2002年から2003年に大流行した感染症について覚えている方はどれだけいらっしゃるでしょうか?
そうです、その感染症の名前は「SARS」です。
正式には「重症急性呼吸器症候群」と呼ばれ、かなりの人がこの感染症に苦しみましたよね。
SARSの発生元として有力なのは中国の広東省で非定型性肺炎の患者が発生したこととされており、そこからアジア圏やカナダなどで感染が拡大してしまう事となります。
2003年3月にはWHOによるグローバルアラートが出される緊急事態となってしまいましたよね。
32か国で8000人を超える症例が確認されたそうです。
このSARSの特徴として、飛沫感染・接触感染が多いことが挙げられます。
コチラは風邪やインフルエンザと同じですね。
しかし、空気感染の可能性もゼロではないとのことや、コウモリやネズミを媒介している可能性もあるなど未だにその感染経路が特定されていないのが現実です。
潜伏期間としては2日から7日と言われており、長くて10日とされていますね。
具体的な症状としては、発熱・悪寒・筋肉痛などが起こります。
こちらはインフルエンザと同じような症状ですね。
さらに時間が経つことで肺炎や呼吸困難などを引き起こし重症化してしまうのです。
このような症状が出た時点で感染のピークを迎えると言われていますので、感染対策は比較的取りやすいのではと思われますね。
治療法として確立されたものはなく、対処療法のみとなってしまう点が恐ろしい点です。
早期発見と隔離によって予防をするしかありません。
いつまた感染が拡大するかわからないという点も怖いですよね。
ここで、昨今の新型コロナウイルスの感染拡大についても少し触れさせていただきます。
SARSと新型コロナウイルスは症状・潜伏期間・感染経路など似ているポイントは多くありますが、感染のピークの時期が異なる点には注意です。
SARSは重症化してきたときがピークを迎えるそうですから、その時点では間違いなく病院に入院されていると思います。
そこで適切な感染予防を行っていれば市中感染のリスクは低くなりますよね。
ですが、新型コロナウイルスは無症状の状態でも感染力に変化はなく、知らない間に市中感染を引き起こしてしまう点が最も恐ろしいのです。
これが今、世界的に感染が拡大してしまった大きな原因と言えるでしょう。
もちろんウイルス自身の感染力も影響しているかとは思いますが。
今回はSARSについてお話させていただきました。
続きまして、最近弊社で施工させていただきました事例についてご紹介させていただきます。
綾瀬市の飲食店でグリーストラップの排水管の詰まりをカメラで調査しました。
【現場状況】
綾瀬市の飲食店で、シンクの水が流れず、床から水が溢れているというご連絡を頂きました。
そこで、現場を確認したところ、グリーストラップの排水管が詰まっていることが分かりました。
清掃を全然されていなかったようで、大量の油脂の塊がグリーストラップにこびり付いていました。
そこで、まず、手で取れる油脂の塊はビニール袋へ取りました。
手で取れるだけ取って、排水管を高圧洗浄機で洗うことにしました。
【高圧洗浄機による排水管の油脂詰まり洗浄】
弊社ではガソリンを用いたエンジン式の高圧洗浄機を使用しています。
電気式の高圧洗浄機より強力なので、排水管内の隅々まで洗浄することが可能です。
15mの洗管ホースを使っているので、ホースが届かないこともまず有りません。
【排水管の経路を管内カメラで確認】
高圧洗浄機で隅々まで洗っても詰まりが抜けなかったので、排水管内に管内カメラを入れて、管内の状況を確認しました。
管内にカメラを入れて見ることによって、詰まった原因や、勾配が取れているか、異物が入っていないか、経路などがよく分かります。
今回は製氷機の油脂がカチカチの石のようになっていて、高圧洗浄機でも取れない状況ということが分かりました。
【トーラー作業による管内の貫通作業】
どうやら詰まっている箇所は製氷機の排水が流れ込んでいる管だったので、製氷機の氷で油脂がカチカチに固まって高圧洗浄機でも塊を崩せない状況でした。
そこで、トーラーという針金のようなもので物理的に、油脂の塊に当てて、管内を貫通させる方法を実施しました。
かなり長い時間、格闘してなんとか貫通しました。
貫通させた上で、高圧洗浄機で管内の壁に付着した油脂もしっかり落としました。
【店舗の排水管洗浄】
飲食店の場合は、一般家庭と比べて、油や洗剤を使う量が桁違いに多いです。
一般家庭では数年に1度で大丈夫ですが、ラーメン屋や焼肉屋などの油をよく使う店舗の場合は半年~1年に1回は管内を洗浄した方が良いです。
現場を見て対応方法をご提案致します。
神奈川水道コラム~雑談と世間話~
豆知識「グリストラップ」ってなに?
