2020.09.18トイレトラブル

【トイレトラブル】隅付きタンクの水漏れを修理しました(横浜市旭区)

こんにちは。神奈川水道です。

 

皆さんが普段の生活で何気なく使っている水は、どのようにして届けられているのか知っていますか?

川の水がそのまま各家庭に給水されているわけがありませんよね。

そこで今回は、私たちにきれいな水が届く過程についてご紹介させていただきたいと思います。

何回かに分けてご説明させていただきますが、この記事では「取水施設」について触れて行こうと思います。

 

取水施設とは?

こちらの施設・設備は名前の通り私たちが使うきれいな水の元となる水を「汲み取る」施設のことを指しています。

きれいな水の元となる水は、「地下水」や河川・湖・貯水池などの「地表水」などの水源から汲み取られており、最も身近なものと言えば「井戸」と言えるでしょう。

地表水を取水する為の設備としては、水源に対して「取水堰」「取水門」「取水塔」「取水枠」などを利用して作業しているのです。

取水堰は主に河川から取水する際に使われる設備であり、働きとしては河川の水位を調製し安定させるものとして知られています。

河川は大雨・干ばつなどにより水位が日々変動して変動していますよね?

ですから、取水対象となる河川の水位が安定しなければ取水量も不安定になってしまい、私たちが使うための水も安定して供給できなくなってしまうのです。

そのような事がないように、安定した取水量確保の為の重要な役割を持っているのが「取水堰」なんですね。

 

また、「取水塔」に関しては湖から取水を行なう場合に使われる設備です。

河川とは違い、湖は「流れ」の少ない取水対象となりますよね。

ですから、湖底には濁水が溜まっていることも十分考えられますし、水面上にはゴミなどが浮かんでいることも考えられます。

これらの障害を回避するために、取水塔は状況に応じて任意の水深から取水できるような構造になっているのです。

堰やダムに付随して稼動することも多いようですね。

 

このように、どの取水施設の建設にはその取水対象の特性や考えられる事象に対応することが出来る構造のものを使い、安定した取水をし続けなくてはいけないのです。

私たちが快適に水を使うことができる為の最初の水道施設となる「取水施設」に関しても今まで以上に関心を持っていただければ幸いです。

今回は「取水施設」についてお話させていただきました。

興味のある方は、他の取水施設についてもお調べになってみてはいかがでしょうか?




それでは、続きまして最近弊社で施工させていただきました事例をご紹介させていただきます。

トイレ

横浜市旭区で隅付きタンクの水漏れを修理しました。

 

横浜市旭区の一戸建てで、隅付きタンクの手洗い管の水がいつまでも流れるという状態でした。

隅付きタンクの蓋を開けると、40年も経っていたので、タンク内の防露層が膨らんでしまっていて、ボールタップの浮き球に当たって、浮き球の動きが制限されてしまっていました。

今のボールタップV56-5X-13の浮き球は小さくて、防露層には当たらないので、ボールタップを交換することとしました。

また、ボールタップを変えると、ボールタップに付いている給水管の長さが変わるので、給水管を撤去し、新たにフレキ管を取り付けて、長さを調整致しました。

そして、水を流して動きを確認したところ、ピタッと給水が止まったのでOKです。

予算的にタンクを交換する事は出来ませんでしたが、部品交換で対応可能な場合は、無理に交換をお勧めしません。

 

【ボールタップと給水管の交換】

ボールタップはタンクの横にナットで留められているので、モンキーレンチでナットを回して撤去します。

そして、新しいボールタップV56-5X-13を取り付けます。

また、フレキ管は10mの巻きフレキをフレキカッターで任意の長さで切って、ツバ出し機でツバを出してフレキナットを両端に取り付けて、トイレの止水栓とボールタップに接続します。

通水したときに水漏れが無ければOKです。

現場を見て対応方法をご提案致します。

 




神奈川水道コラム~雑談と世間話~

『トイレタンク内の修理』




フロートゴムの交換。

フロートゴムは既存品がサイフォン管(オーバーフロー管)の下部に引っかかっているので手で取り外します。

新品をサイフォン管(オーバーフロー管)に引っ掛けます。鎖をレバーハンドルに引っ掛けます。

その際にレバーを回してフロートゴムの上がり方を確認しながら鎖の長さを微調整します。

フロートゴムが閉じている状態で少したわんでいる状態が通常です。

 

ボールタップの交換。

ボールタップはナットでタンクに付いているので、ナットを反時計回りに回して外します。

取り付ける時は浮き球がタンクに当たらないように真っすぐにしてナットを時計回りに回して取り付けます。

浮き球がタンクの壁に当たり、上がりきらない状態になると水が出続けて止まらない現象が出てしまいます。

 

フレキ管の交換。

ボールタップを付ける時に品番が違うとタンクと止水栓までの距離が変わって、元々のステンレス管が合わなくなる時が多々あります。

その場合、フレキ管といって手で形を変えられる管を使って距離を合わせます。

ホームセンター等でも購入できますが、水道屋はフレキカッターとツバ出し機を使ってフレキ管をその場で作ります。

作成後、ボールタップと止水栓へ六角ナット(ゴムパッキン入り)で時計回りに締めて繋げます。

 

レバーハンドルの交換。

レバーハンドルの動きがスムーズでない時はここも交換します。

タンクの内側からナットで締めているので、緩めて外します。

新品を取り付けたらゴムフロートの鎖を入れます。鎖の位置を微調整して完了です。

 

**********

豆知識「トイレタンクの防露層」ってなに?


