道路工事の際には、既存のアスファルトを剥がしそのうえで埋設された水道管やガス管を整備したりしますよね。
工事が終われば再度アスファルトで舗装し直すわけですが、その時に必要として「ランマー」があげられます。
普段お仕事で使われている方はお馴染みの機械ですが、名前を聞いたことも見たこともない方も少なくないはずです。
そこで今回は「ランマーをはじめとした締固め機」についてお話させていただきたいと思います。
ランマーとは
ランマーは土を固めたり、平らに均したりする際に使われる機械で、絞固め機に分類されます。
ランマーは英語で付き固めるという意味をもっており、その名前がそのまま名づけられたようですね。
ランマー自体もかなりの重さがあり、1人で使いこなすには相当の労力が必要となります。
その自重に加えて、エンジン駆動で衝撃版が上下に動くことで地面を付き固めるのです。
ですから、ランマーで輾圧した地面はきれいに平らに均されていますし硬く締まっています。
これにより、次の工程に進みやすくなる訳ですね。
他の機械と同様で、エンジン式のものが主流でしたが近年では電動ランマーも多く使われています。
エコの面からもエンジン式よりは電動のほうが地球環境には優しいですからね。
プレート
次にご紹介させていただきますのが「プレート」です。
プレートもランマーと同様で、地面を硬く平らに均すことを目的として使用されます。
ランマーとは異なる点として、プレートは輾圧力こそ低めですが平らに均す力が優れていることが挙げられます。
ランマーは上下運動のみで輾圧するので移動は全て人力で行なわなくてはいけませんが、プレートは輾圧木の上で遠心ローターを回転させることで輾圧しつつ移動する力も生み出すことができるのです。
つまり、楽に移動しながら地面を平らに均すことができるのです。
工事現場でも多く使われているのがこの2種類です。
ロードローラー
更に大きな現場になると、自走装置の付いているロードローラーが使われることも少なくありません。
もちろん大型の機械ですから輾圧力はプレート・ランマーとは比べ物にならないくらい強いです。
しかし、小回りが利かないため大きな現場でしか使われることはありませんね。
また、細かな部分ではランマーやプレートを使う事になるでしょう。
今回は締固め機についてお話させていただきました。
様々な工事現場で見かけるメジャーな機械ですから覚えておいても良いかもしれませんね。
続きまして、最近弊社で施工させていただきました業務にについてご紹介させていただきます。
二宮町で給湯配管の引き直しを行いました。
二宮町の一戸建てで、給湯配管からの水漏れでした。
給湯管は銅管で、壁の中から水漏れしていました。
経年劣化でピンホールが空いていたので、一部補修を行っても他の箇所でもピンホールが空くリスクがあることを伝えたら、給湯配管を引き直すようにご依頼を受けました。
【給湯配管の引き直し】
給湯器から各蛇口まで配管を引き直します。
各蛇口の付近の壁にホルソーで穴を開けて配管を通します。
配管は耐熱性塩ビ管HTVPで接続します。
蛇口には座付き水栓ソケットで壁に固定し、座付き水栓ソケットのメスネジに蛇口のオスネジをねじ込みます。
屋外は土がある場所は地面を掘って埋設配管にして、壁に這わせる場合は保温材を被せてキャンパステープを巻いて、バンドで壁に固定します。
給湯器は、給湯器のオスネジにHTVPの水栓ソケットを付けます。
給湯配管の施工が終えて、糊が乾いたら、水道メーターを開けて通水し、配管に漏水が無ければ作業は完了です。
現場を見て対応方法をご提案致します。
神奈川水道コラム~雑談と世間話~
豆知識「ピンホール」ってなに? お湯
銅管の配管は、基本的に継ぎ手に熱を加えて「ロウ付け」と呼ばれる溶接のような作業で行われます。熱で溶けた材料が継ぎ手と銅管の間に入り込み、糊付けしたように一体化するのです。
銅管と言っても、その「ロウ付け」した継ぎ手は、パイプと違って劣化が早く、中を通るお湯の影響もあり、少しずつロウ付けが破れてきます。
経年劣化で銅管にピンホールが開いている場合は、補修しても他の箇所も同じ箇所に経年劣化を起こしているので、数年で、補修していない箇所から水漏れすることがあります。
そのような場合は、既存の銅管を全て撤去して、新しくHTVP(耐熱性硬質塩ビ管)か架橋ポリ管で給湯器から各蛇口まで新しい給湯配管を引き直した方が良い場合があります。
給湯器のオスネジにHTVPの水栓ソケットを繋いで配管を引いていきます。
経年劣化で腐食した銅管には最終的に小さな穴が開いて、そこから水漏れを起こします。
また、銅管内の腐食(錆)が原因で銅管の肉厚が薄くなり、水圧により穴が開く場合もあります。
その穴の事を「ピンホール」と言います。
給水配管(鉄管)にも同じようにピンホールができる場合があります。
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豆知識「銅管」ってなに?
