2020.10.02ブログ

【配管補修】給湯器の給水給湯配管を引き直しました(横浜市緑区)

こんにちは。神奈川水道です。

 

今回は、水道設備工事の中でも「屋内配管工事」に焦点を当ててお話させていただきたいと思います。

 

屋内配管工事とは

屋内配管工事とは給水管引込工事から先の部分、つまり住居の中で配管を作っていく工事となります。

家の中は水を使う場所が多くありますよね?

お風呂・トイレ・キッチン・洗濯機などさまざまなシーンで水が必要となります。

これらのものは一か所にまとまっているわけではなく、違う場所に散らばっていることがほとんどです。

ですから、ぞれぞれの場所に水道管を引かなくてはいけませんよね。

この工事のことを「屋内配管工事」と呼んでいます。

 

水道トラブルに遭った方の多くの方は「屋内配管」のトラブルではないでしょうか?

トイレの水が止まらない!キッチンの水が流れない!などのトラブルは基本的には屋内配管のトラブルとなります。

比較的小さなトラブルで収まる点は屋内配管の特徴とも言えます。

 

反対に配水管から給水管の間でのトラブルに関しては非常に大ごととなってしまう事も確かです。

これらの配管は道路や地面の下に埋設されている設備ですから、仮に老朽化などが原因で漏水しているとしたら地面を掘り起こさなければいけなくなりますからね。

ちなみに、屋内配管工事は新築であれば必ず必要となる工事ですが、リフォームやトラブルがあった際にも工事を行うことでメリットがあるのです。

 

築年数がたってきた家では、水道水からカビの匂いがするといったトラブルも多く報告されます。

この原因として考えられるのが屋内配管の劣化ですね。

内部が錆びてしまい、その錆が水道水といっっ所に流れ込んできてしまっているのです。

そんな時は、屋内配管工事をすることでまたきれいな水を使うことが出来るようになるはずです!

ですから、屋内配管工事はリフォームやトラブルが起こった際に最も必要とされる工事であると言えるでしょう。

 

また、屋内配管を新しいものに交換することで水圧の改善も期待できます。

シャワーやキッチンの水圧が弱いと感じてきたら、屋内配管の交換・点検を行ってみるのも良いかもしれませんね。

私たちの口や体に一番近い場所となる屋内配管。

この部分が不衛生であれば私たちの生活も快適なものではなくなるはずです。

定期的な点検と適切な交換工事を日ごろから意識してみてはいかがでしょうか?

 

今回は「屋内配管工事」についてお話させていただきました。

 

 




それでは、続きまして最近弊社で施工させていただきました事例をご紹介させていただきます。

屋外の給水給湯配管

横浜市緑区で給湯器の給水給湯配管を引き直しました。

 

横浜市緑区の一戸建てで、給湯器の被覆銅管から水漏れでした。

被覆銅管の場合、実際に穴が開いている箇所の上に被覆があり、水が伝ってしまうので、漏水箇所を特定するのは困難です。

漏水箇所を特定したとしても壁の中や床下では作業自体が困難な場合があります。

この場合、壁を壊して配管を補修して、また壁を直すより、既存の配管はそのままで、新しく給湯器から配管を引き直した方が配管も全て新しくなりますし、大がかりに壁や床下を壊す必要もありません。

蛇口の近くでハンマードリルで壁に穴をあけて、給水配管は耐衝撃性塩ビ管HIVP、給湯配管は耐熱性塩ビ管HTVPで行います。

配管は専用の糊で接着して繋げていきます。

繋げる時はソケット、曲げる時はエルボ、配管を2口にするときはチーズを使います。

塩ビ管は壁に這わせて、配管を保温材で被せて、保温材の上にキャンパステープを巻きます。

壁にはバンドで留めて固定します。

水と湯の配管、共に施工後、水道メーターを開けて通水し、漏水が無ければ完了です。

現場を見て対応方法をご提案致します。

 




神奈川水道コラム~雑談と世間話~

豆知識「被覆銅管(ひふくどうかん)」ってなに?




