神奈川県横浜市泉区で床下漏水の調査を行いました。
横浜市泉区の賃貸アパートで、床下に水が溜まって入るので漏水原因を調査してほしいとのことでした。
不動産屋からのご依頼でしたが、現場を確認すると床下に水が30センチほど溜まっていて、床下の状況を確認出来なかったので100ℓ/分程度の排水能力がある水中ポンプを使用し水を抜きました。
水を抜いた後に、床下を覗くと鉄管の給水配管、被覆銅管の給湯配管、塩ビ管の排水管の3種が見えました。
水道メーターの羽根車が回っておらず、床下も臭いが無い(排水だと臭う)ことから、被覆内の銅管ピンホールの可能性が高いと思われますが、床下が狭く潜って確認することが出来ませんでした。
そこで、床を切って、確認することをご提案。
床の復旧までのお見積りを提出して今回の作業は終了となりました。
仮に被覆銅管の給湯配管にピンホールが空いている場合、銅管に被覆が巻かれていてピンホールがあいている箇所と水が出てきている箇所は違います。
被覆内を水が伝って出てくる為です。
この場合、ピンホールを特定するのは非常に困難な為、大抵は給湯器から各蛇口までの給湯配管引き直しとなります。
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神奈川水道コラム~雑談と世間話~
住宅の基礎が布基礎で、コンクリートを敷き詰めたベタ基礎でなければ、床下が土ですとそのまま染み込んでいくので、水が溜まってもそれほどではありません。
しかし、今回の案件では30㎝もの深さの水が溜まっていたとの事。
建築業界の人はすぐ気づくかもしれませんが、基礎(コンクリート製)がベタ基礎で出来ている可能性があります。
また、マンションなどでは階ごとにスラブというコンクリート製の床が作られていますので、そこが原因かもしれないです。
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ベタ基礎の構造
ベタ基礎とは、立ち上がっている部分と床一面を、鉄筋を入れたコンクリートで一体化して、大きな面で家の重みを支えます。「面で支えたほうが荷重を分散できるので、(下記で説明する)布基礎より耐震性が高いのが特徴です」と佐川さん。「阪神淡路大震災以降から普及しはじめ、今では多くの住宅で採用されています。
ベタ基礎のメリット
ベタ基礎は先述の通り、まず耐震性を高めやすくなります。また床下の地面をすべて厚いコンクリートで覆うので、湿気が建物に伝わりにくくなります。そのため湿気による住宅の木材の腐食等の心配も減ります。さらにコンクリートも厚いのでシロアリによる被害も防ぎやすくなります。
ベタ基礎のメリット
・耐震性に優れる
・湿気が建物まで上がらない
・シロアリ被害を防ぎやすい
ベタ基礎のデメリット
一方、デメリットとしては布基礎に比べてコンクリートと鉄筋の使用量が多くなる(布基礎の約2倍)ので、その分の建築の際のコストがかかります。
ベタ基礎のデメリット
・コストが高くなる(引用:
スーモ)
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地震に強い家として、ベタ基礎が戸建て住宅の主流となっていますが、こういった水が溜まったり、湿気が溜まったりすることを注意したり予防する事で、地震に強くて住みやすい家になると思います。
土壌の調査も必要かもしれません。
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豆知識「被覆銅管(ひふくどうかん)」ってなに?
現在と違って、今まではお湯(給湯)の配管は銅管と相場は決まっていました。給湯に銅管を利用するのは、熱伝導率が高く、給湯器内で早く水からお湯に変換できるからです。外部の配管の場合、銅管を配管してそのままにしません。
銅管のまま配管してあると、熱伝導率が高いせいで、目的地まで到着する間に、逆に熱が冷めてしまいます。そのため、「被覆」という、保温材を巻いて作ってある製品が販売されているのです。
被覆配管を使用しない場合は、銅管で配管した後保温材を巻いて仕上げます。
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【給湯配管の全引き直しお見積り項目】
・給湯器から各水栓までの配管工事
お湯は給湯器から各使用場所に配管されています。なので、全引き直しといっても給湯器から先、ということになります。既存で引いている配管はそのまま(埋め殺す)で新規の配管するか、既存配管を撤去して新規の配管を引きます。
この場合、既存配管を撤去する方が見積もりは高くなります。
・給水、給湯を使用している場所の外壁の穴開け工事
給湯配管は、給湯器付近からの水漏れの場合、基本的に給湯器の水漏れを直せば、そこからの配管はすでに繋がっているので完了です。ピンホールなどでの水漏れ箇所が不明な場合は、給湯器から露出排管で外壁を伝って配管されます。
また、新築の場合、壁の中を通して配管される配管ですが、引き直しの場合、ほとんどが外壁沿いに配管する”露出配管”となります。しっかりと保温をしてキャンバステープで化粧します。
・既存の水栓の配管の切り換え工事
既存の配管とつなげてある水栓(蛇口)の配管を、新規の物と取り替えます。これを切り換え工事と呼んでいます。
給湯はお湯が使用されている場所のみの水栓金具への工事が見込まれます。
現在、給水・給湯とも塩ビ管を使用して配管しています。従来使用していた鉄管・銅管よりも、塩ビ管にもかかわらず、熱に強い・耐久性があるなどの利点があるためです。
※その他、屋内排管では、架橋ポリという材料もあります。
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豆知識「保温材とキャンバステープ」ってなに?