銅管+テックタッチ+架橋ポリエチレン
銅管は伸び縮みが比較的小さく、アルカリに侵されず耐食性に優れ長さの変化も少ないです。パイプは薄くしているので軽量で取り扱いが容易ですが、管の保管、運搬に際しては凹みなどを付けないように注意する必要があります。
硬質銅管と軟質銅管があります。軟質銅管は4~5回の凍結では破損しないので、寒冷地の配管にも使用されています。
「被覆」という、保温材を巻いて作ってある被覆銅管は外傷防止と土壌腐食防止の効果があります。給湯配管として使用する場合にはpHが低く、遊離炭酸が多い水質では孔食(ピンホール)が起こることがあります。
銅の特性の中でも、“熱が伝わりやすい”という強みを発揮しているのが「銅管」です。その代表例が、エアコンの冷媒管。内面に溝をつけた銅管(内面溝付管)が使用されています。これは1970年代後半に登場した銅管であり、溝をつけることによって管の内表面積を約1.5倍にして、熱を伝わりやすくしています。(参考:KMCT)
また、近年では地球環境に対する意識の高まりから、フロンに代わりCO2などの自然冷媒を使う熱交換器が誕生しています。その熱交換器に使用される銅管は高い圧力に耐えうる強度が必要とされますが、当社の開発した高強度銅管が広く使われています。
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豆知識「架橋ポリ」ってなに?
正式名称「架橋ポリエチレン管」といい、ポリエチレンの弱点を克服させた化学反応により熱にも強くなったというパイプです。
現在のマンションなどの配水管の主流となっています。保温材がもともと付いていて、その色でお湯か水かを識別しやすく、柔軟性もあるので、ちょっと固いホースのようなイメージで、急な角度には継ぎ手を使いますが、継ぎ手を使わずにカーブさせたりできます。一つ注意点があります。屋内配管専用なので、屋外で使用している場合、保温や直射日光が当たらないように対策が必要です。
○ 長所と短所
まず長所には、主に 以下の様なものがあります。
1.軽く、柔らかくて、取り扱いが楽。
2.接続もワンタッチで簡単。(接着剤等が不要)施工時間も短縮できます。
3.耐熱性があり、給水・給湯の両方に使用可能。(最高使用温度95℃まで)
4.優れた耐衝撃性、耐食性。一般の給水/給湯の場合、耐用年数30年以上の実績あり。(耐用年数は使用条件により異なります。)
また、パイプがたわむので、地震で破損しにくい。
5.内面が非常に滑らかで、スケール(水アカ、湯アカの様なもの)が付きにくく、衛生的。
などなど、メリットは豊富です。
しかし、もちろん短所もあります。
例えば、日光に弱い事。やむを得ず屋外配管する場合、適切な遮光処理が必要です(ちなみに、さや管に通すだけでは不十分で、耐候性のある配管カバー等を用います)。弊社は基本的に保温材とキャンバステープで仕上げをします。
溶剤/薬剤/可塑剤など(例えば、接着剤、ペンキ、洗浄剤、テープの接着面など)にも弱いので、それらに接触させてはいけません。
また、接続のやり直しが出来ない事もあります。
ネジでしたら接続し直しが出来ますが、架橋ポリ管のワンタッチ差込口に挿入されたパイプは、抜いたり、分解して取り外す事が出来ません。(一部メーカーでは、専用の用具で取り外せるものもあります。)
そして、高機能で精密な構造である為、従来のネジこみ式や接着式の継手と比べ、お値段が高くなる事もデメリットとして挙げられるかもしれません。
とはいえ、簡単さや時短など、前述のメリットは強力で、近年 急速に普及が進んでいます。
(参考:架橋ポリ管.com)
●神奈川水道(水道局指定工事店)~弊社について~
【弊社作業内容】
一戸建て・マンション・店舗においてキッチン(台所、厨房)、トイレ、浴室、洗面所、洗濯等の水道トラブルを熟練のスタッフが丁寧に修理しますので安心してお任せください。
配管の水漏れを修理をしたい、配管の引き直しをしたい、下水つまりの解消、下水管を修理したい等のご要望も、高い技術で信頼と実績がございます。
【その他の作業】
階下漏水や屋外の水栓柱・散水栓の水漏れ(土、コンクリート)、蛇口の修理・交換、トイレの修理・交換、洗面化粧台交換、製氷機の設置等にもスピーディーに対応します。
【お見積り】
ご相談・お見積りは無料で、お気軽にご相談下さい。
出来るだけご希望金額に沿えるように致します。
【営業時間】
年中無休で9~23時まで営業しておりますので、電話またはお問い合わせメールより、お気軽にご連絡ください。(場合によっては夜間対応も実施します)
現場をみて無料でお見積り致します。予定が空いていれば即日対応致します。
【資格】
給水装置工事主任技術者の資格を有しています。
水道局指定工事店です。
◆県営水道指定給水装置工事事業者(茅ヶ崎市)認定番号3021
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