現在と違って、今まではお湯(給湯)の配管は銅管と相場は決まっていました。給湯に銅管を利用するのは、熱伝導率が高く、給湯器内で早く水からお湯に変換できるからです。外部の配管の場合、銅管を配管してそのままにしません。

 

銅管のまま配管してあると、熱伝導率が高いせいで、目的地まで到着する間に、逆に熱が冷めてしまいます。そのため、「被覆」という、保温材と同じような素材を巻いて作ってある製品が販売されているのです。

 

被覆配管を使用しない場合は、銅管で配管した後保温材を巻いて仕上げます。

被覆とは:低発泡ポリエチレンが素材の耐外圧性に優れています。(参考:KMCT

 

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【給湯配管の全引き直しお見積り項目】




・給湯器から各水栓までの配管工事

お湯は給湯器から各使用場所に配管されています。なので、全引き直しといっても給湯器から先、ということになります。既存で引いている配管はそのまま(埋め殺す)で新規の配管するか、既存配管を撤去して新規の配管を引きます。

この場合、既存配管を撤去する方が見積もりは高くなります。

 

・給水、給湯を使用している場所の外壁の穴開け工事

給湯配管は、給湯器付近からの水漏れの場合、基本的に給湯器の水漏れを直せば、そこからの配管はすでに繋がっているので完了です。ピンホールなどでの水漏れ箇所が不明な場合は、給湯器から露出排管で外壁を伝って配管されます。

また、新築の場合、壁の中を通して配管される配管ですが、引き直しの場合、ほとんどが外壁沿いに配管する”露出配管”となります。しっかりと保温をしてキャンバステープで化粧します。

 

・既存の水栓の配管の切り換え工事

既存の配管とつなげてある水栓(蛇口)の配管を、新規の物と取り替えます。これを切り換え工事と呼んでいます。

給湯はお湯が使用されている場所のみの水栓金具への工事が見込まれます。

現在、給水・給湯とも塩ビ管を使用して配管しています。従来使用していた鉄管・銅管よりも、塩ビ管にもかかわらず、熱に強い・耐久性があるなどの利点があるためです。

※その他、屋内排管では、架橋ポリという材料もあります。

 

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豆知識「なぜ既存配管を撤去しないで埋め殺すのか」




給水配管や給湯配管を「引き直す」場合、予算的に既存配管を撤去せず、土中や壁中・床下や天井裏に埋め殺すのか。

それは、既存の配管を撤去する工事が大掛かりになるからです。

配管の撤去一つとっても、新築の骨組みだった時に基礎の間や土台の隙間を縫って配管したパイプは、それと同等の壁や天井などの一部取り外しが必要になってくるからです。

そこまで行くと、むしろ家全体をリフォームした方が良いのではないかと思えなくもありません。それに比べて、壁内土中の配管をそのままにする方法をとると、住宅には水回りにアプローチする時に必要な、壁を貫通する穴を開ける程度で済みます。

住宅の規模や配管のルートの長さなど、他の要素も絡みますが、既存配管の撤去をする場合は、埋め殺す方法の2,3倍の金額が必要になります。(住宅の建築方式によっては10倍かかるかも)

配管の経年劣化は仕方なく、修理をしてもいづれは引き直しを必要とするタイミングが来ます。

住宅のリフォームと同じように、水道配管のメンテナンス用に少しずつ、積み立てをしておくと安心ですね。

 

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豆知識「保温材とキャンバステープ」ってなに?


 保温材はパイプに巻きやすいようにドーナツ型です

・保温材とは、屋外に給水管を配管する場合、凍結や直射日光による配管の劣化などを防ぐ為に施される、被覆です。電化製品を買うと衝撃を防ぐ為に周りに置かれていたり、巻かれていたり、包まれていたりするアノ発泡スチロールに似た素材で出来ています。

・キャンバステープとは、保温材に巻く、包帯のような形をしているテープ(粘着性はある・なしがある)です。キャンバステープを巻くことで、保温材の劣化を遅らせることも出来ますし、化粧を施すことにもなるので、見た目が良くなります。

最近は、「ワンタッチ・ポリエチレンフォーム」という保温材とキャンバステープが一体となっているような、その名の通り”ワンタッチ”で被覆が出来る素材も出来ていますが、曲がりなど細かい部分には向いていないので、TPOで使い分けています。

 

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豆知識「保温材へのキャンバステープの巻き方」って?


