2020.11.28トイレトラブル

【トイレトラブル】住宅へトイレのつまりによる水漏れを緊急対応致しました(横浜市旭区)

こんにちは。神奈川水道です。

突然ですが皆さん、「鉛(なまり)」についてどれだけ知っていらっしゃるでしょうか?

重くて硬いもの!くらいのイメージがある方も多いかもしれません。

鉛は、私たちが普段から口にしている食べ物にも微量ながら含まれているものもあります。

しかし、微量であれば人体に影響はありませんが大量に接種してしまうと「鉛中毒」と言う病気になってしまうことがあるのです。

そこで今回は「鉛中毒と水道管」と言うテーマでお話させていただきたいと思います!

 

鉛中毒と水道管の関係

鉛と水道管ってどんな関係があるの?と疑問に感じた方もいるはずです。

実は、水道管で使われている材質に「鉛管」というものがあります。

じゃあ、上水道管を通ってきている飲み水には鉛が含まれているの?と心配になりますよね。

残念ながら、微量ではありますが鉛を材質にした水道管から流れる水には鉛が含まれてしまうのです。

鉛管が使われていたのは1940年よりも以前の話で、現在の水道管の主な材質は「塩ビ管」となっています。

 

以前は鉛を接種することで人体に悪影響が出るということが知られておらず、欧米でも水道管には鉛が使われていたこともあり日本でも水道管は鉛管が使われていたと言われています。

鉛は「錆びにくい」・「柔らかい」といった特徴を持つ材質ですから、地中に埋め内部を水が通る水道管には最適の材質だったのでしょう。

それに加えて様々な角度に調整が必要となることも少なくありませんので、柔らかい鉛は加工しやすかったのではと考えられますよね。

その後、人体への悪影響が懸念され水道管の多くは鉄や塩ビ管などの材質に変更されています。

 

しかし、全国でも多くの鉛管が撤去されてきましたが残念ながらまだ鉛管が使われている場所があるのも事実です。

水道管としては抜群の特徴を持つ鉛でも、人体に悪影響が出てしまう可能性があると考えれば国が撤去を推進することも理解できますし、ぜひとも100%撤去を目指して努力していただきたいものです。

水道に関わる我々としても、鉛管による健康被害のニューズを見ると心が痛みます。

鉛に変わる材質として多く使われている塩ビ管は軽くて強度があり、腐食にも強い点が特徴的ですが加工面や低温に弱いといったデメリットもありますのでこれから更なる技術の進歩を期待したいところです。

今回は鉛と水道管についてお話させていただきました。

 




それでは続きまして、弊社で最近施工した業務をご紹介して行きたいと思います!

トイレ詰まり

トイレのつまりによる水漏れを対応致しました。

 

横浜市旭区の一戸建てで、トイレから水が溢れてきているので、緊急で水道修理をしてほしいとのことでした。

夜間でしたが緊急対応で修理にお伺いいたしました。

現場は閑静な住宅街で、40代の女性の方からのご依頼でした。

水を流すと便器一杯に水が溜まって、時間が経つと少しずつ引いていくということでした。

異物は入れていないということで、トイレットペーパーと便が詰まっているのではないかとのことでした。

 

【圧力ポンプ作業】

まず、ローポンプと呼ばれる手動の圧力ポンプを用いて便器内の詰まり除去を試みます。

ローポンプは便器内の排水口に、ローポンプを隙間が無いように密着させ、便器内に水を足してローポンプに水が浸かるようにします。

そして、空気が入らない真空状態にしてから、一気に引き抜きます。

30㎏程度のモノは持ち上げられる力で便器内の詰まっているモノに力が加わります。

便器が割れたりすることはありません。

1回で取れない場合は、繰り返し何度も引抜きを行います。

今回はこのローポンプ作業で詰まりは除去出来ました。

 

