一戸建てで、給水配管の材質が鉄管でした。
鉄管が錆びてピンホールが出来て、水漏れを引き起こしていました。
鉄管は20年以上経つと錆びて、穴が開いたり、逆に管内が閉塞して水が出てこなくなるケースがあります。
【鉄管水漏れの一部補修】
作業が出来る箇所で水漏れしていましたので、鉄管のネジ接合の箇所をバーナーで炙り、パイプレンチを2丁使って、該当箇所の鉄管を取り外しました。
錆びて固くなっていても炙ることで、接合箇所が回るようになります。
鉄管の場合、年数が経ってくると錆びて、管内が膨らんで詰まりを引き起こしたり、鉄管にピンホールが出来て水漏れが起きるケースが散見されます。
鉄管の場合は水道蛇口を開けた際に赤水が出たら、かなり鉄管が痛んでいると判断できます。
次に、鉄管を取外した箇所に新しくHIVPのバルブソケットで塩ビ管に変換し、耐衝撃性塩ビ管HIVPを入れて補修致しました。
屋外だったので、管が凍結しないように保温材とキャンパステープを巻きました。
通水して、漏水が無かったので作業完了です。
【給水配管の引き直しをした方が良い場合】
今回は補修作業を行いましたが、鉄管が全体的に錆びている場合は一か所を補修しても、もぐら叩きのように他の箇所も錆びて水漏れするので、継ぎ接ぎで直すなら、水道メーターからの配管引き直しをおススメ致します。
また、作業が困難な場所などは補修が出来ないので配管引き直しになります。
今回の鉄管以外にも銅管、塩ビ管、鉛管、架橋ポリ管なども対応しています。
現場を見て対応方法をご提案致します。
【配管の全引き直しお見積り項目】
・水道メーターから住宅までの埋設配管工事
水道メーターから配管を引き直す場合、既存で引いている配管はそのまま(埋め殺す)で新規の配管するか、既存配管を撤去して新規の配管を引きます。
この場合、既存配管を撤去する方が見積もりは高くなります。
・給水、給湯を使用している場所の外壁の穴開け工事
給湯配管は、基本的に給湯器に結びなおせば、そこからの配管はすでに繋がっているので完了です。
しかし、給水配管はトイレや洗面所など、水を使用している場所全てに、新規の配管を引かなければなりません。
また、新築の場合、壁の中を通して配管される給水配管ですが、引き直しの場合、ほとんどが外壁沿いに配管する”露出配管”となります。
・既存の水栓の配管の切り換え工事
既存の配管とつなげてある水栓(蛇口)の配管を。新規の物と取り替えます。これを切り換え工事と呼んでいます。
給湯は切り換え工事の対象外となりますが、給湯配管がされている水栓金具は、給水配管も配管されている事が殆どなので、ほぼすべての水栓金具への工事が見込まれます。
現在、給水・給湯とも塩ビ管を使用して配管しています。従来使用していた鉄管よりも、熱に強い・耐久性があるなどの利点があるためです。
※その他、屋内排管では、架橋ポリという材料もあります。
(参考:リバイバルライフ)
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豆知識「埋め殺す」ってなに?!
配管の現場では、よく「埋め殺しちゃっていいですか?」などという言葉が使われています。
現代の言葉としては”不適当”とされていますが、作業効率を上げるために、簡単な言い方に言い換えて使っているのです。
ちゃんとした言い方だと「使わなくなった配管を撤去しないで使えないようにした状態にしてそのまま放置する」です。長いですね。
長い言葉は作業の手も止まりますし、非効率だと思い、昔の職人さんが考えて使うようになったものと推察されます。
●埋め殺し(ウメゴロシ)
撤去又は切り離し工事において、分岐部から切り離しのみを行い、給水管を布設したままにしておくこと。現在は、不適切用語として使用を廃止し、「埋設のまま」に変更。(引用:水道設備.com)
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豆知識「集水桝・コンクリート桝」ってなに?
「集水桝」とは、屋外の排汚水の合流点や分岐点に設ける桝のことで、排水桝とも呼ばれます。
この「集水桝」で雨水排水管などを合流させることにより、ゴミなどを集めやすくし、維持管理がしやすくなります。
また、排水勾配が変わるところや、道路や敷地の境目に設けることで、泥などが配管内に流れ込まないようにコントロールすることができます。
また、汚物を滞留させないで汚水桝もあります。
「集水桝」は、コンクリート製の物が多く、現場打ちで作成されることが多かったのですが、作業性や精度の問題があり、コンクリート2次製品(既製品)が多く使われるようになってきています。
狭小地の場合には、コンクリート製品が使いにくいこともあり、塩ビ製の小口径桝などの製品もあり、現在の新築現場では、塩ビ桝が主流で使用されています。(引用:東建コーポレーション)
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豆知識【コンクリート桝から塩ビ桝の交換】のススメ
現在、コンクリート桝から塩ビ桝の交換依頼が多くなってきています。
昔は塩ビ桝などなく、コンクリート桝が標準でしたが、コンクリート桝の場合、約 15 年~20 年程で劣化が進み ヒビが入ったりします。そこから水が漏れたり木の根が入り込んだりして詰まりの原因となります。
また、コンクリート桝は重いので自重で沈んでいきますが、塩ビ桝は軽いのでそのようなことはありません。その為。現在の下水桝は塩ビ桝に変わってきています。
塩化ビニル管の寿命としての耐用年数は50年以上とされていますので、コンクリート桝より断然長持ちで、凹凸が少ない分、流れも良くなっているという事も関係しているのかもしれません。
(参考:塩ビ桝)
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豆知識「給水配管」ってなに?
いわゆる”上水”の給水方式としては、直結給水方式、高架水槽給水方式、圧力水槽給水方式があります。
一般住宅では水道本管から水道管を引き込み、その水圧力で各蛇口に給水する「直結給水方式」が採用されています。
「直結給水方式」では、2階建てまでの建物であれば直接給水が可能ですが、3階建て以上の建物は受水タンクを設けポンプアップをしなければ給水できないことになっています。
しかし、最近では受水槽の管理不十分による衛生上の問題から、水道本管の水圧を上げて3階建までの建物はポンプアップをしなくても直結給水できる地域が拡大してきましたので、3階建の計画時には建築地の水道局にご確認ください。
また、道路に埋設された水道本管から引き込む給水主管の径は、一般住宅では13mmから25mmが多く採用されています。
最近の新築住宅の水洗器具は8ヵ所程度設置されていますので、2ヵ所以上を同時に使することを考えますと20mm以上の口径が必要となります。
その他、新築などで新たに水道を設置する場合には、水道工事費用の他に水道を利用するための費用として「水道加入金」を負担しなくてはなりません。
費用は水道メーターの口径により設定され、呼び方は各水道局により異なり、水道市納金、水道加入負担金、権利金、局納金、供託金などと言われています。
さらに温泉が引かれている場合は温泉権利金が必要となります。
(※まるわかり注文住宅より抜粋)
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【弊社作業内容】
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水道局指定工事店です。
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