普段の生活で、当たり前のように私たちは「平らな」道路や地面を歩いたり、車で走ったりしていますよね?
言うまでもありませんが、元から平らな地面なんてありませんから人間が快適に生活するために「舗装」という作業をしているのです。
仮に、舗装されていない道を車で走ればどうなるでしょうか?
はい。ガタガタと揺れて運転につかれる方も多いはずです。
なによりも、ハンドルを取られれば道を外れて事故を起こしてしまうかもしれません。
歩く場合も同じですね。
疲れやすくなるでしょうし、転んでけがをしてしまうかもしれません。
そのようなことが起きないために、私たちが普段使う道路や地面は様々な方法で「舗装」されているのです。
それでは、「アスファルト舗装」について今回はお話させていただきたいと思います。
アスファルト舗装とは
現在、日本において最も多い舗装方法は「アスファルト舗装」と言われています。
その割合は何と90%。
これほど多くアスファルト舗装をしている国は日本くらいで、アメリカやヨーロッパ諸国では80%。
隣国の韓国は40%と言われています。
続きまして、これほど使われている舗装方法のアスファルト舗装の特徴をあげていきますね。
※加工がしやすい
アスファルトは熱を加えることで簡単に変形する特徴がありますから、舗装には最適の材料と考えられています。
バーナーで道路をあぶっているのを見たことはありませんか?
あれはバーナーでアスファルトを熱しているところなんです。
また、冷めやすい特徴もありましてすぐに硬くなり道路として使用することができるようになります。
騒音も少なく安価であるアスファルト舗装が普及している事にも納得できますよね。
しかし、近年ではアスファルト自体の価格が高騰してきており、これまでのように安価で施工が容易なアスファルト一択という状況ではなくなってきていることも事実です。
他の舗装方法であるコンクリート舗装などもありますがそちらについては別の記事でご紹介させていただきますね。
また、アスファルト舗装はそのメリットである熱を加えることで加工しやすいという特徴が、逆にデメリットになってしまう事もあります。
近年は地球温暖化の影響から猛暑日の数が増えてきています。
猛暑日が続くことでアスファルトは高温になり変形してしまったり、ボロボロになってしまうことが多くなってきているのです。
変形したまま冷えてしまえばタイヤの轍の跡や、ボロボロになってしまった部分はそのまま固まってしまいますから、舗装した意味がなくなってしまうわけです。
これが近年アスファルト舗装に関して問題視されているポイントです。
今回は「アスファルト舗装」についてお話させていただきました。
それでは続きまして、弊社で最近施工させていただきました事例をご紹介させていただきます。
横浜市金沢区で排水管の補修を行いました。
横浜市金沢区の一戸建てで、屋外の排水管が割れてしまっていて水漏れがありました。
家の敷地から、道路の下水管まで落差があり、排水管の割れている位置が高所だったので、ハシゴを用いて排水管を補修しました。
【排水管の補修】
ハシゴを用いて高所に行きます。
排水管の割れている箇所の両端を切断します。
切断したVU100の排水管にソケットを糊付けして繋ぎます。
固定バンドも古くなっていたので、新しいT字足と立てバンドを用いて壁に固定しました。
糊が乾いたのを確認して、排水を流してみて水漏れが無ければOKです。
【排水管の継手】
排水管を付け足す場合はソケット、曲げる場合は45°や90°のエルボ、T型にするにはチーズを使います。
汚水の排水管はVU75、VU100、雑排水管はVU40、VU50を使用します。
排水管は勾配が付いていないと詰まるので、勾配に注意して施工します。
現場を見て対応方法をご提案致します。
神奈川水道コラム~雑談と世間話~
【長ハシゴについて】
3m50センチ程度であれば、脚立2mと人間の身長を足せば作業は可能です。
ただ、4mを超えてくると、脚立では届かないので、2連ハシゴなどで対応することになります。
2連ハシゴを使えば5m以上でも作業出来ます。
また、それ以上高い場合は、高所作業車を使って作業が必要になります。
足場を組むということも選択肢になるかと思います。
【塩ビ配管の種類と特徴】
(1)塩ビ配管とは
正式名称は「硬質ポリ塩化ビニル管」であるが省略して塩ビ管、塩ビパイプと呼ばれている。素材のポリ塩化ビニルの特徴、メリット、デメリットは下記の通り。
【特徴】・・・塩化ビニルの重合により得られる合成樹脂
【長所】・・・可塑剤の多少により軟質(フィルム・シートなど)から硬質(パイプ・容器など)まで各種成型品を製造可能。
