2020.06.16ブログ

【水回りリフォーム】床下の排水管リフォームを行いました(神奈川県寒川町)

床下の排水管リフォーム

寒川町で床下の排水管リフォームを行いました。

寒川町の分譲マンションで知り合いのリフォーム屋からのご依頼で床下の排水管を引きました。

写真は、キッチンの排水管です。

この後に床を組んで、キッチンを設置する予定です。

給水配管と給湯配管は先日、架橋ポリ管を用いて引きました。

 

【床下の排水管の設置】

排水管を通す箇所に木材の根太があって、この根太の下では勾配が取れないので、根太をレシプロソーを用いて切断。

そして、既存の排水管に新たな排水管を接続するわけですが、排水管の場合、横引き1mに対し、高さ1㎝の勾配が最低必要です。

勾配が取れないと、排水が流れず詰まってしまいます。

排水管の固定は床バンドを用いて高さを調整します。

今回の排水管はVU40と細かった(雑排水管はVU50が多い)ので、尚更注意が必要でした。

現場を見て対応方法をご提案致します。

 

排水口・排水管のトラブルの料金詳細はコチラ!


 






神奈川水道コラム~雑談と世間話~



[caption id="attachment_4560" align="aligncenter" width="520"]住宅浸水例 水漏れや詰まり、勾配の修正など[/caption]

雨の日といえば、昔子供のころは長靴に雨がっぱ、自分専用の傘に大はしゃぎで

大人になった今とは違って楽しんでいた気がします。

最近では、ゲリラ豪雨という名前まで定着した、スコールのような雨が至る所で降って

「災害」と呼ばれるほどの豪雨となる事もありました。

水害は、海の近くや川の近くだけではありません。

土石流も発生しそうにない場所から起こることもあります。

住宅街の平地だからと思っても、実は海抜がマイナスな事もあるので

自宅や職場の周辺のハザードマップを改めてみて、対策を考えることも必要ではないでしょうか?

 

土のう手配の難しい都市部の浸水対策に「水のう袋」が有効です。


コンクリートとアスファルトの都市部は、ゲリラ豪雨等によって排水不良になる可能性があります。

土のうの手配が難しい地域、低地で排水の悪い場所では備蓄性の良い「水のう袋」が役立ちます。

注ぎ口式で漏水もしにくく、蛇口やホースで水を入れるだけ。

膨らませる為の場所や大きな水槽も必要ありません。

袋の水位線までの水量で7~9kgなので、女性でも持運べます。

後始末は中の水を排水するだけなのでとても簡単。

さらに、中の水は有効利用することができます。(引用 水害対策用品より)




水害とは別に、外の天気は関係なく、家の中で起こる”水害”もあります。

「水漏れ」です。

”水まわり”と呼ばれる、キッチン・洗面所・洗濯機・浴室・トイレと色々ありますが

その全てで「水漏れ」や「水に関するトラブル」が起こってしまいます。

原因は、経年劣化(その器具を取り付けてから経過した時間)による部品のすり減りだったり

異物混入による、予想外の排水詰まりだったり。

原因や場所はそれぞれですが、その全てをカバーするのが『水道屋』です。

電気製品が関係していて、その電気部品が壊れていると、さすがにお手上げ(専門業者に依頼)ですが

専門の調査機器や、業務用の薬剤(自然環境に優しい物)などで、詰まりや水漏れを直します。

 

「ここはハザードマップでも安全だから」と安心せず、ご自宅の水回りの点検もお忘れずに。

 

豆知識「架橋ポリ」ってなに?




