2020.09.20トイレトラブル

箱根町で洋式トイレの水漏れを直しました

こんにちは。神奈川水道です。

 

前回の記事でもご紹介させて頂いた、「下水処理の仕組み」の続きをお話させていただきます。

私たち出す生活排水や汚水は分流式と合流式の2つの方法によって下水処理場や河川・海に放流されるとお話させていただきました。

 

今回は「ポンプ場」について触れさせていただきたいと思います。

通常下水管は水が高いところから低いところに流れる性質を有効に利用し、こう配を付けて設置されています。

このこう配により私たちの家庭から下水処理場までス^む^図に流れていくように設計されているのです。

ですが、大雨により水量が増している状態ではこう配が付いていたとしてもスムーズに流れていくことはおろか、最悪の場合は逆流したり溢れてしまう事もあるのです。

そんな事態にならないように下水道には「ポンプ場」が設置されているのです。

ポンプの役割は水をくみ上げたり、勢いをつけて水を流してくれますよね?

その働きを利用して、大きく分けて2つの場所に設置されていることが多いです。

 

  • こう配が取れない場所


ポンプ場が設置されている1つ目の場所は「こう配が取れない場所」ですね。(取りづらい場所)

雨水のようにサラサラの水であれば、ある程度スムースの流れていくことはできます。

しかし、汚水には様々なものが含まれていますよね?

雨水のように水だけではありませんから、こう配を取らなければ下水管が詰まってしまうことが考えられます。

それじゃあどんどんこう配を付けていって深いところに下水管を設置すればいいんじゃない?と考える方もいることでしょう。

たしかにそれが出来ればポンプ場はそれほど必要とはされません。

ですが、地中深くに配管を設置する作業はコストもかかりますし危険な作業となります。

そこで深くなってしまった配管からポンプを使いもう一度地表近くまで水をくみ上げて再度こう配を付けなおすことでまたスムーズな流れを取り戻そうという事ですね。

こうすれば、また配管が深くならずにこう配を利用することが出来るのです。

 

  • 川で遮られているところ


川にかかっている橋に配管が付いているものを見たことはありませんか?

それはおそらく水道管です。(下水管)

配管の進路に川などの障害物があった際には、川の手前で一度下水管内部の水をポンプアップし、川を越えたところでまた新しい配管に流し込んでいるのです。

こうして障害物を超えるために「ポンプ場」が必要となっているんですね。




それでは、続きまして最近弊社で施工させていただきました事例をご紹介させていただきます。

洋式トイレ

箱根町で洋式トイレの水漏れを直しました。

 

箱根町の一戸建てで、トイレの便器から水漏れでした。

チョロチョロと水が流れて止まらない状況でした。

よって、トイレタンクの蓋を開けて、タンク内の部品であるボールタップとゴムフロートを交換しました。

結果、水漏れは止まりましたので作業完了です。

 

【ボールタップ】

ボールタップは浮き球が付いている部品です。

浮き球が下を向いていると給水がスタートし、タンク内の水位が上がると、浮き球に水が当たり、浮き球が上向きになります。

浮き球が上向きになると給水がストップします。

ボールタップが経年劣化すると、この給水のスタート、ストップが上手くいかなくなりますので、その場合は交換します。

 

【ゴムフロート】

トイレタンクの底にある部品です。

黒いゴムであり、レバーを回すとゴムが上に上がって、タンク内の水が流れる仕組みになっています。

経年劣化を起こすと、ゴムが少し溶けて、タンクとの間に隙間が出来てしまいます。

そうすると、ゴムが下になっても隙間から水漏れしてしまいます。

手で触ってみた時に手が黒くなるようだと交換時期になります。

現場を見て対応方法をご提案致します。

 

 




神奈川水道コラム~雑談と世間話~

豆知識「トイレの水漏れ」ってどこから?




ある時、トイレが水漏れしていると思っても、どこから何が原因で水漏れしているか分からないものです。

そこで、水道屋に連絡する前に確認して頂きたいことが、いくつかありますのでご紹介します。

 

・便器の中の水が常に流れている場合

・タンクと便器の間からの水漏れの場合

・便器と床の間からの水漏れの場合

・タンクの給水部分からの水漏れの場合

・止水栓からの水漏れの場合

この中から該当するものが合った場合、水道屋に連絡の際、その症状を伝えて下さると、いくつか原因が想定し前準備も出来るので、大変助かります。

 

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豆知識「トイレタンクの仕組み」って?


