今回は、「下水処理の仕組み」についてお話させていただきたいと思います。
私たちが普段の生活を送るうえで必ず生まれる「生活排水や汚水」はどのように処理されているのでしょうか?
また、工場などで使われた工場排水もその後の処理は環境問題の観点から見ても気になるポイントです。
それでは、これらの排水がどのようにして処理されているのかを詳しく見ていきましょう!
下水管の役割
まず、以前の記事でもご紹介させていただきましたが家庭から出る生活排水や汚水は全て下水管に流れていきます。
家などの建物を建てる際には必ず下水管工事をするはずですよね。
下水管は私たちが普段見ることのできない地中に埋設されており、町中のいたるところに設置されているのです。
木に例えるとわかりやすく、下水道の本管が木の幹で枝が各建物に通じている下水管になりますね。
下水管は地表に降った雨水なども、側溝から流れ込みますからそれらも一緒に下水処理場へと運んでくれる役割を持っているのです。(雨水と汚水が一緒に運ばれる方式を合流式・雨水と汚水が別々の管で運ばれる方式を分流式と呼んでいます)
分流式の特徴としては、道路に雨水用の配管と汚水用の配管の「2本」の管路を用意し汚水は下水処理場へ。雨水は直接河川や海へと放流されることになっているため河川の水質に配慮されていることがポイントです。
合流式に比べると配管埋設のコストや点検などのコストはかかることが予想されますが、衛生面や処理能力を考えればこちらの分離式の方が時代のニーズにマッチしている気はします。
一方で、合流式は配管が1つにまとめられるため設置コストは比較的低いと考えられ広く下水管の整備をすることが出来るでしょう。
しかし、本来ならば処理しなくても良い雨水の分の水量も含んで下水処理場に運ばれていきますから、処理能力次第では負担がかかってしまうことも懸念されます。
大雨などの非常事態の場合は雨水とともに処理していない汚水も河川に放流されてしまう可能性もありますので、そこは合流式の欠点と言えそうですね。
このように、下水道と一言で言っても2つの方式により異なる特徴を持っていることをご理解いただけましたでしょうか?
理想としては、大雨時に処理が間に合わず汚水が河川や海に放流されることのない分離式が普及されることを願います。
環境問題にも力を入れている日本ですから、これからさらに下水道整備が進んでいけば未来の世代も快適な生活を送れますね!
それでは、続きまして最近弊社で施工させていただきました事例をご紹介させていただきます。
三浦市で厨房の排水管を補修しました。
三浦市の店舗で、厨房の排水から水漏れでした。
排水はフレキ管で出て、塩ビパイプに挿さっていました。
フレキ管で割れていた箇所から水漏れしていました。
よって、フレキ管を作り直して、塩ビ管に挿し直しました。
隙間はエアコンパテで埋めて水漏れしないようにしました。
補修後に、実際に水を流してみて水漏れが無いことを確認して作業完了です。
現場を見て対応方法をご提案致します。
【フレキ管の作成】
フレキ管は手で曲げられる管で、ジャバラの管です。
10mの巻きフレキを任意の長さでフレキカッターで切断し、ツバ出し機でフレキ管にツバを作って、フレキナットをフレキ管の両端に付けます。
そしてフレキナットにパッキンを入れて取り付ける箇所のオスネジにフレキナットを入れて、フレキナットを時計回りに回して接続します。
神奈川水道コラム~雑談と世間話~
【排水管の洗浄でにおいを撃退!家庭で出来る対策とは】
浴室や洗面所、キッチンの水回りから何か臭うような気がする…そんな経験はありませんか?原因がわからず困っている人も多いでしょう。なぜ排水管がにおいの原因となりやすいのか、その理由とにおいの解決方法をご紹介します。
一般的な住宅には、水を使う場所には排水管にトラップが備わっています。主に、キッチンや浴室、洗面所や洗濯機の設置場所、トイレなどの水回りです。
同じトラップと言ってもそれぞれ目的に合わせて配置されており、排水管には主に3つの機能があります。
お風呂などで使った汚水を家の中で漏らすことなく外へと出す排水機能がその一つです。
また、使った水にはゴミや髪の毛などが含まれています。そういった異物を除去するフィルタリング機能が備わっています。
3つ目は異臭防止機能です。排水に含まれる汚れが放つ嫌な臭いをシャットアウトし、排水口から漏れないようにしてくれます。
排水口からのにおいは、排水トラップやゴミ受け、排水管の中にぬめりや汚れがこびりついていることが原因の場合が多いです。
洗濯機や浴室・洗面所の排水口では髪の毛や糸くず、石鹸カスや皮脂などが汚れの元となり異臭を放ってしまいます。
キッチンの排水口では、調理や食器洗いの際に付着した食べカスや油汚れがにおいの原因となることが多いでしょう。
浴室では浴槽や壁、床などの掃除をしていないと、皮脂汚れや石鹸カスがこびりついたままになってしまいます。さらに換気をしていないと湿気が溜まっているため、カビや雑菌が繁殖して悪臭を放つ場合があります。
洗濯機付近のにおいの場合、洗濯槽内にカビが発生している可能性もあります。
排水が流れる排水管は、定期的なメンテナンスが欠かせません。
パイプクリーナーなどを活用して、快適な生活を手に入れましょう。
(引用:MISAWA)
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豆知識「フレキ管(給排水)」ってなに?