正式名称「架橋ポリエチレン管」といい、ポリエチレンの弱点を克服させた化学反応により、熱にも強くなったというパイプです。

現在のマンションなどの室内配管の主流となっています。

保温材がもともと付いていて、保温材の色でお湯か水かを識別しやすく、柔軟性があります。

ちょっと固い”ホース”のようなイメージで継ぎ手を使わずに曲げ配管が可能です。90度など急な角度には継ぎ手を使います。

一箱50mと長く、必要分カットして使います。

そのため、継手が少なくて済むので接続部の水漏れの心配が少なく安心です。

○ 長所

  1. 軽く、柔らかくて、取り扱いが楽。

  2. 接続もワンタッチで簡単。納品長さが最大50mと長く接着剤等が不要な為、施工時間も短縮できます。

  3. 耐熱性があり、給水・給湯の両方に使用可能。(最高使用温度95℃まで)

  4. 優れた耐衝撃性・耐食性。一般の給水・給湯の場合、耐用年数30年以上の実績あり。※使用条件により異なる。また、パイプがたわむので、地震の揺れも吸収して破損しにくくなっています。

  5. 内面が非常に滑らかでスケール(水アカ・湯アカなど)が付きにくく衛生的。


○ 短所

  1. 日光に弱い。やむを得ず屋外配管する場合、適切な遮光処理が必要です(ちなみに、さや管に通すだけでは不十分で、耐候性のある配管カバー等を用います)。

  2. 溶剤/薬剤/可塑剤などに弱い。接着剤、ペンキ、洗浄剤、テープの接着面などに接触させてはいけません。

  3. 接続のやり直しが出来ない。ネジでしたら接続し直しが出来ますが、架橋ポリ管の”ワンタッチ差込口”に挿入されたパイプは、抜いたり分解して取り外す事が出来ません。(一部メーカーでは、専用の用具で取り外せるものもありますがお勧めしません。)

  4. 高機能で精密な構造である為、従来のネジこみ式や接着式の継手と比べ、価格が高くなる事もデメリットとして挙げられるかもしれません。


とはいえ、工事の容易さや時短など、前述のメリットは強力で、近年急速に普及が進んでいます。
(参考:架橋ポリ管.com

 

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豆知識「給水配管の古今東西」って?


蛇口はどうなっているのか

普段意識することのない水道管ですが、不具合が生じると生活に支障をきたしますよね。

汚い水が出たり、つまったり。そういうトラブルが起きたら、水道管を点検、修理する必要が出てきます。

町の水道局や業者に点検を依頼する前に、水道管の材質をある程度把握しておくことをおすすめします。水道管のトラブルには使用されている材質もしばしば関係しているからです。

~昭和49年あたりまで

昭和後期の配管は「亜鉛メッキ鋼管」と呼ばれる管でした。その名の通り鉄管に亜鉛で加工したモノでしたが、現在比べると、衛生的にも品質的にも好ましくなかった。

樋運も管内に錆でできたこぶが大量に発生していたのです。そのため赤水が出ることも頻繁にあり、錆にはバクテリアが発生。

汚れとこぶとで管内が詰まってしまうこともしばしばありました。たとえ閉塞しなくても錆まみれの水はおいしくなく、体にも悪かったのです。

昭和50年~平成5年ごろまで

昭和50年以降、配管の問題を解決しようと苦心したうえで「硬質塩化ビニル鋼管」が完成します。

これは鉄管内に塩化ビニルが組み込まれており、直管内は錆びることが無くなりました。

しかし接合部やバルブは、以前錆びやすい鉄管が使われており、接合部が錆びるので、結局管内を詰まらせることも多々あったのです。

平成5年~平成10年ごろまで

接合部の問題を解決すべく「コア内蔵継手」が発明されました。 これで鉄管はほぼ使われなくなったのですが、継手には問題があり、ねじ込みが甘い場合、鉄管部分が露出し、結局錆が発生することもあったのです。

平成10年以降

技術革新により「ステンレス鋼管」と「ポリエチレン管」が発明された結果、鉄さび問題に終止符が打たれました。 鉄管が使われなくなったことで錆こぶもなくなり、出てくる水もきれいになった。

また配管が詰まるリスクも軽減され、今ではおいしい水を安全に飲めています。

※築年数が経過している住まいは、、依然、鉄管が使われている建物もあります。水漏れなどが起きた場合、最新の配管部材に変更する事をお勧めしています。

 

近年では

給水配管材は、時代とともに新しい管材が開発され、共用部分では、2000年頃から、より耐久性の高い「ステンレス管」や「樹脂管材」を採用するマンションが増えています。

また、近年竣工のマンションは共用部、専有部ともに樹脂製の「ポリエチレン管(架橋ポリ)」や「ポリブデン管」などが用いられています。

こんなに短期間で進歩する給排水の材料。今後も楽しみです。

 