保温材は、基本的に「発泡ポリエチレン(発泡スチロールと似ている)」で出来ている、パイプのサイズに合った丸い筒状のものを使用しています。

まず、保温材を屋外配管(継ぎ手を含む)に巻き、そこへ、テーピングテープのような形に巻いてあるキャンバステープを巻きます。

巻き方は、半分ずつ重ねるように、斜めにグルグルと巻くだけです。

継ぎ手の部分は、保温材が出ないように気を付けて、念入りに巻きます。

気を付けたいのが、上から水が流れてきた時、継ぎ目から水が入らないように、下から上へ巻くことと、継ぎ手などの細かい部分は、下部から上部へ重ねていくことです。ここが肝心です。

キャンバステープについてはコチラもご参考に。「ベストなパーツHP

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わりと、ご自分で保温材のキャンバステープを巻き直そうとする方がいらっしゃるという事で、専門業者の技が無くても上手く巻く方法を記します。

自分でまきますか?

給湯器やエアコンの屋外配管には、保温と結露防止を目的として発泡ポリエチレン製の保温チューブや発泡スチロール製のスチロールカバーなどの保温材が被覆されています。

これらの保温材を配管に固定するために用いる保温材用テープは紫外線による劣化が著しく、定期的にテープの巻き直し需要があります。

最近では、期待寿命が7年以上もある保温材テープも登場していますが、意匠性を考慮すれば「キャンバステープ」からお選びいただくのがオススメです。

キャンバステープも用途によって使い分けますが、主に住宅で経年劣化によるまき直しが必要な個所は限られているので、給湯器周りなどについて説明します。

・専門業者は”非粘着型”を使用しますが、ホームセンターでは「粘着型」をお選びください。

粘着性がない「キャンバステープ」は、巻回作業中に誤って指から滑り落ちるとばらけて遠くまで転がってしまい取りに行かなければなりません。

脚立を使うような高所作業の場合、それは大きいロスタイムになります。

テープ表面に特殊加工を施し、万が一落としたりした場合でもバラけないのが「新非粘着テープ」です。こちらも使い勝手が良いので、選択肢に入れて下さい。

そして、何よりも”急がず丁寧に”巻くことが、継ぎに巻き直すまでの時間を伸ばしてくれますので、落ち着いてゆっくり巻き直してみて下さい。

 




●神奈川水道(水道局指定工事店)~弊社について~

 

【弊社作業内容】
一戸建て・マンション・店舗においてキッチン(台所、厨房)、トイレ、浴室、洗面所、洗濯等の水道トラブルを熟練のスタッフが丁寧に修理しますので安心してお任せください。
配管の水漏れを修理をしたい、配管の引き直しをしたい、下水つまりの解消、下水管を修理したい等のご要望も、高い技術で信頼と実績がございます。

【その他の作業】
階下漏水や屋外の水栓柱・散水栓の水漏れ(土、コンクリート)、蛇口の修理・交換、トイレの修理・交換、洗面化粧台交換、製氷機の設置等にもスピーディーに対応します。

【お見積り】
ご相談・お見積りは無料で、お気軽にご相談下さい。
出来るだけご希望金額に沿えるように致します。

【営業時間】
年中無休で9~23時まで営業しておりますので、電話またはお問い合わせメールより、お気軽にご連絡ください。(場合によっては夜間対応も実施します)
現場をみて無料でお見積り致します。予定が空いていれば即日対応致します。

【資格】
給水装置工事主任技術者の資格を有しています。

水道局指定工事店です。

◆県営水道指定給水装置工事事業者(茅ヶ崎市)認定番号3021

・対応地域
神奈川県全域を対応致します。

【政令都市】横浜市、川崎市、相模原市

【横須賀三浦地域】横須賀市、鎌倉市、逗子市、三浦市、葉山町

【県央地域】厚木市、大和市、海老名市、座間市、綾瀬市、愛川町、清川村

【湘南地域】平塚市、藤沢市、茅ヶ崎市、秦野市、伊勢原市、寒川町、大磯町、二宮町

【県西地域】小田原市、南足柄市、中井町、大井町、松田町、山北町、開成町、箱根町、真鶴町、湯河原町

日程の都合がつけば、静岡県東部や東京都内も対応しますのでお気軽にお問合せ下さい。

現場を見て最適な方法をご提案いたします。

水道トラブルでお困りの際は神奈川水道へお問合せ下さい。

 

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