2020.01.11ブログ

【配管補修】給水配管の水漏れを修理しました(横浜市鶴見区)

配管

神奈川県横浜市鶴見区で給水配管の水漏れを修理しました。

横浜市鶴見区の一戸建ての屋外で、給水配管から水漏れがあったので、保温材を外した所、鉄管が錆びて折れてしまっていました。

よって、折れた箇所の鉄管の両端をレシプロソーで切断し、ブラシで出来るだけ平滑にし、LAジョイントを繋ぎ、切断した箇所は塩ビ管で接続しました。

LAジョイントは鉄管にパッキンを被せてナットをパイプレンチで締める部品です。

しっかり締めれば漏れることはないですが、鉄管に凸凹があると水漏れするので、平滑な箇所に取り付ける必要があります。

接続した配管は保温材を被せて、キャンパステープを巻きました。

配管補修が終わったら、水道メーターを開けて水漏れが無いかを確認します。

しばらく見ても漏水が無ければ作業完了です。

 

【鉄管の補修】

今回はレシプロソーを用いて鉄管を途中で切断しましたが、鉄管は通常ネジ接合なので、ネジ接合で鉄管を取り外すことが出来れば、そちらの方がよいです。

鉄管は大抵、錆びているのでパイプレンチ2丁で回しても取れない時があります。

このような場合はバーナーで接続箇所を炙れば取れるようになります。

鉄管のオスネジに塩ビのバルブソケットを取り付ければ補修出来ます。

 

現場を見て対応方法をご提案致します。

 

給水配管、給湯配管トラブルの料金詳細はコチラ!


 




神奈川水道コラム~雑談と世間話~

被覆の下にはピンホール

保温材が巻いてある配管は、巻かれている配管の3倍ほどの太さに見えるので、知らない人は”太くて丈夫な配管”だと勘違いしてしまい、時にはその上に乗ったりすることもあります。しかし、アメリカンドッグのように周りはふわふわで柔らかく潰れやすいのです。

すると、当然折れたり曲がったりして配管は傷ついてしまいます。

そして、経年劣化も仕方がない事なので、傷付いた配管はいつしか穴が開いてしまいます。

 

豆知識「ピンホール」ってなに?


給湯配管(銅管)

銅管の配管は、継ぎ手に熱を加えて「ロウ付け」と呼ばれる溶接のような作業で行われます。

熱で溶けた材料が継ぎ手と銅管の間に入り込み、糊付けしたように一体化するのです。

その「ロウ付け」した継ぎ手は、パイプと違って劣化が早く、中を通るお湯の影響もあり、少しずつロウ付けが破れてきます。

経年劣化で腐食した銅管には最終的に小さな穴が開いて、そこから水漏れを起こします。

銅管内は、高温で高速の水流が発生してます。そこで起こった水流の乱れによって発生した気泡が、継手部(90度に曲がった継手)の管内壁面に衝突して保護皮膜を破壊します。

そして、気泡の衝突が断続的に続くと小さな穴を開けます。

基本的にこの内のいずれかまたは複合的に発生した場合にピンホールが起きます。

給水配管(鉄管)

給水管のピンホール(孔食)は、金属の表面に針で刺した程度の小さな穴が開き、その内部に腐食が進行する現象です。

給水管や給湯管の漏水トラブルの原因として多く、配管に穴が開くと水漏れが発生する可能性が高まります。

ピンホールによる漏水は、配管後15年ほど経過しているケースが多く、配管後5年で発生するケースもあります。

配管系統は壁や床下に埋め込まれているため、日常的にチェックするのは難しいので、水漏れして初めて気づくケースが一般的です。

ピンホールが起こらないといわれる配管材料としては、合成樹脂管、耐孔食性銅管、内面被覆した鋼管、ステンレス鋼管などがあります。

ピンホールによる水漏れが頻回の場合は、既存の銅管を全て撤去して、新しくHTVP(耐熱性硬質塩ビ管)か架橋ポリ管で給湯器から各蛇口まで新しい給湯配管を引き直した方が良い場合があります。

給湯器のオスネジにHTVPの水栓ソケットを繋いで配管を引いていきます。

 

豆知識「保温材とキャンバステープ」ってなに?


[caption id="attachment_6680" align="aligncenter" width="300"]  保温材(パイプ用のドーナツ形)[/caption]

・保温材とは、屋外に給水管を配管する場合、凍結や直射日光による配管の劣化などを防ぐ為に施される、被覆です。電化製品を買うと衝撃を防ぐ為に周りに置かれていたり、巻かれていたり、包まれていたりする発泡スチロールに似た素材で出来ています。配管用の保温材は配管のサイズによって円柱型の中心の直径が色々あります。

・キャンバステープとは、保温材に巻く、包帯のような形をしているテープ(粘着性はある・なしがある)です。キャンバステープを巻くことで、保温材の劣化を遅らせることも出来ますし、化粧を施すことにもなるので、見た目が良くなります。

最近は、「ワンタッチ・ポリエチレンフォーム」という保温材とキャンバステープが一体となっているような、その名の通り”ワンタッチ”で被覆が出来る素材も出来ていますが、曲がりなど細かい部分には向いていないので、TPOで使い分けています。

 

豆知識「保温材へのキャンバステープの巻き方」って?