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豆知識「思わぬトラブルを避けるために」




皆さん、お問い合わせの時からたぶん、急なトラブルで不安と焦りがあって困ってご連絡下さっているので、精一杯迅速に対応させて頂こうと、努力しています。

しかし、いざ現場に行ってみると、その場ですぐ対応できないような部品を使っている配管だったり、お話を聞いていた様子とだいぶ違って、大きな工事になりそうだったりと、その日中に・数時間で対応できない事も多々あります。

ご予算もある中で、想定外の金額を提示してしまったようで、困った顔をしながらお支払いして下さった方もいらっしゃいました。

水回りの工事は、予想外のことが多々あります。お電話で「だいたいどれくらい(の金額)掛かりますか?」と聞かれますが、現場を見てみないとハッキリとはお答えできないのが実情なのです。

しかし、工事前でしたら”お見積もりは無料”ですので、他社と見積もりを比較してからの工事依頼で構いません。

お急ぎでない場合は、そちらもご検討ください。

 

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豆知識「排水の勾配」について




排水は、室内から家の外へ、敷地内から道路に設置されている下水管へ流れていきます。床下や天井裏の配管の場合は「床バンド」という高さを調整するバンドを用いて勾配調整を行います。

皆さんご存じのように、水は高いところから低いところへと流れていきます。排水管も同様に勾配をしっかり付けないと、排水がうまく流れず詰まってしまいます。

排水系統も、同様の原理を利用して、家の中の配管は道路の下水管より高い位置に設置してあります。排水桝も道路に向かって低く設定します。そして、一定の基準に基づいた勾配(傾斜)で配管を道路の下水管までつなげているのです。

既定の排水勾配は「2/100」です。簡単に言うと、100mの距離で高低差を2m付けなければならないのです。

基準は『東京都排水設備要綱』(令和4年3月改訂)によって定められています。(総則第4章 p8)

「ひとつの建物から排除される汚水の一部を排除すべき排水管で、延長が3m以下のものの内径は75㎜(こう配3/100以上)とすることができる。(条例第3条)」

 





●神奈川水道(水道局指定工事店)~弊社について~

 

【弊社作業内容】
一戸建て・マンション・店舗においてキッチン(台所、厨房)、トイレ、浴室、洗面所、洗濯等の水道トラブルを熟練のスタッフが丁寧に修理しますので安心してお任せください。
配管の水漏れを修理をしたい、配管の引き直しをしたい、下水つまりの解消、下水管を修理したい等のご要望も、高い技術で信頼と実績がございます。

【その他の作業】
階下漏水や屋外の水栓柱・散水栓の水漏れ(土、コンクリート)、蛇口の修理・交換、トイレの修理・交換、洗面化粧台交換、製氷機の設置等にもスピーディーに対応します。

【お見積り】
ご相談・お見積りは無料で、お気軽にご相談下さい。
出来るだけご希望金額に沿えるように致します。

【営業時間】
年中無休で9~23時まで営業しておりますので、電話またはお問い合わせメールより、お気軽にご連絡ください。(場合によっては夜間対応も実施します)
現場をみて無料でお見積り致します。予定が空いていれば即日対応致します。

【資格】
給水装置工事主任技術者の資格を有しています。

水道局指定工事店です。

・対応地域
神奈川県全域を対応致します。

【政令都市】横浜市、川崎市、相模原市

【横須賀三浦地域】横須賀市、鎌倉市、逗子市、三浦市、葉山町

【県央地域】厚木市、大和市、海老名市、座間市、綾瀬市、愛川町、清川村

【湘南地域】平塚市、藤沢市、茅ヶ崎市、秦野市、伊勢原市、寒川町、大磯町、二宮町

【県西地域】小田原市、南足柄市、中井町、大井町、松田町、山北町、開成町、箱根町、真鶴町、湯河原町

日程の都合がつけば、静岡県東部や東京都内も対応しますのでお気軽にお問合せ下さい。

現場を見て最適な方法をご提案いたします。

水道トラブルでお困りの際は神奈川水道へお問合せ下さい。



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