小田原市で厨房の詰まりで高圧洗浄をしました。
小田原市で店舗の厨房詰まりでした。
厨房の排水管を高圧洗浄するわけですが、排水管にそのまま高圧洗浄機の洗管ホースを挿して洗浄すると詰まりが解消されるまで、排水が逆流してくるので、排水管にエルボと直管を付け足して、逆流した排水を排水桝に流せる状態にした上で高圧洗浄作業を行いました。
高圧洗浄機のエンジンをかけてすぐに油脂のドロドロした排水が出てきます。
しばらくすると油脂の塊が大量にゴロゴロと出てきて、排水管内が貫通しました。
貫通しても管内の壁には油脂が付着しているので、これらを除去する為に、洗管ホースを前後に引いて、管内の油脂を取り除きます。
排水に油脂が混じらない状態まで洗浄し、高圧洗浄作業は完了としました。
戸建ての場合、数年に一度、排水管洗浄すればよいですが、店舗の場合、特に飲食店の場合は半年に一度は清掃した方がよいです。
グリーストラップなどの清掃も承りますので、お気軽にご相談ください。
神奈川水道コラム~雑談と世間話~
厨房の排水管でのつまりの事例がありましたので、身近な問題に置き換えて考えてみましょう。
私たちの体の中でも同様の事が起こります。それは「血栓」。専門分野のページを検索してみました。
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止血とは、傷ついた血管からの出血を止めようとする体の働きです。止血には血液の凝固が伴います。
血液が凝固しすぎると、出血していない血管までふさいでしまうことがあります。
凝固が不十分すぎると、軽いけがでも過剰な出血が生じやすくなります。
ゆえに体には、凝固を抑制し、もはや必要なくなった血のかたまりを溶かすための仕組みが備わっています。
このような出血を調節する系統が一部でも異常になると、大量に出血したり、血がかたまりすぎたりすることがあり、どちらも危険な状態になる可能性があります。
凝固力が弱いと、血管がわずかに傷ついただけで重度の失血に至る可能性があります。
凝固が過剰になると、重要な場所にある毛細血管が血のかたまりで詰まってしまうことがあります。
脳の血管が詰まると脳卒中が起こり、心臓につながる血管が詰まると心臓発作が起きます。
脚、骨盤、腹部などの静脈にできた血のかたまりが、血流に乗って肺に入り、太い動脈を遮断すると、肺塞栓を起こします。
止血の過程には、大きく分けて以下の3つがあります。
血管が狭くなる(収縮)
血液凝固を促進する血液中の細胞のような断片(血小板)の活性化
血漿中にみられ、血小板と共同して血液が固まるのを助けるタンパク質(血液凝固因子)の活性化
(引用:MSDマニュアル)
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このように、人体における仕組みとして”排水”を”血液”として考えてみて下さい。
コレステロールが高くなったり、血液がドロドロになると、小さなきっかけで血液の凝固が始まり、血栓が出来る状態になってしまうのです。
自分の体の事となると真剣に、何を食べたら改善するだろうとかどんなサプリメントが必要なんだろうとか考えますが、家庭内でも重要であるにもかかわらず気にされないのが「排水管」です。
人は、見えない物の中身は考えない、考えられないものなのです。
ですから、この記事を見て、自分の家の排水管掃除はいつしただろうかと思っていただけたら、それで十分です。
掃除をしたことが無かったり、排水管掃除をいつしたか時期を忘れている場合、ぜひこれをきっかけに、家の排水管のデトックスを考えてみて下さい。
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【雑排水管】
雑排水管は塩ビのVU40かVU50という径で出来ており、主に台所、洗面、洗濯、浴室の排水が流れる管です。
特にキッチンは、料理に油を使います。ご存じのように、油は温まると水の様にサラサラになります。
その状態で排水口に流してしまうと、途中で冷えて固まってしまったら”油脂”と呼ばれ、ラードのように粘度が増し、排水管にくっつきやすくなります。
そして、食器に付いた食べかすやご飯粒。これらも排水管にそのまま流してしまうと、油脂の着いた排水管内にくっつき、詰まりの原因となるのです。
出来るだけ、排水口にネットを掛けたり、食べ残しは三角コーナーなどで直接排水口に流さないようにしてください。
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【汚水管】
汚水管は塩ビのVU75かVU100という径で出来ており、トイレの排水を流す管です。
排水管に流れていくのは、言わずと知れた尿や便、それとトイレットペーパーです。盲点なのが、このトイレットペーパー。
実は、「水に溶ける」のではなく「水でほぐれる」紙なのです。
大量にトイレに流してしまうと、水を含んでほぐれて流れやすくなるはずのトイレットペーパーが、水を含む間もなく流されてしまい、排水管の壁面にくっついてしまうことになりかねません。
それが、排水管の詰まりのきっかけとなってしまうかもしれないのです。
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豆知識「高圧洗浄機」ってなに?
当社で使用している高圧洗浄機は、一般的な電動式ではなく、業務用のガソリン駆動の高圧洗浄機です。
電動式よりもパワーがあり、排管内の汚れのほとんどを洗い流すことができます。
さすがに、石やおもちゃなどは押し流せないので、このような物が原因の詰まりの場合は、配管を切ったり物理的に取り除きます。
配管清掃を行う高圧洗浄機は、高圧水の噴射する方向が、前方ではなく後方なので、水力だけで前進するのです。
そして、排水管内の詰まりの原因にたどり着くと、前進できなくなりそこで止まります。
しかし、前進は出来ませんが、その場で高圧の水力をかけ続け、少しずつ詰まっている塊を除去していき、最後には塊も砕け、詰まりを解消する事が出来ます。
また、ホースも15m×2なので排水管内が長くても十分奥まで洗うことが可能です。(参考:ビルディマガジン)
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豆知識「グリストラップ」ってなに?
グリストラップ(英語表記 : Grease Trap)は、業務用の厨房に設置が義務付けられている「油脂分離阻集器」のことです(建設省告示第1597号)排水管を接続して、床下に埋め込みます。上部にフタが付いているのでそこから掃除やメンテナンスをします。
厨房から出る排水に含まれる油やゴミ(野菜くずや残飯など)を直接下水道に流してしまうと、自然環境への悪影響が考えられ、それを防止するために作られたのがグリス(油脂)トラップ(せき止め)です。
図の様に、グリストラップは3つの槽に分けられていることが多く、汚泥などの沈殿物、油脂などを分離する槽に分かれています。
第1槽 厨房排水に混ざっている残飯や生ごみを除きます。大きなゴミはバスケットで受け止め、細かいゴミは沈殿させ、流れ出ないようにさせています。
第2槽 水面に浮上する油脂と更に細かい汚泥を分離します。
第3槽 汚泥と油脂をある程度分離した排水を下水道などへ排水します。
油脂やゴミを取り除いた排水を下水道に流しますが、分離した後には汚泥やゴミがグリストラップ内に溜まり続けることで分離能力が低下し、さらには排水管の詰まりや悪臭・害虫(ゴキブリ、ハエ、ネズミ)発生の原因となります。
設備の能力を有効に活用する為にも、グリストラップは定期的な清掃が必要になります。
※清掃頻度の目安 グリストラップの清掃は義務です。 日頃からグリストラップを清潔に保つためには、バスケットに溜まったゴミを1日1回捨て、浮いた油脂は2〜3日に1回程度回収しておきましょう。 トラップ内部の清掃は1か月~3か月に1回が目安です。
グリストラップの清掃は、構造をしっかり理解した上で行わないと、後で様々な問題が起こる可能性もあります。(引用:アイエスジー)
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