【尿石除去】

ローポンプでは詰まりが除去できるが、何度も詰まりが繰り返される場合があります。

排水管自体に問題があったり、トイレットペーパーの使用量は多いが水量が少なかったりなどの問題があるケースがあります。

ただ、年数が経っているトイレの場合、尿石が便器の排水管にこびりついているケースもあります。

この場合、黄色くなっています。

尿石とは、尿路結石という凄く痛い病気があるように、石のようになって便器の排水口にこびりつきます。

便器内が細くなる上にザラザラするのでトイレットペーパーがひっかかりやすくなります。

このような場合は尿石除去剤として、デオライトなどの薬品を入れて尿石を溶かす処置を行います。

 

【便器脱着作業】

ローポンプで引き抜くことが出来るのはあくまでトイレットペーパーと便です。

これら以外の異物。

携帯電話や、掃除のブラシ、尿取りパッドなどを落としてしまった場合は、ローポンプで中々引き抜くことが出来ないので、トイレを一回バラしてしまいます。

バラした上で便器の裏から異物を除去します。

トイレは便器、タンク、便座と3パーツに分けられているので、便座から外して、タンク、便器と1パーツずつ分解します。

そして、便器の裏や、排水管などに挟まっている異物を除去出来れば元の状態に戻します。

元の状態に戻して水を流した時に水漏れが無ければOKです。

年数が経っているトイレだとパッキン類などは劣化していて、ただ取り外して、取り付け直しただけでも水漏れすることがあります。

そのような場合はパッキン類も交換する必要があります。

 

【汚水管の高圧洗浄作業】

便器内ではなく、更にその奥にある汚水管で詰まっている場合もあります。

そのような場合、高圧洗浄機を用いて汚水管内の詰まりを除去します。

その際はなるべく、下手側(屋外側)から洗浄を行います。

そのために、家の外にある汚水桝の蓋を開けて、そちらから高圧洗浄機の洗管ホースを入れて作業を行います。

弊社の高圧洗浄機はガソリン式なので、強力な高水圧で管の隅々の詰まり、汚れを除去します。

 

【トイレの詰まり解消作業】

上記の対応方法を現場状況を見ながら行います。

あるいは組み合わせて対処致します。

現場を見て対応方法をご提案致します。

 

【トイレの修理・交換作業】

トイレ詰まりについて、上記でご説明しましたが、弊社はトイレの修理や交換を行うことも可能です。

トイレの水漏れ等ではタンク内の部品修理(ゴムフロート、ボールタップ等)で水漏れを修理します。

また、トイレは見えない箇所からも水漏れすることがあります。

トイレとタンクの間に密結パッキン、便器の下にガスケットなどのゴムパッキンも付いています。

これらも経年劣化して水漏れすることがありますので、ご相談下さい。

 

また、年数が経っていて、トイレ自体を交換したいというお客様の場合、トイレ交換を行います。

トイレにも色々な種類がありますので、現場を確認して、お客様にどういうトイレを付けたいのか確認致します。

便器の排水位置、タンクの手洗い管の有無、便座が手元リモコンか壁リモコンか、などの情報をお聞きして最適なトイレをお付けいたします。

 

 




神奈川水道コラム~雑談と世間話~

豆知識「圧力ポンプ(ローポンプ)」ってなに?




いわゆる「すっぽん」です。ここでいう”すっぽん”はラバーカップと呼ばれる、便器が詰まった時にギュッと押し込むと、その空気の押し込まれる勢いで、詰まりが取れる。という道具の事。

その業務用。ですので、なかなか高価ですが、効果的です。(少しシャレ)押したり引いたりと、水の圧力を色々な角度から起こせる道具ですので、簡単な詰まりはこれで取れるものです。

ローポンプで取れる詰まりはトイレットペーパーや便が便器内で詰まっていた場合です。

トイレットペーパーや便以外(スマホや手帳など)の異物が詰まっている場合はローポンプでは引き抜けませんので、トイレを外して、便器の裏から異物を除去する必要があります。

もちろん、異物除去後は便器を元に戻します。

また、便器内での詰まりでは無く、その先の排水管で詰まっている場合は、高圧洗浄機で排水管を洗浄して詰まりを除去します。

 

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豆知識「トイレタンクの仕組み」って?




