2020.09.14南区

横浜市南区で給湯器周りの保温材とキャンパステープを巻きなおしました

こんにちは。神奈川水道です。

 

今回は、私たちが普段生活するうえで何気なく排出している「生活排水」と「水質汚染」についてお話させていただきたいと思います。

生活排水は、下水管を通り下水処理場に運ばれきれいな水になったうえで自然に帰されています。

しかし、何らかの原因で処理し切れなかった水や直接汚れた水を海や川に流してしまうことは重大な水質汚染の原因となるのです。

もちろん、汚れた水をきちんと排水しないことは悪質ですから絶対にしないようにしてください。

 

水質汚染の原因の一つに「有害物質」があります。

「イタイイタイ病」や「水俣病」と言う病気は聞いたことがある方も少なくないはずですね。

これらの病気は全て水質汚染によって引き起こされた病気と考えられています。

 

この病気の原因となった有害物質であるカドミウムやメチル水銀化合金は生活排水から排出されることはほとんどありませんが、工業排水などには含まれる可能性がある物質です。

ですから、一般的に生活排水よりも工業排水に含まれる有害物質が水質汚染の原因となることが多いといわれていますね。

カドミウム・鉛・農薬・プラスチックなどの物質がこれまでに水質汚染を引き起こしてきた物質であり、近年では有機フッ素化合物などの問題視されています。

この物質はフライパンに含まれている物質で私たちの生活により近いものとして感じることが出来ます。

これらの物質は自然界では分解されるものが少ないため、蓄積し続け生態系への悪影響や発がん性のあるものも確認されているのです。

 

工場排水はもちろんですが、私たちが出す生活排水にも有害な物質が含まれていることを忘れてはいけません。

ですから、下水道整備や下水処理設備の整備には国も力を入れているわけです。

しかし、残念ながら以前よりも改善されたとはいえまだまだ水質汚染は世界中で大きな問題となっています。

普段の生活においては、ゴミはきちんと分別して決められた場所に出し河川や海にポイ捨てしないことや、下水であれば何でも流して良いと思わずにしっかりとした処理方法をネットで調べてみたりすることが出来ますよね?

 

私たちが出来ることは限られていますが、できる限り水質汚染を防ぐように意識して行きたいものです。




それでは、続きまして弊社で最近施工した事例についてご紹介させていただきます。

 

給湯器の保温材

横浜市南区で給湯器周りの保温材とキャンパステープを巻きなおしました。

 

横浜市南区の賃貸アパートで大家からのご依頼でした。

配管に水漏れ等は無かったですが、給湯器周りの保温材とキャンパステープが日光の紫外線によってボロボロになったので、新たに巻きなおしてほしいとのことでした。

配管自体も紫外線に弱い架橋ポリを使っていました。

架橋ポリは紫外線で劣化するので、水漏れするケースがあります。

しかし、下部はコンクリートに埋設されていて別材料での配管に交換できなかったので、配管はそのままで、保温材を架橋ポリ管に被せてキャンパステープを巻きました。

 

【保温材】

保温材は配管の保護や凍結防止対策として、配管の上に被せます。

管径13㎜と20㎜の保温材を今回は使用しました。

配管に被せて、ビニールテープで留めて固定します。

 

【キャンパステープ】

アイボリーのキャンパステープを標準で使っています。

黒色や白色もあります。

保温材の上から巻きます。

巻き方に順序があり、テープの半分ぐらいを被せながら、下から上へ巻いていきます。

弛まないように巻いたら綺麗に仕上がります。

 

現場を見て対応方法をご提案致します。

 




神奈川水道コラム~雑談と世間話~

豆知識「保温材とキャンバステープ」ってなに?


