を貯め、そこから一度揚水ポンプでマンションの屋上に設置した高置水槽へと水を送り、高置水槽に繋がっている配管から重力でマンション全体に給水するのが受水槽・高置水槽方式です。

前項の加圧給水方式よりも重力での給水を行う分、各部屋に同じ水圧で給水を行うことが可能です。

ポンプや受水槽に加えて高置水槽のスペースや定期清掃が必要なことや、高置水槽を設置する分より費用がかかるといったデメリットがあります。

 

直結直圧給水方式


配水管から各部屋に張り巡らされた給水管に直接給水していく方式が直結直圧給水方式になります。

直接配水管と給水管を繋いで給水してるため、停電や断水などが起こっても給水が止まることがないといったメリットがあります。

その代わり水道本管で何かしら起こった際直でその影響を受けてしまうことや、断水時は給水が3階までしかできないといったデメリットがあります。

 

直結増圧給水方式


配水管から給水管へと繋がる管の途中に増圧ポンプを設置して、受水槽を使わずに給水する方式が直結増圧給水方式です。

直結直圧給水方式と同じく停電やしても給水が可能で、断水時は5階まで給水することができます。

こちらも水道本管で何かしら起こると直接影響を受けることや、ポンプの定期点検が必要・断水時の給水は不可といったデメリットがあります。

 

給水方式は工事で変更することが可能


マンション給水方式②

4つある給水方式ですが、どの方式が採用されていても後から工事で別の方式へと変更することが可能です。

どの方式にも災害や断水時にメリット・デメリットがある以外に、階層によって水圧が異なっているといった不便な点も存在しています。

今後のことを考えて、マンション内の給水方式を変更しより使いやすいものにしていくのもありですね。

 

変更する際に方式を選ぶポイント


変更する際に方式を選ぶポイントとしては以下があります。

  • 現在よりもコストを削減したい

  • 災害の際に応急給水できるようにしたい

  • どの部屋でも水圧が出るようにしたい

  • 管理や改修をしやすくしたい

  • etc...


現在よりもコスト削減を考えるなら、受水槽やポンプがいらない直結直圧給水方式などに変更するといった感じです。

変更工事を検討する際、現在の給水方式よりもどのようにしたいか、専門業者に伝えることでよりより方式を提案してもらえておすすめです。

 

まとめ


マンション給水方式③

今回はマンションに採用されている4つの給水方式に関して、詳細やメリット・デメリットをお教えいたしました。

また、給水方式の変更は工事で可能となっており、工事を検討しているなら専門業者に直接相談してみるのが良いです。

マンションのオーナーであるなら、住んでいる方々と話し合ってより良い給水方式を選択するのが良いのではないでしょうか。

 

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神奈川水道コラム~雑談と世間話~

豆知識「給水配管」ってなに?


高架水槽

図:受水槽・高置水槽方式

 

さらに詳しく・・・

戸建ての一般住宅では、水道本管から水道管を引き込み、その水圧力で各蛇口に給水する「直結給水方式」が採用されています。

 

「直結給水方式」では、2階建てまでの建物であれば直接給水が可能ですが、3階建て以上の建物は受水タンクを設けポンプアップをしなければ給水できません。

 

しかし、最近では受水槽の管理不十分による衛生上の問題から、水道本管の水圧を上げて、3階建までの建物はポンプアップをしなくても直結給水できる地域が拡大してきました。3階建の計画時には建築地の水道局にご確認ください。

 

衛生上の問題とは

  • 藻が発生する:受水槽は光を通さないように塗装されていますが、清掃をしないと塗装が剥がれ、光が差し込み藻が発生する可能性があります。藻が発生すると水質に悪影響を及ぼします。

  • サビによる腐食が発生する:清掃や検査を怠ると、サビによる腐食が発生する可能性があります。

  • 水質悪化による健康被害:水質が悪化すると、健康被害や居住者からのクレームにつながる可能性があります。


 

また、マンションなどの高層住宅でも、増圧直結給水方式を使って増圧ポンプにより各階に直接給水が出来るようになりました。30階などのタワーマンションですと、途中の階でもう一度ポンプアップしてさらに上層階に給水します。

 

道路に埋設された水道本管から引き込む給水主管の径は、一般住宅では13mmから25mmが多く採用されています。

 

最近の新築住宅の水栓器具は8ヵ所程度設置されていますので、2ヵ所以上を同時に使することを考えますと20mm以上の口径が必要となります。

 

その他、新築などで新たに水道を設置する場合には、水道工事費用の他に水道を利用するための費用として「水道加入金」を負担しなくてはなりません。

 

費用は水道メーターの口径により設定され、呼び方は各水道局により異なり、水道市納金、水道加入負担金、権利金、局納金、供託金などと言われています。

 

さらに温泉が引かれている場合は温泉権利金が必要となります。

(※まるわかり注文住宅より抜粋)

 




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