・ボールタップ

ボールタップ

タンク内の水がいっぱいになっている状態を”通常”とすると、通常、ボールタップは水に浮いてます。

 

ボールタップはタンク内の上部にある部品で、タンク内の水位が下がるとそれに伴いボールタップも下へ向きます。浮き球が下向きに向いている状態で、給水口と連携して作動し、水が入っていきます。

 

水位が上がって浮き球に水があたると、浮き球が上がっていき、一定レベルになると浮き球が止まり、水が入ることも止まります。

 

浮き球は水位を一定に保つ役割を担っています。

 

経年劣化により、この浮き球の上下がうまくいかず、水が止まらなくなったり、水が出なくなったりする現象が起きることがあります。

 

また、ボールタップを交換する時に種類が変わると、タンク横と止水栓の距離が変わるので、繋いでる給水管の長さが合わないと水漏れする可能性があります。

 

・オーバーフロー管



ボールタップが故障した場合、タンクの外へ水があふれるのを防ぐため、この管から便器へ水を逃がします。

 

・フロートバルブ(フロートゴムを使用した栓)

フロートゴム

トイレで用事を済ませて(排泄後)トイレの水を流す時に、”大・小”などと書かれているレバーをクルっと回すと水が流れてくるのはご存じかと思います。

 

これは、トイレの貯水タンクの中にある、フロートバルブに着いているフロートゴムという名前のゴムで出来ている、黒い丸い栓のお陰なのです。

 

トイレのタンクの底にはレバーを回した時、水が流れ出す穴が開いています。この穴から出た水で、大小様々なものが便器の中に吸い込まれていくのです。(流されていくのです)

 

トイレタンクの中に溜まっている水は、レバーを回すと、レバーに繋がっている鎖に連動してフロートゴムが引っ張られます。そうすると、レバーの先に付いている金具によって引っ張られたフロートゴムも引っ張られ、穴とフロートゴムの間に隙間が開きます。そして、タンク内に溜まっていた水が流れるのです。

 

経年劣化でこのゴムが減って、隙間から水漏れするようになります。

 

交換時期の目安として、フロートゴムを手で触り、手が黒くなるようだと劣化しているので、手で持ってみて交換時期か確認します。

 

最近では、フロートバルブがプラスチック製になっているものもあります。

 

・サイフォン管



トイレタンクに給水された水がオーバーフローするのを防止するための部品で、余分な水を流す管のことを指しています。オーバーフロー管は、サイフォン管または、あふれ管とも呼んでいます。

 

トイレタンク以外にも、洗面台や貯水槽タンク内に設置されています。一般的な家庭用水洗トイレには、ロータンクが装備されいますが、そのタンク内部には、常時水が溜められています。

 

トイレの水を流す際、オーバーフロー管と一体となっている「フロートバルブ」内の「フロートゴム」が持ち上げられ、便器内に水を流す仕組みが作動します。

 

その水をタンク内に一定量(標準水位)溜めておくための部品が「オーバーフロー管」なのです。

 

交換時にトイレのタンクを取り外す必要が有ります。

 

・止水栓



止水栓(しすいせん)は、水道メーターの元栓以降にある個別の蛇口などの間にある栓で、水の量を調節したり、一部の水栓の水だけを止めて蛇口の交換をする役目を持っています。

 

取り扱いに慣れていらっしゃる方(ここでの説明を必要とされていない方)は、ご自分の判断で止水栓を閉めたり開けたりしても問題ありませんが、何も知らず、「蛇口が付いているから回してみよう」などと触るのは止めた方が良いです。

 

水漏れが起きて、必要に駆られても、止水栓ではなく、水道メーターを閉めた方が安全です。

 

止水栓は、細い配管かフレキホースに付いている事が殆どで、使用期間が長いほど、劣化や腐食(見えない場所)でもろく、折れやすくなっているかもしれないからです。

 

少しの水漏れでも、早めに水道屋にご相談ください。

(引用:TOTO

 




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【弊社作業内容】
一戸建て・マンション・店舗においてキッチン(台所、厨房)、トイレ、浴室、洗面所、洗濯等の水道トラブルを熟練のスタッフが丁寧に修理しますので安心してお任せください。
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階下漏水や屋外の水栓柱・散水栓の水漏れ(土、コンクリート)、蛇口の修理・交換、トイレの修理・交換、洗面化粧台交換、製氷機の設置等にもスピーディーに対応します。

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給水装置工事主任技術者の資格を有しています。

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