上水道・下水道については多くの方はその役割や言葉自体聞いたことがあるかと思います。
しかし、「中水道」についてご存知の方はそれほど多くはないはず。
そこで今回は、「中水道」について詳しくお話させていただきたいと思います!
中水道とは?
中水道とは、上水道・下水道の中間のような位置づけのもので、「雑用水」とも呼ばれています。
生活排水や産業排水を人体に無害な状態に処理して再利用している水のことを指すのです。
具体的には、公園にある噴水の水・公衆トイレの用水など直接人間の体に触れる事がないような場所で使われる水は中水道であることが多いようですね。
上水道とは異なり、中水道は塩素などによる消毒を行わないために、このような人体に直接触れる事がない場所での使用を禁止されています。
つまり、トイレに流れる水は中水道ですがウォッシュレットから出てくる水はきちんと消毒された上水道ということになります。
それなら全て上水道で良いのでは?
と考える方もいらっしゃるでしょう。
しかし、面倒でも中水道を使う事には理由があります。
それは、都市部を中心とした人口密集地帯において上水道の「水源」を確保することが難しくなってきているという事が背景にあります。
もちろん、水源が確保できず水がなくなるというほどひっ迫しているわけではありませんが、新たに水源を確保するには高いコストがかかってしまうようです。
そこで、使用用途を限定し上水道のような厳しい基準を設けることなく人体に無害な範囲で使える水という目的で「中水道」が使われているというわけです。
これが今以上に普及すれば限りある資源を
有効に活用することができますし、後世にも十分に上水道に使う事の出来る水源を残していくことが出来ます。
ですが、中水道は上水道のように各種設備がそれほど整備されていないのが現状です。
これからさらに中水道に関連する設備を整備していくとなると莫大なコストがかかってしまう点は大きな問題として注目されているようですね。
しかし、上水道・中水道・下水道とそれぞれに役割を分担させることは非常に効果的な事であると考えられますよね。
世界全体で環境問題が取り上げている中、日本が率先して水道に関する新しい技術を開発し環境破壊を防ぐ先陣に立って活躍してもらいたいものです。
今回は「中水道」についてお話させていただきました。
これを機会に中水道について少しでも関心を持っていただけましたら幸いです!
それでは続きまして、弊社で最近施工した業務をご紹介して行きます。
厚木市で銅管の部分補修を行いました。
厚木市の一戸建ての床下の配管から水漏れでした。
家の中の蛇口を全て閉めても水道メーターが少し回っているので見てほしいとのことでした。
床下が濡れていたので、確認すると銅管のエルボから水漏れでした。
漏れていた箇所は被覆されていなかったのでピンポイントで漏水箇所が分かりました。
被覆銅管で、被覆内の漏水の場合、水漏れのピンホールを見つけるのは極めて困難です。
銅管の上に被覆があり、被覆を全て剥ぐ必要がある為です。
また、壁の中や地面の中などでは被覆を剥ぐことも不可能です。
今回はたまたま床下で漏水箇所を発見することが出来ました。
【銅管の補修】
銅管の補修は、銅管溶接かワンタッチ式ソケットという2つの方法で行います。
今回はワンタッチ式ソケットのテクタッチを銅管に繋ぎ、テクタッチから架橋ポリ管への変換継手を用いて、架橋ポリに繋ぎました。
まず、漏れている箇所の両端を銅管カッターでまっすぐ切断します。
銅管ブラシで磨いてからテクタッチをしっかり奥まで挿します。
テクタッチは付ける部分がデコボコしていると、水が漏れる可能性があるので、銅管ブラシで銅管表面をよく磨く必要があります。
そうして、漏水箇所を架橋ポリ管で補修すればOKです。
また、銅管溶接という方法もあります。
ただし、これはガスバーナーで銅管を熱するので、周りに可燃物がないことを注意する必要があります。
漏れているピンホールの上に銀ロウを垂らして熱すると穴をを防ぐことが出来ます。
銅管溶接の場合は、銅管にバーナーを当てた時に炎色反応で緑色の炎が出るまでしっかり熱することが重要です。
熱する箇所の銅管内に水が入っていると温度が上がらず、銀ロウがくっつかないので注意します。
【確認】
銅管の補修が出来たら、水道メーター及び給湯器のバルブを開いて、配管内に通水します。
その時に水漏れが無かったらOKです。
神奈川水道コラム~雑談と世間話~
豆知識「被覆銅管(ひふくどうかん)」ってなに?