 

・ボールタップ

水位を調整する浮き球を言います。

①浮き球が空中にあり「下を向いている」と給水が開始されます。

②水位が上がって浮き球が水に浮かび「根元が一定の角度になる」と給水は止まります。

 

・フロートバルブ(フロートゴムを使用した栓)

フロートバルブの開閉により、タンク内の水を便器へ流したり、止めたりします。

このフロートバルブには、レバーハンドルと連動する鎖がついています。

※フロートバルブに使用されているのが、フロートゴムと言う、黒いゴムで出来ている、排水口の蓋の役割を果たしている部品です。ゴムですので、経年劣化によりゴムが溶けてきて、変形することで、タンク内の水が漏れだすことがあります。フロートゴムを手で触って、手が黒くなったら、フロートゴムの替え時です。最近では、フロートバルブがプラスチック製になっているものもあります。

 

・サイフォン管(オーバーフロー管)

フロートゴムと組み合わせる部品で、トイレのタンク内の水量を一定に保つため、設置されています。

サイフォン管はプラスチックで出来ており、根本から折れてしまった場合、タンクに溜まらず水が流れるので、その場合はサイフォン管を交換する必要が有ります。

交換時にトイレのタンクを取り外す必要が有ります。

 

・給水管(直管・フレキ管)

給水管は、止水栓とタンクを繋いでボールタップに接続されている部品です。

ボールタップを変えた時に、ボールタップと止水栓までの距離が変わるので、給水管を交換しないと水漏れするリスクがあります。

フレキ管を交換する時はフレキナットに入っているゴムパッキンも劣化しているので交換する必要があります。

トイレの設置形態によって、止水栓とタンクとの繋ぎがフレキ管ではなく、直管の給水管が付いている場合もあります。

 

・止水栓

修理前に水を止めたり、水の勢いを調節する役割を果たします。
(引用:TOTO

 

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豆知識「尿石」ってなに?


 黄色い物質が「尿石」です

尿石は、尿に含まれるカルシウム成分を指します。この成分は有機物に混ざると固まる性質があり、トイレではカルシウム化合物として便器や排水管のなかに付着します。

擦ってもなかなか簡単には取れません。酸性の薬品で落とすことも可能ですが、家庭用の安全性の高い薬品を使用する事をお勧めします。(デオライト




●神奈川水道(水道局指定工事店)~弊社について~

 

【弊社作業内容】
一戸建て・マンション・店舗においてキッチン(台所、厨房)、トイレ、浴室、洗面所、洗濯等の水道トラブルを熟練のスタッフが丁寧に修理しますので安心してお任せください。
配管の水漏れを修理をしたい、配管の引き直しをしたい、下水つまりの解消、下水管を修理したい等のご要望も、高い技術で信頼と実績がございます。

【その他の作業】
階下漏水や屋外の水栓柱・散水栓の水漏れ(土、コンクリート)、蛇口の修理・交換、トイレの修理・交換、洗面化粧台交換、製氷機の設置等にもスピーディーに対応します。

【お見積り】
ご相談・お見積りは無料で、お気軽にご相談下さい。
出来るだけご希望金額に沿えるように致します。

【営業時間】
年中無休で9~23時まで営業しておりますので、電話またはお問い合わせメールより、お気軽にご連絡ください。(場合によっては夜間対応も実施します)
現場をみて無料でお見積り致します。予定が空いていれば即日対応致します。

【資格】
給水装置工事主任技術者の資格を有しています。

水道局指定工事店です。

◆県営水道指定給水装置工事事業者(茅ヶ崎市)認定番号3021

・対応地域
神奈川県全域を対応致します。

【政令都市】横浜市、川崎市、相模原市

【横須賀三浦地域】横須賀市、鎌倉市、逗子市、三浦市、葉山町

【県央地域】厚木市、大和市、海老名市、座間市、綾瀬市、愛川町、清川村

【湘南地域】平塚市、藤沢市、茅ヶ崎市、秦野市、伊勢原市、寒川町、大磯町、二宮町

【県西地域】小田原市、南足柄市、中井町、大井町、松田町、山北町、開成町、箱根町、真鶴町、湯河原町

日程の都合がつけば、静岡県東部や東京都内も対応しますのでお気軽にお問合せ下さい。

現場を見て最適な方法をご提案いたします。

水道トラブルでお困りの際は神奈川水道へお問合せ下さい。

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