トイレタンク

通常、タンクは結露ができないように作られています。タンクには、給水口から入ってきた冷たい水がタンクに満たされたとき、タンクの表面に結露ができないよう、内側に防露層が設けられています。

 

この防露層、ウレタン素材(発泡スチロール製もある)を糊などで張り付けています。少しの温度差を繰り返すことで、膨張縮小を繰り返し、数年後には防露層は歪んで役目を果たさなくなります。

 

そのため、トイレのタンクに故障があった時などに業者に見て貰って、交換の必要があるか調べるのも一つです。

 

最近はトイレのタンクにプラスチック製のインナータンクを設置して製造されているものもあるので、こちらに交換するのも良いかもしれません。

 

***********

豆知識「インナータンク」ってなに?


 タンクの中に入っているのがインナータンクです。

以前は、トイレのタンクに直接水を入れてタンクとして使っていましたが、冬場になると温度差によって、タンクに結露が起こってしまい、その雫が垂れて、トイレの床や壁にカビが生えてしまうトラブルが続出してしまいました。

 

そのため、最近では、トイレの陶器のタンクの内側に、プラスチックで出来た「インナータンク」を設置して、タンクの外側に結露が起こらないようにしています。

 

しかし、二重構造になってしまったので、修理などするスペースが狭くなったのと、水漏れの原因個所の特定に時間が掛かるようになりました。(参考:レスキューラボ

 

***********

豆知識「タンクレストイレ」ってなに?


 TOTOネオレスト

通常”トイレ”と聞くと思い浮かべる、便器とタンクが別になっているものを「組み合わせトイレ」と言います。

 

それに対してタンクレストイレは言葉通りタンクがありません。「組み合わせトイレ」と「タンクレストイレ」違いとして、最もわかり易いのはその見た目です。

 

「組み合わせトイレ」に対し、「タンクレストイレ」はタンク部分が無い為、空間が非常にスッキリとした印象を与えてくれます。

 

タンクレストイレとは、従来のような貯水タンクを設置せずに水流と水圧をコントロールすることによって排水できるように開発されたお手洗いです。初めて日本で販売されたのはTOTOのネオレストで1993年に発売されました。ローシルエットですっきりとした見た目が特徴です。

 

*従来のタンク付トイレはトイレ内の給水管からタンクへ水を溜めて、レバーを捻って流すという方式ですが、タンクレスはタンクがないので水道と直結して水を流す構造になっています。水がタンクに溜まるのを待つ必要がなく、連続して流すことができます。

 

1993年にTOTOが日本で初めて「タンクレストイレ」を発表してから、次々といろいろなメーカーが発表し、今ではトイレの見映えがよくなる・省スペースを有効活用出来る・最新の機能を試せるなどの理由から、じわじわと人気が出てきています。気になる方はショールームへ。

 

タンクが無くても汚物をしっかり流せる仕組み

・給水管からの直接の水圧

・これを便器内で渦を巻くように横に流す

・排水管内のサイホン作用により効率的かつ強力に排水

このように、水の流れを元に考えたのがタンクレストイレです。
(引用:リライブ

 




●神奈川水道(水道局指定工事店)~弊社について~

 

【弊社作業内容】
一戸建て・マンション・店舗においてキッチン(台所、厨房)、トイレ、浴室、洗面所、洗濯等の水道トラブルを熟練のスタッフが丁寧に修理しますので安心してお任せください。
配管の水漏れを修理をしたい、配管の引き直しをしたい、下水つまりの解消、下水管を修理したい等のご要望も、高い技術で信頼と実績がございます。

【その他の作業】
階下漏水や屋外の水栓柱・散水栓の水漏れ(土、コンクリート)、蛇口の修理・交換、トイレの修理・交換、洗面化粧台交換、製氷機の設置等にもスピーディーに対応します。

【お見積り】
ご相談・お見積りは無料で、お気軽にご相談下さい。
出来るだけご希望金額に沿えるように致します。

【営業時間】
年中無休で9~23時まで営業しておりますので、電話またはお問い合わせメールより、お気軽にご連絡ください。(場合によっては夜間対応も実施します)
現場をみて無料でお見積り致します。予定が空いていれば即日対応致します。

【資格】
給水装置工事主任技術者の資格を有しています。

水道局指定工事店です。

◆県営水道指定給水装置工事事業者(茅ヶ崎市)認定番号3021

・対応地域
神奈川県全域を対応致します。

【政令都市】横浜市、川崎市、相模原市

【横須賀三浦地域】横須賀市、鎌倉市、逗子市、三浦市、葉山町

【県央地域】厚木市、大和市、海老名市、座間市、綾瀬市、愛川町、清川村

【湘南地域】平塚市、藤沢市、茅ヶ崎市、秦野市、伊勢原市、寒川町、大磯町、二宮町

【県西地域】小田原市、南足柄市、中井町、大井町、松田町、山北町、開成町、箱根町、真鶴町、湯河原町

日程の都合がつけば、静岡県東部や東京都内も対応しますのでお気軽にお問合せ下さい。

現場を見て最適な方法をご提案いたします。

水道トラブルでお困りの際は神奈川水道へお問合せ下さい。

お問い合わせ