自分でまきますか?

保温材は、基本的に「発泡ポリエチレン(発泡スチロールと似ている)」で出来ている、パイプのサイズに合った丸い筒状のものを使用しています。

まず、保温材を屋外配管(継ぎ手を含む)に巻き、そこへ、テーピングテープのような形に巻いてあるキャンバステープを巻きます。

巻き方は、半分ずつ重ねるように、斜めにグルグルと巻くだけです。

継ぎ手の部分は、保温材が出ないように気を付けて、念入りに巻きます。

気を付けたいのが、上から水が流れてきた時、継ぎ目から水が入らないように、下から上へ巻くことと、継ぎ手などの細かい部分は、下部から上部へ重ねていくことです。

キャンバステープについてはコチラもご参考に。「ベストなパーツHP

 

わりと、ご自分で保温材のキャンバステープを巻き直そうとする方がいらっしゃるという事で、専門業者の技が無くても上手く巻く方法を記します。


給湯器やエアコンの屋外配管には、保温と結露防止を目的として発泡ポリエチレン製の保温チューブや発泡スチロール製のスチロールカバーなどの保温材が被覆されています。

これらの保温材を配管に固定するために用いる保温材用テープは紫外線による劣化が著しく、定期的にテープの巻き直し需要があります。

最近では、期待寿命が7年以上もある保温材テープも登場していますが、意匠性を考慮すれば「キャンバステープ」からお選びいただくのが良いと思います。

キャンバステープも用途によって使い分けますが、主に住宅で経年劣化によるまき直しが必要な個所は限られているので、給湯器周りなどについて説明します。

・専門業者は”非粘着型”を使用しますが、ホームセンターでは「粘着型」をお選びください。


粘着性がない「キャンバステープ」は、巻回作業中に誤って指から滑り落ちるとばらけて遠くまで転がってしまい取りに行かなければなりません。

脚立を使うような高所作業の場合、取りに行く手間がかかり危険を伴うので、勧められません。

テープ表面に特殊加工を施し、万が一落としたりした場合でもバラけないのが「新非粘着テープ」です。こちらも使い勝手が良いので、選択肢に入れて下さい。

そして、何よりも”急がず丁寧に”巻くことが、継ぎに巻き直すまでの時間を伸ばしてくれますので、落ち着いてゆっくり巻き直してみて下さい。(工藤建材 参照)

 

豆知識「LAジョイント」ってなに?


LAカップリング

鉄管にねじを切らず、配管されたままの状態で、塩ビ配管やその他の種類の管に接続できる、修理に便利なソケットです。本体、ナット、ゴムパッキン、ワッシャからなり、鋼管および塩化ビニル管にも適用できますが、呼び径によっては兼用できません。

この際に注意する点として、LAジョイントはパッキンをナットで締めるので、鉄管表面が平滑で無ければ水漏れするのでしっかりバリを取って必要があればヤスリ掛けします。(参考:RIKEN

 

豆知識「蛇口から出る赤茶色の水の正体」




引越しした先で、蛇口をひねったら赤茶色の水が出てきて驚いた。という話を聞きますが、どうしてそんなことが起こるのでしょうか?

新築の建物ならそんなことは滅多にないと思いますが、建築してからしばらく経過した住宅なら、赤茶色の水がでる可能性もあります。原因は、給水配管が鉄管だからです。

給水配管に鉄管が用いられている場合、鉄が酸化し錆が発生します。正確には、大気中や水中の酸素の作用で、金属の表面に赤茶色の酸化鉄ができます。

全く水が流れていない状態から急に水を流すと、鉄管の内側に発生している赤錆のうち、表面のやわらかい部分が水とともに大量に流れ出し、水の中に多くの錆が漂う事で、見た目が赤茶色になり、いわゆる赤水になります。

それでは、配管を鉄以外の材料で作ればいいじゃないか。という意見もありますが、その材料の安定的な安さや配管作業の容易さで、昔から日本中で使われてきました。

水道管が鉄でできている以上、サビる事は仕方のない事です。特に水道水の中に含まれている塩素(カルキ)は強力な酸化剤として鉄をサビさせます。

賃貸住宅などは、一定期間住人が居ない状態が続きます。水道工事などで、一時的に断水した後で赤い水が出ることがあります。これらはあくまで一時的な現象であり、しばらく水を流すことによって改善することが多いです。

引っ越す前に管理会社がメンテナンスしておいて欲しいですね。
(引用:赤水・赤錆対策.com

 




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【弊社作業内容】
一戸建て・マンション・店舗においてキッチン(台所、厨房)、トイレ、浴室、洗面所、洗濯等の水道トラブルを熟練のスタッフが丁寧に修理しますので安心してお任せください。
配管の水漏れを修理をしたい、配管の引き直しをしたい、下水つまりの解消、下水管を修理したい等のご要望も、高い技術で信頼と実績がございます。

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階下漏水や屋外の水栓柱・散水栓の水漏れ(土、コンクリート)、蛇口の修理・交換、トイレの修理・交換、洗面化粧台交換、製氷機の設置等にもスピーディーに対応します。

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給水装置工事主任技術者の資格を有しています。

水道局指定工事店です。

◆県営水道指定給水装置工事事業者(茅ヶ崎市)認定番号3021

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