【短所】・・・耐熱性に弱く加熱すると軟化する。
(2)塩ビ配管の種類
■VP管(特に圧力のかかる場合)
【特徴】・・・厚肉のVP管は圧力管路を中心に幅広い用途で利用されている。
【用途】・・・屋内外の給水管、排水管、空調ドレン管
【長所】・・・内面が非常に滑らかで摩擦抵抗が小さく、スライムが付着しにくいため長年にわたり効率よく排水できる。
酸・アルカリの耐薬品性がある。(種類・濃度・温度によっては使用不可となることがあるので注意が必要)
【短所】・・・直射日光により、塩ビ管の日の当たる側のみ表面温度が上昇し、裏側との温度差により反り(曲がり)が発生するので注意が必要。
■VU管(主に排水用)
【特徴】・・・VP管と比べて薄肉のためVP管より低い水圧向け。
【用途】・・・主に一般住宅の簡易な排水設備などの無圧管路に使用。
【長所】・・・薄肉管のためVP管と比べて重量が軽い。
【短所】・・・中~高圧管路には使用できない。(設計圧力は0.6MPa以下)
■HI管(HIVP管)(給水用:紺色)
【特徴】・・・耐衝撃性能を持ち、管体そのものが優れた可撓性がある。
【用途】・・・寒冷地での使用や、施工時における外部衝撃や他工事によって受ける衝撃破損事故を防止する場面に使用される。
【長所】・・・管軸、管側方向の荷重に対する接合部の信頼性も高く、地震に強い管路を構築できる。
【短所】・・・コストが高い。
■HT管(HTVP管)(給湯用:赤茶色)
【特徴】・・・VP管と比較して高温域で安定して使用できるとともに、耐久性・保温性に優れている。
【用途】・・・給湯配管、高温排水配管に用いられる。
【長所】・・・最高使用温度が90℃(伸縮には要注意。使用温度が高いほど耐水圧が下がる。)
【短所】・・・コストが高い。
厨房機器等で使用される業務用洗浄剤には、配管材を侵す有機材等の成分が含まれている場合が多く、配管材に亀裂が発生して漏水事故につながる恐れがある。
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豆知識「排水管詰まりは人間で言うと血栓」
排水管は、色々な素材で出来ています。
鉄管や塩ビ管などなど。
しかし、その排水管の中を通る排水は、どの家庭も変わらず、キッチンや洗面所やお風呂や雑排水と呼ばれる排水です。(トイレは別系統の下水管を単独で通って下水桝へ流れ込みます。一緒の場合もあります。)
その中でも、一番の詰まりの原因は、キッチンのシンクに流される、お皿やフライパンなどを洗って出る「油脂」です。たまに、油自体を排水口に流してしまう人もいると聞きますが、もっての外。やめましょう。
排水管は、人間で言う処の「血管」です。
血管の内側に、高脂血症や慢性疾患によって、血液が固まりやすかったり、溶けにくい性質になったりする事によって、徐々に血管の周りに少しずつ着いた血栓が、最終的に完全に血管を塞ぐことがあります。
それによって起こるのが「心筋梗塞」や「脳梗塞」などの重大疾患です。
前置きは長くなりましたが、排水管の中でも同じような事が起こっています。
血栓と同じ役割を果たしているのが、先ほど説明した「キッチンなどから流された油」であり、排水管の詰まりは、排水管の脳梗塞とも言えるのです。
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豆知識「排水の勾配」について
排水は、室内から家の外へ、敷地内から道路に設置されている下水管へ流れていきます。床下や天井裏の配管の場合は「床バンド」という高さを調整するバンドを用いて勾配調整を行います。
皆さんご存じのように、水は高いところから低いところへと流れていきます。排水管も同様に勾配をしっかり付けないと、排水がうまく流れず詰まってしまいます。
排水系統も、同様の原理を利用して、家の中の配管は道路の下水管より高い位置に設置してあります。排水桝も道路に向かって低く設定します。そして、一定の基準に基づいた勾配(傾斜)で配管を道路の下水管までつなげているのです。
既定の排水勾配は「2/100」です。簡単に言うと、100mの距離で高低差を2m付けなければならないのです。
基準は『東京都排水設備要綱』(令和4年3月改訂)によって定められています。(総則第4章 p8)
「ひとつの建物から排除される汚水の一部を排除すべき排水管で、延長が3m以下のものの内径は75㎜(こう配3/100以上)とすることができる。(条例第3条)」
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