 保温材

・保温材とは、屋外に給水管を配管する場合、凍結や直射日光による配管の劣化などを防ぐ為に施されるための被覆材です。電化製品を買うと衝撃を防ぐ為に周りに置かれていたり、巻かれていたり、包まれていたりする発泡スチロールに似た素材で出来ています。

 

・キャンバステープとは、保温材に巻く、包帯のような形をしているテープ(粘着性はある・なしがある)です。キャンバステープを巻くことで、保温材の劣化を遅らせることも出来ますし、化粧を施すことにもなるので、見た目が良くなります。

 

最近は、「ワンタッチ・ポリエチレンフォーム」という保温材とキャンバステープが一体となっているような、その名の通り”ワンタッチ”で被覆が出来る素材も出来ていますが、曲がりなど細かい部分には向いていないので、TPOで使い分けています。

 

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豆知識「保温材へのキャンバステープの巻き方」って?




保温材は、基本的に「発泡ポリエチレン(発泡スチロールと似ている)」で出来ている、パイプのサイズに合った丸い筒状のものを使用しています。

 

まず、保温材を屋外配管(継ぎ手を含む)に巻き、そこへ、テーピングテープのような形に巻いてあるキャンバステープを巻きます。

 

巻き方は、半分ずつ重ねるように、斜めにグルグルと巻いていくだけです。

 

継ぎ手の部分は、保温材が出ないように気を付けて、念入りに巻きます。

 

気を付けたいのが、上から水が流れてきた時、継ぎ目から水が入らないように、下から上へ巻くことと、継ぎ手などの細かい部分は、下部から上部へ重ねていくことです。

 

キャンバステープについてはコチラもご参考に。「ベストなパーツHP

 

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豆知識「架橋ポリ」ってなに?




正式名称「架橋ポリエチレン管」といい、ポリエチレンの弱点を克服させた化学反応により、熱にも強くなったというパイプです。

 

現在のマンションなどの配水管の主流となっています。保温材がもともと付いていて、その色でお湯か水かを識別しやすくなっています。(この保温材の事を「さや管」と呼びます。

柔軟性もあるので、ちょっと固いホースのようなイメージで、急な角度には継ぎ手を使いますが、継ぎ手を使わずにカーブさせたりできます。

 

○ 長所

まず長所には、主に 以下の様なものがあります。

 

1.軽く、柔らかくて、取り扱いが楽。
2.接続もワンタッチで簡単。(接着剤等が不要)施工時間も短縮できます。
3.耐熱性があり、給水・給湯の両方に使用可能。(最高使用温度95℃まで)
4.優れた耐衝撃性、耐食性。一般の給水/給湯の場合、耐用年数30年以上の実績あり。(耐用年数は使用条件により異なります。)
また、パイプがたわむので、地震で破損しにくい。
5.内面が非常に滑らかで、スケール(水アカ、湯アカの様なもの)が付きにくく、衛生的。

 

などなど、メリットは豊富です。

 

○ 短所

そして短所は、長所より優位に立つものではありません。

日光に弱い事。やむを得ず屋外配管する場合、適切な遮光処理が必要です(ちなみに、さや管に通すだけでは不十分で、耐候性のある配管カバー等を用います)。

溶剤/薬剤/可塑剤など(例えば、接着剤、ペンキ、洗浄剤、テープの接着面など)にも弱いので、それらに接触させてはいけません。

また、接続のやり直しが出来ない事もあります。

ネジでしたら接続し直しが出来ますが、架橋ポリ管のワンタッチ差込口に挿入されたパイプは、抜いたり、分解して取り外す事が出来ません。(一部メーカーでは、専用の用具で取り外せるものもあります。)

そして、高機能で精密な構造である為、従来のネジこみ式や接着式の継手と比べ、お値段が高くなる事もデメリットとして挙げられるかもしれません。

とはいえ、配管の容易なところや時短など、前述のメリットは強力で、近年 急速に普及が進んでいます。
(参考:架橋ポリ管.com

 




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一戸建て・マンション・店舗においてキッチン(台所、厨房)、トイレ、浴室、洗面所、洗濯等の水道トラブルを熟練のスタッフが丁寧に修理しますので安心してお任せください。
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【その他の作業】
階下漏水や屋外の水栓柱・散水栓の水漏れ(土、コンクリート)、蛇口の修理・交換、トイレの修理・交換、洗面化粧台交換、製氷機の設置等にもスピーディーに対応します。

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現場をみて無料でお見積り致します。予定が空いていれば即日対応致します。

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