2019.12.08ブログ

【配管補修】給湯配管の補修をしました(神奈川県愛川町)

 



神奈川県愛川町で給湯配管の補修をしました。

愛川町の戸建てで、給湯配管の銅管が一部漏水していました。

被覆銅管という白い被覆が銅管の上に巻かれていたので、被覆をカッターで切って銅管をむき出しにして漏水箇所を発見しました。

漏水箇所の両端をテクタッチというワンタッチ式のソケットをつけて、その間をフレキ管で接続致しました。

 

【銅管の補修】

銅管の補修方法はテクタッチというワンタッチ式ソケットか、銅管溶接を行うかです。

テクタッチは銅管にカチッと差し込むだけですが、銅管が経年劣化や水漏れで劣化して、銅管表面が平滑でない場合はテクタッチの隙間から漏水する可能性があります。

銅管溶接は、銅管の表面が平滑でなくても溶接出来ますが、バーナーを使うので近くに可燃物がある場合は使用できないことと、管内に水が入っていると銅管の温度が上がらないので、十分にくっつきません。水を抜いて防腐剤で周りを囲ってからの作業となる場合もあります。

 

銅管の穴が開いている部分にフラックスというロウ付け促進剤を塗布して、バーナーで銅管表面を炙ります。充分な温度になったらリン銅ロウの針金を処置する部分にあててロウ付けします。

冷やして、水道を流してみて水漏れがなければ完了です。

 

【給湯配管の引き直し】

被覆銅管は銅管に被覆が巻かれているので、実際に水漏れしている箇所と水が垂れる箇所が違う場合があります。

作業出来ない箇所や水漏れ箇所が不明な場合は、給湯器から給湯配管を引き直すケースもあります。

 

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神奈川水道コラム~雑談と世間話~

 

豆知識「被覆銅管(ひふくどうかん)」ってなに?




現在と違って、今まではお湯(給湯)の配管は銅管と相場は決まっていました。外部の配管の場合、銅管を配管してそのままにしません。給湯に銅管を利用するのは、熱伝導率が高く、給湯器内で早く水からお湯に変換できるからです。

しかし、銅管のまま配管してあると、熱伝導率が高いせいで、目的地まで到着する間に、逆に熱が冷めてしまいます。そのため、「被覆」という、保温材を巻いて作ってある製品が販売されているのです。

被覆配管を使用しない場合は、銅管で配管した後保温材を巻いて仕上げます。

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豆知識「保温材とキャンバステープ」ってなに?




・保温材とは、屋外に給水管を配管する場合、凍結や直射日光による配管の劣化などを防ぐ為に施される、被覆です。電化製品を買うと衝撃を防ぐ為に周りに置かれていたり、巻かれていたり、包まれていたりする発泡スチロールに似た素材で出来ています。パイプ用にできている製品がありますので、こちらをスポッとかぶせます。

・キャンバステープとは、保温材に巻く、包帯のような形をしているテープ(粘着性はある・なしがある)です。キャンバステープを巻くことで、保温材の劣化を遅らせることも出来ますし、化粧を施すことにもなるので、見た目が良くなります。

最近は、「ワンタッチ・ポリエチレンフォーム」という保温材とキャンバステープが一体となっているような、その名の通り”ワンタッチ”で被覆が出来る素材も出来ていますが、曲がりなど細かい部分には向いていないので、TPOで使い分けています。

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豆知識「配管を目立たせないために」




外部の給水配管は、凍結防止のためなどで保温材をテープで巻いて固定する場合が多いです。寒冷地などでは、冬場は氷点下になる事が多いので、凍結防止のため必ず保温材を巻きます。

しかし、凍結防止のためだけではなく、見た目も配管がそのまま見えるより、きれいに見えることもあり、お客様によっては保温材で化粧する事を希望される方もいらっしゃいます。

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豆知識「銅管」ってなに?




銅管は伸び縮みが比較的小さく、アルカリに侵されず耐食性に優れ長さの変化も少ないです。パイプは薄くしているので軽量で取り扱いが容易ですが、管の保管、運搬に際しては凹みなどを付けないように注意する必要があります。凹みから傷んでいくことが考えられます。痛んた場所から腐食してしまうので、注意して扱います。

硬質銅管と軟質銅管があります。軟質銅管は4~5回の凍結では破損しないので、寒冷地の配管にも使用されています。被覆銅管は外傷防止と土壌腐食防止の効果があります。給湯配管として使用する場合にはpHが低く、遊離炭酸が多い水質では孔食が起こることがあります。

銅の特性の中でも、“熱が伝わりやすい”という強みを発揮しているのが「銅管」です。その代表例が、エアコンの冷媒管。内面に溝をつけた銅管(内面溝付管)が使用されています。これは1970年代後半に登場した銅管であり、溝をつけることによって管の内表面積を約1.5倍にして、熱を伝わりやすくしています。(参考:KMCT

また、近年では地球環境に対する意識の高まりから、フロンに代わりCO2などの自然冷媒を使う熱交換器が誕生しています。その熱交換器に使用される銅管は高い圧力に耐えうる強度が必要とされますが、当社の開発した高強度銅管が広く使われています。

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【銅管溶接】




銅管ブラシで溶接する箇所を磨き、フラックス(酸化被膜の除去)を塗り銅管が溶けてしまわない程度にガスバーナーで炙ります。

ガスバーナーの炎が炎色反応で緑色になればOKです。

炙りながら銀ロウを当てて配管を繋ぎます。溶接する箇所の隙間が銀ロウで完全に塞がれば漏水はありません。

隙間があればそこから漏水してしまいます。最終チェックで確認します。

また、溶接する箇所の配管の中に水が溜まっていると温度が上がりきらないので、銅管内の水は全て抜いてからバーナーで炙る必要があります。

水漏れ箇所を塞げたら溶接を止めて、濡れ雑巾で銅管を拭きます。

水道メーターを開けて通水し、水漏れが無ければ作業完了です。

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【ステンレス鋼管】




ステンレス鋼鋼管は耐食性や強度に優れ、軽量化しているので取り扱いが容易です。管の保管、加工では傷をつけないように取り扱いに注意する必要があります。波状ステンレス鋼管は変位吸収性があり耐震性に富み、波状部において任意の角度が形成できて、継手が少なくてすむなど配管の加工性がよいです。配水管の分岐から水道メーターまでの配管に使用されています。

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豆知識「錆びないHTVP(耐熱性塩ビ配管)」ってなに?




HTVPは赤色の塩ビ管で、90℃まで耐熱性が向上した塩ビ管です。

通常の灰色の塩ビ管は50℃以上だと劣化してきます。

給湯配管とは給湯器から各蛇口までで、お湯が出る配管です。

給湯配管は銅管が使われていることが多く、銅管や鉄管は経年劣化で腐食し、ピンホールがあいて漏水するケースが多々あります。給湯器からの水漏れの際、銅管の痛みが進んでいたら、このパイプを使用して配管し直します。

 




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【弊社作業内容】
一戸建て・マンション・店舗においてキッチン(台所、厨房)、トイレ、浴室、洗面所、洗濯等の水道トラブルを熟練のスタッフが丁寧に修理しますので安心してお任せください。
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現場をみて無料でお見積り致します。予定が空いていれば即日対応致します。

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給水装置工事主任技術者の資格を有しています。

水道局指定工事店です。

◆県営水道指定給水装置工事事業者(茅ヶ崎市)認定番号3021

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