正式には「フレキシブル管」と言います。柔軟性があり、自在に方向を変えられるので、そのような名前が付いています。
柔軟性があるホースやパイプなど、様々な用途で様々な製品があります。
フレキ管の端にはナットが付いています。基本的に、フレキ管はパッキンで水漏れを防ぐので、ナットを接続するネジに、シールテープは巻きません。また、糊などもつけません。
基本的にステンレスで出来ていますので、細かい曲がりを付けることは困難ですが、大きく90度ほどに曲げることは可能です。
ただ、金属製ですので、何度も曲げたり伸ばしたりを繰り返すと切れますので、取り扱いに注意が必要です。
水漏れの現場に行って、パッキン交換だけで水漏れが直った事例もありますので、水道屋にお気軽にご相談ください。
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豆知識「排水の勾配」について
排水は、室内から家の外へ、敷地内から道路に設置されている下水管へ流れていきます。床下の場合は床バンドという高さを調整するバンドを用いて勾配調整を行います。
排水に使用する場合は、足を引っかけたりするだけで簡単に変形するフレキの勾配を、しっかり管理することが重要となってきます。
皆さんご存じのように、水は高いところから低いところへと流れていきます。勾配をしっかり付けないと水がうまく流れず詰まってしまいます。
排水管も、同様の原理を利用して、家の中の配管は道路の下水管より高い位置に設置してあります。そして、一定の基準に基づいた勾配(傾斜)で配管を道路の下水管までつなげているのです。
基準は『東京都排水設備要綱』(令和4年3月改訂)によって定められています。
今回の場合「1/100」です。簡単に言うと、100mの距離で高低差を1m付けなければならない。という事です。
●神奈川水道(水道局指定工事店)~弊社について~
【弊社作業内容】
一戸建て・マンション・店舗においてキッチン(台所、厨房)、トイレ、浴室、洗面所、洗濯等の水道トラブルを熟練のスタッフが丁寧に修理しますので安心してお任せください。
配管の水漏れを修理をしたい、配管の引き直しをしたい、下水つまりの解消、下水管を修理したい等のご要望も、高い技術で信頼と実績がございます。
【その他の作業】
階下漏水や屋外の水栓柱・散水栓の水漏れ(土、コンクリート)、蛇口の修理・交換、トイレの修理・交換、洗面化粧台交換、製氷機の設置等にもスピーディーに対応します。
【お見積り】
ご相談・お見積りは無料で、お気軽にご相談下さい。
出来るだけご希望金額に沿えるように致します。
【営業時間】
年中無休で9~23時まで営業しておりますので、電話またはお問い合わせメールより、お気軽にご連絡ください。(場合によっては夜間対応も実施します)
現場をみて無料でお見積り致します。予定が空いていれば即日対応致します。
【資格】
給水装置工事主任技術者の資格を有しています。
水道局指定工事店です。
◆県営水道指定給水装置工事事業者(茅ヶ崎市)認定番号3021
・対応地域
神奈川県全域を対応致します。
【政令都市】横浜市、川崎市、相模原市
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