・保温材とは、屋外に給水管を配管する場合、凍結や直射日光による配管の劣化などを防ぐ為に施される、被覆です。電化製品を買うと衝撃を防ぐ為に周りに置かれていたり、巻かれていたり、包まれていたりする発泡スチロールに似た素材で出来ています。
・キャンバステープとは、保温材に巻く、包帯のような形をしているテープ(粘着性はある・なしがある)です。キャンバステープを巻くことで、保温材の劣化を遅らせることも出来ますし、化粧を施すことにもなるので、見た目が良くなります。
最近は、「ワンタッチ・ポリエチレンフォーム」という保温材とキャンバステープが一体となっているような、その名の通り”ワンタッチ”で仕上げが出来る素材も出来ていますが、曲がりなど細かい部分には向いていないので、TPOで使い分けています。
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豆知識「保温材へのキャンバステープの巻き方」って?
保温材は、基本的に「発泡ポリエチレン(発泡スチロールと似ている)」で出来ている、パイプのサイズに合った丸い筒状のものを使用しています。
まず、保温材を屋外配管(継ぎ手を含む)に巻き、そこへ、テーピングテープのような形に巻いてあるキャンバステープを巻きます。
巻き方は、半分ずつ重ねるように、斜めにグルグルと巻くだけです。
継ぎ手の部分は、保温材が見えないように気を付けて、念入りに巻きます。
気を付けたいのが、上から水が流れてきた時、継ぎ目から水が入らないように、下から上へ巻くことと、継ぎ手などの細かい部分は、下部から上部へ重ねていくことです。
キャンバステープについてはコチラもご参考に。「
ベストなパーツHP」
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豆知識「配管を目立たせないために」
外部の給水配管は、凍結防止のためなどで保温材をテープで巻いて固定する場合が多いです。寒冷地などでは、冬場は氷点下になる事が多いので、凍結防止のために、寒冷地用の保温材を巻きます。
しかし、凍結防止のためだけではなく、見た目も配管がそのまま見えるより、きれいに見えることもあり、お客様によっては保温材で化粧する事を希望される方もいらっしゃいます。
●神奈川水道(水道局指定工事店)~弊社について~
【弊社作業内容】
一戸建て・マンション・店舗においてキッチン(台所、厨房)、トイレ、浴室、洗面所、洗濯等の水道トラブルを熟練のスタッフが丁寧に修理しますので安心してお任せください。
配管の水漏れを修理をしたい、配管の引き直しをしたい、下水つまりの解消、下水管を修理したい等のご要望も、高い技術で信頼と実績がございます。
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階下漏水や屋外の水栓柱・散水栓の水漏れ(土、コンクリート)、蛇口の修理・交換、トイレの修理・交換、洗面化粧台交換、製氷機の設置等にもスピーディーに対応します。
【お見積り】
ご相談・お見積りは無料で、お気軽にご相談下さい。
出来るだけご希望金額に沿えるように致します。
【営業時間】
年中無休で9~23時まで営業しておりますので、電話またはお問い合わせメールより、お気軽にご連絡ください。(場合によっては夜間対応も実施します)
現場をみて無料でお見積り致します。予定が空いていれば即日対応致します。
【資格】
給水装置工事主任技術者の資格を有しています。
水道局指定工事店です。
◆県営水道指定給水装置工事事業者(茅ヶ崎市)認定番号3021
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