前回の記事でもご紹介させて頂いた、「下水処理の仕組み」の続きをお話させていただきます。
私たち出す生活排水や汚水は分流式と合流式の2つの方法によって下水処理場や河川・海に放流されるとお話させていただきました。
今回は「ポンプ場」について触れさせていただきたいと思います。
通常下水管は水が高いところから低いところに流れる性質を有効に利用し、こう配を付けて設置されています。
このこう配により私たちの家庭から下水処理場までス^む^図に流れていくように設計されているのです。
ですが、大雨により水量が増している状態ではこう配が付いていたとしてもスムーズに流れていくことはおろか、最悪の場合は逆流したり溢れてしまう事もあるのです。
そんな事態にならないように下水道には「ポンプ場」が設置されているのです。
ポンプの役割は水をくみ上げたり、勢いをつけて水を流してくれますよね?
その働きを利用して、大きく分けて2つの場所に設置されていることが多いです。
- こう配が取れない場所
ポンプ場が設置されている1つ目の場所は「こう配が取れない場所」ですね。(取りづらい場所)
雨水のようにサラサラの水であれば、ある程度スムースの流れていくことはできます。
しかし、汚水には様々なものが含まれていますよね?
雨水のように水だけではありませんから、こう配を取らなければ下水管が詰まってしまうことが考えられます。
それじゃあどんどんこう配を付けていって深いところに下水管を設置すればいいんじゃない?と考える方もいることでしょう。
たしかにそれが出来ればポンプ場はそれほど必要とはされません。
ですが、地中深くに配管を設置する作業はコストもかかりますし危険な作業となります。
そこで深くなってしまった配管からポンプを使いもう一度地表近くまで水をくみ上げて再度こう配を付けなおすことでまたスムーズな流れを取り戻そうという事ですね。
こうすれば、また配管が深くならずにこう配を利用することが出来るのです。
- 川で遮られているところ
川にかかっている橋に配管が付いているものを見たことはありませんか?
それはおそらく水道管です。(下水管)
配管の進路に川などの障害物があった際には、川の手前で一度下水管内部の水をポンプアップし、川を越えたところでまた新しい配管に流し込んでいるのです。
こうして障害物を超えるために「ポンプ場」が必要となっているんですね。
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それでは、続きまして最近弊社で施工させていただきました事例をご紹介させていただきます。

箱根町で洋式トイレの水漏れを直しました。
箱根町の一戸建てで、トイレの便器から水漏れでした。
チョロチョロと水が流れて止まらない状況でした。
よって、トイレタンクの蓋を開けて、タンク内の部品であるボールタップとゴムフロートを交換しました。
結果、水漏れは止まりましたので作業完了です。
【ボールタップ】
ボールタップは浮き球が付いている部品です。
浮き球が下を向いていると給水がスタートし、タンク内の水位が上がると、浮き球に水が当たり、浮き球が上向きになります。
浮き球が上向きになると給水がストップします。
ボールタップが経年劣化すると、この給水のスタート、ストップが上手くいかなくなりますので、その場合は交換します。
【ゴムフロート】
トイレタンクの底にある部品です。
黒いゴムであり、レバーを回すとゴムが上に上がって、タンク内の水が流れる仕組みになっています。
経年劣化を起こすと、ゴムが少し溶けて、タンクとの間に隙間が出来てしまいます。
そうすると、ゴムが下になっても隙間から水漏れしてしまいます。
手で触ってみた時に手が黒くなるようだと交換時期になります。
現場を見て対応方法をご提案致します。
神奈川水道コラム~雑談と世間話~
豆知識「トイレの水漏れ」ってどこから?
ある時、トイレが水漏れしていると思っても、どこから何が原因で水漏れしているか分からないものです。
そこで、水道屋に連絡する前に確認して頂きたいことが、いくつかありますのでご紹介します。
・便器の中の水が常に流れている場合
・タンクと便器の間からの水漏れの場合
・便器と床の間からの水漏れの場合
・タンクの給水部分からの水漏れの場合
・止水栓からの水漏れの場合
この中から該当するものが合った場合、水道屋に連絡の際、その症状を伝えて下さると、いくつか原因が想定し前準備も出来るので、大変助かります。
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豆知識「トイレタンクの仕組み」って?
・ボールタップ

水位を調整する浮き球が付いていて、浮き球が下を向いていると給水が開始され、水位が上がって水に浮き球が当たると浮き球が上に向きます。
浮き球が上を向くと給水が止まります。
・オーバーフロー管

ボールタップが故障した場合、タンクの外へ水があふれるのを防ぐため、この管から便器へ水を逃がします。
・フロートバルブ(フロートゴムを使用した栓)

フロートバルブの開閉により、タンク内の水を便器へ流したり、止めたりします。
このフロートバルブには、レバーハンドルと連動する鎖がついています。
※フロートバルブに使用されているのが、フロートゴムと言う、黒いゴムで出来ている、排水口の蓋の役割を果たしている部品です。ゴムですので、経年劣化によりゴムが溶けてきて、変形することで、タンク内の水が漏れだすことがあります。フロートゴムを手で触って、手が黒くなったら、フロートゴムの替え時です。
最近では、フロートバルブがプラスチック製になっているものもあります。
・サイフォン管

フロートゴムと組み合わせる部品で、トイレのタンク内の水量を保つため、設置されています。
サイフォン管はプラスチックで出来ており、根本から折れてしまった場合、タンクに溜まらず水が流れるので、その場合はサイフォン管を交換する必要が有ります。
交換時にトイレのタンクを取り外す必要が有ります。
・止水栓

修理前に水を止めたり、水の勢いを調節する役割を果たします。
(引用:TOTO)
●神奈川水道(水道局指定工事店)~弊社について~
【弊社作業内容】
一戸建て・マンション・店舗においてキッチン(台所、厨房)、トイレ、浴室、洗面所、洗濯等の水道トラブルを熟練のスタッフが丁寧に修理しますので安心してお任せください。
配管の水漏れを修理をしたい、配管の引き直しをしたい、下水つまりの解消、下水管を修理したい等のご要望も、高い技術で信頼と実績がございます。
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