グリストラップ(英語表記 : Grease Trap)は、業務用の厨房に設置が義務付けられている「油脂分離阻集器」のことです(建設省告示第1597号)
厨房から出る排水に含まれる油やゴミ(野菜くずや残飯など)を直接下水道に流してしまうと、自然環境への悪影響が考えられ、それを防止するために作られたのがグリス(油脂)トラップ(せき止め)です。
図の様に、グリストラップは3つの槽に分けられていることが多く、汚泥などの沈殿物、油脂などを分離する槽に分かれています。
第1槽 厨房排水に混ざっている残飯や生ごみを除きます。大きなゴミはバスケットで受け止め、細かいゴミは沈殿させ、流れ出ないようにしています。
第2槽 水面に浮上する油脂と更に細かい汚泥を分離します。
第3槽 汚泥と油脂をある程度分離した排水を下水道などへ排水します。
油脂やゴミを取り除いた排水を下水道に流しますが、分離した後には汚泥やゴミがグリストラップ内に溜まり続けることで分離能力が低下し、さらには排水管の詰まりや悪臭・害虫(ゴキブリ、ハエ、ネズミ)発生の原因となります。
設備の能力を有効に活用する為にも、グリストラップは定期的な清掃が必要になります。
グリストラップの清掃は、構造をしっかり理解した上で行わないと
後で様々な問題が起こる可能性もあります。(引用:アイエスジー)
************
豆知識「配管内カメラ」ってなに?
排水管の管内カメラ調査とは、内視鏡カメラで排水管の内部を調査するサービスです。
管内に内視鏡を挿入し内部の映像を確認します。汚水やつまり、破損や劣化の状況など把握することができ、頻繁に起こるつまりなどトラブルの原因を特定するのに役立ちます。
この調査で原因を特定し、高圧洗浄作業や機器の分解などをしてつまりの原因を除去します。
しかし、目で見える水漏れが多いので、使用する頻度は低いですが、使用の際には目に見えない原因がはっきりと分かるので、大助かりです。(引用:ニホンホーム)
************
豆知識「電気トーラー」について
ハンドルを手動で回すタイプと電動タイプがあります。
トーラーはトイレ・キッチン・浴室などの排水詰まり時に使用する器具のひとつです。
ワイヤーの先端に機具を取り付けた、排水管の汚れを掻き出す装置で、電力でワイヤーを強力に回転させることができます。
先端はコイル状やかぎ爪状などさまざまな形状に変更でき、排水管の中を針金でグルグル掻き回すイメージで、汚れを除去していきます。
高圧洗浄機と違い、ワイヤーを使い物理的に汚れを落とすため、汚れを削り取り、配管内をある程度キレイにできます。
ローポンプや高圧洗浄機でも直らない様な酷い詰まりに使用されることが多いです。
トーラー洗浄後、さらに高圧洗浄を行うことにより、管内状況のより良い改善につながります。
ワイヤーを引き戻す際ゴム製の水切りを通すことで、付着したゴミや水を落とすこともできます。(参考:ミツモア)
●神奈川水道(水道局指定工事店)~弊社について~
【弊社作業内容】
一戸建て・マンション・店舗においてキッチン(台所、厨房)、トイレ、浴室、洗面所、洗濯等の水道トラブルを熟練のスタッフが丁寧に修理しますので安心してお任せください。
配管の水漏れを修理をしたい、配管の引き直しをしたい、下水つまりの解消、下水管を修理したい等のご要望も、高い技術で信頼と実績がございます。
【その他の作業】
階下漏水や屋外の水栓柱・散水栓の水漏れ(土、コンクリート)、蛇口の修理・交換、トイレの修理・交換、洗面化粧台交換、製氷機の設置等にもスピーディーに対応します。
【お見積り】
ご相談・お見積りは無料で、お気軽にご相談下さい。
出来るだけご希望金額に沿えるように致します。
【営業時間】
年中無休で9~23時まで営業しておりますので、電話またはお問い合わせメールより、お気軽にご連絡ください。(場合によっては夜間対応も実施します)
現場をみて無料でお見積り致します。予定が空いていれば即日対応致します。
【資格】
給水装置工事主任技術者の資格を有しています。
水道局指定工事店です。
◆県営水道指定給水装置工事事業者(茅ヶ崎市)認定番号3021
・対応地域
神奈川県全域を対応致します。
【政令都市】横浜市、川崎市、相模原市
【横須賀三浦地域】横須賀市、鎌倉市、逗子市、三浦市、葉山町
【県央地域】厚木市、大和市、海老名市、座間市、綾瀬市、愛川町、清川村
【湘南地域】平塚市、藤沢市、茅ヶ崎市、秦野市、伊勢原市、寒川町、大磯町、二宮町
【県西地域】小田原市、南足柄市、中井町、大井町、松田町、山北町、開成町、箱根町、真鶴町、湯河原町
日程の都合がつけば、静岡県東部や東京都内も対応しますのでお気軽にお問合せ下さい。
現場を見て最適な方法をご提案いたします。
水道トラブルでお困りの際は神奈川水道へお問合せ下さい。