神奈川県相模原市南区で排水桝を交換しました。
相模原市南区の一戸建てで、コンクリート桝を塩ビ桝に交換しました。
塩ビの90°Lの桝に変えましたが、地面がコンクリートだった為、まず、ハツリ機でコンクリートを厚み5センチ程度掘削します。
コンクリートの下は土なのでスコップで掘ります。
コンクリート桝はハツリ機とハンマーを用いて砕いて取り出します。
しっかり、排水管の下まで土を掘って90°Lの塩ビ桝を設置し、排水管を専用の糊で接続します。
排水桝は水の流れる方向で向きがあるので注意します。
排水管を接続したら、糊が乾くまでしばらくまって、水を流してみます。
水漏れがなく、水の流れが良ければOKです。
勾配が悪かったりすると、水が溜まってしまうので注意が必要です。
排水管、排水桝で一番注意するのは勾配を取ることです。
勾配が取れていないと排水が流れずすぐ詰まってしまいます。
排水桝の施工が終わったら、埋戻しを行います。
掘削した土を入れて踏み固めます。
その上にモルタルを流し込んで1日固めて作業完了です。
モルタルの作り方はバケツ内モルタルを入れて水と混ぜて、頃合いの粘度にして流し込んでコテで調整します。
神奈川水道コラム~雑談と世間話~
排水用 給水用
排水用の配管は、L形に曲がる部分の面取り曲線が緩やかになっています。給水管はカクっと曲がっています。
どうしてそのような違いがあるのかというと、中を流れるモノに関係しています。
給水管には、ご存じの通り「水道水」が流れています。
排水管は、雑排水やトイレの便やトイレットペーパーが流れますので、いわゆる「物体」が流れるのです。
そのため、曲がり角で緩やかに流れていってくれるように、カーブが緩やかになっているのです。
(参考:東栄管機)
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豆知識「排水の勾配」について
排水は、室内から家の外へ、敷地内から道路に設置されている下水管へ流れていきます。床下の場合は床バンドという高さを調整するバンドを用いて勾配調整を行います。
皆さんご存じのように、水は高いところから低いところへと流れていきます。勾配をしっかり付けないと水がうまく流れず詰まってしまいます。
排水管も、同様の原理を利用して、家の中の配管は道路の下水管より高い位置に設置してあります。そして、一定の基準に基づいた勾配(傾斜)で配管を道路の下水管までつなげているのです。
基準は『下水道排水設備指針と解説』(2016年版日本下水道協会)によって定められています。
今回の場合「1/100」です。簡単に言うと、100mの距離で高低差を1m付けなければならない。という事です。
しかし、水勾配の高低差が大きければいいという訳でもありません。適切な水勾配を取る必要は、流れさせる内容物にもよりますが、雨水などですと、勢いが付き過ぎて、排水溝に入らず溢れてしまうこともあるからです。
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豆知識「水勾配」ってなに?
「水勾配」とは、水たまりが出来ないようにするのが目的で、水平よりわずかに傾斜させた勾配のこと。
普通、床は水平になっている必要があるが、雨水のかかるベランダなどの床や、水洗いを必要とする床面には傾斜させた「水勾配」が施される。
コンクリートの地面やテラスなどの排水管は、必ず「水勾配」が必要になる。
水勾配がなければ水たまりが発生しやすくなり、カビやコケが発生する原因に。
勾配は、「2%(2/100)から、3%前後(3/100)」(1mで2〜3cm下がる)とするのが一般的。
ただし、駐車場など広い面積では、水たまりができてしまう恐れがあるので、中央もしくは両端に溝を付けて、溝に向けて水勾配をとるほうが良い。
溝にはグレーチングなどで蓋をする。(引用:東建コーポレーション)
現場を見て都度、対応方法をご提案致します。
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豆知識「雨水浸透桝」ってなに?
都市化が進み、アスファルトで覆われた地域では、土の地面と違い、雨水は地面から地中に浸透することができず、全部下水道に流入します。このため、地盤沈下、井戸水、河川の枯渇化等が心配されます。
かつて、田畑や緑地がはたしていた、雨水を地中に浸透させるという役割の回復が必要になっています。
こうした形で市街化が進み、雨水が地下に浸透せずに川へ一気に流れ込むようになってきたことで、川はあふれやすくなり、床上・床下浸水や道路冠水などの被害がたびたび発生するようになりました。
その一方で、水源となる地下水や湧き水の量は減少し、川の水質悪化や地盤沈下の原因の一つになっています。
こうした現象を防ぐには、屋根に降った雨水を地中に染み込ませる「雨水浸透桝」の設置が有効です。新築・増改築をする際や、浸透桝が設置されていない住宅での設置をお願いします。各家庭に設置する事で防げるかもしれません。(引用:鎌ヶ谷市HPより)(参考:東京都)
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豆知識【コンクリート桝と塩ビ桝の違い】ってなに?
コンクリート桝
コンクリート桝の場合、新築してから20年ほどで経年劣化でヒビが入ってきます。
このヒビ割れの箇所に木の根っこが生えてきたり、トイレットペーパーが挟まって、管内に詰まりを引き起こす要因となります。
また、コンクリートは重量があるので、地震等があったときに自重で沈んでいきます。
桝が沈むことによって、接続されている排水管の勾配が変わり、排水が流れなくなることもあります。
塩ビ桝の場合、経年劣化で割れることはあってもヒビが入ってくることはありません。
また、排水管も塩ビなので、糊で接着すると、桝と管が一体化して隙間が出来ません。
塩ビ管は軽量なので、自重で沈んでいくこともありません。
このような理由で現在はコンクリート桝から塩ビ桝へ切り替えることが一般的です。
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豆知識「下水桝・汚水桝」ってなに?
「排水管が詰まったら、高圧洗浄機で排水管内を洗浄します。」と言われ、屋外の下水桝と呼ばれる蓋を開けている、業者を見て、何をしているんだろうと思われている方もいらっしゃるかもしれません。
この、下水桝(汚水桝)は、家の中の排水口から流れ出てきた汚水を一旦溜め、排水管詰まりの時に洗浄できるように(メンテナンスできるように)設置されている、排水の中継地点です。
その為、家の外周には、いくつもの下水桝(排水桝)が配置されています。
そして、その行く先が敷地境界近くにある”集中桝”です。この集中桝から国の管轄である下水道に排水は流れ込んでいくのです。
桝の大きな役割は、通過するゴミや汚泥を沈殿、分離させる事です。年に数回は集中桝の中の汚泥を取り除く必要があります。
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