中が銅管、外が被覆(断熱材)
現在と違って、今まではお湯(給湯)の配管は銅管と相場は決まっていました。外部の配管の場合、銅管を配管してそのままにしません。給湯に銅管を利用するのは、熱伝導率が高く、給湯器内で早く水からお湯に変換できるからです。
しかし、銅管のまま配管してあると、熱伝導率が高いせいで、目的地まで到着する間に、熱が冷めてしまいます。そのため、「被覆」という、保温材自体を巻いて作ってある製品が販売されているのです。
被覆配管を使用しない場合は、銅管で配管した後保温材を巻いて仕上げます。
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豆知識「テクタッチ」ってなに?
テクタッチで補修する場合は銅管を銅管ブラシで磨いて表面を平滑にします。カチッと差し込むだけで簡単です。テクタッチの利点としては溶接のように火を使わないで済むことです。差し込む面が凸凹していると隙間から漏水する可能性があるので注意が必要です。
屋内であれば架橋ポリ管を使って施工している場合もあります。その場合は割れている箇所の両側を切断し、ポリ管用のソケットで新規の管を繋げれば完了です。ソケットは糊も使わず差し込むだけなので簡単です。架橋ポリ管は日光の紫外線で劣化するので屋外使用はNGです。
屋内配管の場合は配管むき出しでは無く、リフォームカバー(エアコン配管の白いカバー)を付ける時があります。リフォームカバーを付けると見た目が自然で、身体がぶつかってしまっても配管に直接衝撃はいきません。
テクタッチは、銅配管施工作業を改革します。
火気を使用せず差し込むだけで施工できる給水・給湯用銅管継手。
はんだ付けやかしめ方式など専用工具を用いた作業が省けるので大幅なコストダウンが可能です。
特長
- “カチッ”と当たるまで差し込むだけで接続できます。
- 施工時間が短縮できます。
- 工具不要なので狭い所でも施工できます。
- 施工時の角度調整が容易です。
- 火も電気も不要です。
- 接続銅管の種類は問いません。(ガス配管へは使用不可)(参考:ベストなパーツ)
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豆知識「銅管」ってなに?
「銅管」は
①伸び縮みが比較的小さい ⇒ 外気温に左右されない
②アルカリに侵されない ⇒ 銅管内に流れる液体との化学変化を起こさない
③耐食性に優れている ⇒ 錆を起こすことが少ない
④長さの変化も少ない ⇒ 熱による伸び縮みが少ない
パイプは薄くしているので軽量で取り扱いが容易ですが、管の保管、運搬に際しては凹みなどを付けないように注意する必要があります。
硬質銅管と軟質銅管があります。軟質銅管は4~5回の凍結では破損しないので、寒冷地の配管にも使用されています。被覆銅管は外傷防止と土壌腐食防止の効果があります。給湯配管として使用する場合にはpHが低く、遊離炭酸が多い水質では孔食が起こることがあります。
銅の特性の中でも、“熱が伝わりやすい”という強みを発揮しているのが「銅管」です。その代表例が、エアコンの冷媒管。内面に溝をつけた銅管(内面溝付管)が使用されています。これは1970年代後半に登場した銅管であり、溝をつけることによって管の内表面積を約1.5倍にして、熱を伝わりやすくしています。(参考:KMCT)
また、近年では地球環境に対する意識の高まりから、フロンに代わりCO2などの自然冷媒を使う熱交換器が誕生しています。その熱交換器に使用される銅管は高い圧力に耐えうる強度が必要とされますが、当社の開発した高強度銅管が広く使われています。
●神奈川水道(水道局指定工事店)~弊社について~
【弊社作業内容】
一戸建て・マンション・店舗においてキッチン(台所、厨房)、トイレ、浴室、洗面所、洗濯等の水道トラブルを熟練のスタッフが丁寧に修理しますので安心してお任せください。
配管の水漏れを修理をしたい、配管の引き直しをしたい、下水つまりの解消、下水管を修理したい等のご要望も、高い技術で信頼と実績がございます。
【その他の作業】
階下漏水や屋外の水栓柱・散水栓の水漏れ(土、コンクリート)、蛇口の修理・交換、トイレの修理・交換、洗面化粧台交換、製氷機の設置等にもスピーディーに対応します。
【お見積り】
ご相談・お見積りは無料で、お気軽にご相談下さい。
出来るだけご希望金額に沿えるように致します。
【営業時間】
年中無休で9~23時まで営業しておりますので、電話またはお問い合わせメールより、お気軽にご連絡ください。(場合によっては夜間対応も実施します)
現場をみて無料でお見積り致します。予定が空いていれば即日対応致します。
【資格】
給水装置工事主任技術者の資格を有しています。
水道局指定工事店です。
◆県営水道指定給水装置工事事業者(茅ヶ崎市)認定番号3021
・対応地域
神奈川県全域を対応致します。
【政令都市】横浜市、川崎市、相模原市
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日程の都合がつけば、静岡県東部や東京都内も対応しますのでお気軽にお問合せ下さい。
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