2019.07.01ブログ

逆流防止性能基準と負圧破壊性能基準

【逆流防止性能基準】


給水装置からの汚水の逆流で、水道水の汚染や公衆衛生上の問題が発生することを防止するものです。

①逆流防止の性能がある給水用具は水の逆流を防止できる位置に配置されていることです

・減圧式逆流防止器は、厚生労働大臣が定める逆流防止に関する試験で3kPa及び1.5MPaの静水圧を1分間加えた時に、水漏れ、変形、破損その他の異常がないこと。


・厚生労働大臣が定める負圧破壊に関する試験により流入側から-54kPaの圧力を加えた時、減圧式逆流防止器接続の透明管内の水位上昇が3mmを超えないこと。


・逆止弁や逆流防止装置を組み込んだ給水用具は、逆流防止性能試験により、3kPa及び1.5MPaの静水圧を1分間加えたとき、水漏れ、変形、破損その他の異常が発生しないこと


・バキュームブレーカーは負圧破壊性能試験で流入側から-54kPaの圧力を加え、バキュームブレーカー接続の透明管内の水位上昇が75mmを超えないこと


②逆流防止性能基準の適用対象

・逆流防止性能基準の適用対象は、逆止弁、減圧式逆流防止器、逆流防止装置を内蔵した給水用具です。


・構造、材質基準で水が逆流する可能性のある場所では、逆流防止性能基準に適合する給水用具の設置、負圧破壊性能基準に適合する給水用具の設置、規定の吐水口空間の確保のどれかを1つ確実に行うことを要求しているもので、この要求を満たしていれば本基準の試験を行っていない逆止弁の設置を行っても良いです。


 

【負圧破壊性能基準】


・負圧破壊装置組み込みの給水用具は、負圧破壊性能試験で流入側から-54kPaの圧力を加えた時、給水用具接続の透明管内の水位上昇が、バキュームブレーカー組み込みの給水用具の、逆流防止機能が働く位置から水受け部の水面までの垂直距離の1/2とします。

・バキュームブレーカー以外の負圧破壊装置組み込みの給水用具は、吸気口に接続している管と流入管接続部分の最下端か吸気口の最下端のうち、どちらか低い点から水面までの垂直距離の1/2を超えないことです

・水受け部と吐水口一体の構造となっていて、水受け部の越流面と吐水口間の分離により、水の逆流を防止する給水用具(吐水口一体型給水用具)は、負圧破壊性能試験で流入側から-54kPaの圧力を加えた時、吐水口から水を引き込まないようにします。

 

給水配管、給湯配管トラブルの料金詳細はコチラ!


 




神奈川水道コラム~雑談と世間話~

ちょっと難しい表現の文章ですが、逆流防止性能基準とは簡単に言うと、トイレのタンクの仕組みを解説しているのです。

トイレのタンクには水が貯められていて、レバーを回すと便器に水が流れます。

その後なくなった分の水をタンクに貯めようとした時、いっぱいはどこなのか分からないと、タンクから水が溢れてしまいます。

それを防ぐ為に、トイレのタンクには様々な工夫がされているのです。

 

豆知識「トイレタンクの仕組み」って?


トイレタンク


・ボールタップ

水位を調整する浮き球を言います。

①浮き球が空中にあり「下を向いている」と給水が開始されます。

②水位が上がって浮き球が水に浮かび「根元が一定の角度になる」と給水は止まります。

・フロートバルブ(フロートゴムを使用した栓)

フロートバルブの開閉により、タンク内の水を便器へ流したり、止めたりします。

このフロートバルブには、レバーハンドルと連動する鎖がついています。

※フロートバルブに使用されているのが、フロートゴムと言う、黒いゴムで出来ている、排水口の蓋の役割を果たしている部品です。ゴムですので、経年劣化によりゴムが溶けてきて、変形することで、タンク内の水が漏れだすことがあります。フロートゴムを手で触って、手が黒くなったら、フロートゴムの替え時です。
最近では、フロートバルブがプラスチック製になっているものもあります。

・サイフォン管(オーバーフロー管)

フロートゴムと組み合わせる部品で、トイレのタンク内の水量を保つため、設置されています。

サイフォン管はプラスチックで出来ており、根本から折れてしまった場合、タンクに溜まらず水が流れるので、その場合はサイフォン管を交換する必要が有ります。

交換時にトイレのタンクを取り外す必要が有ります。

・給水管(直管・フレキ管)

給水管は、止水栓とタンクを繋いでボールタップに接続されている部品です。

ボールタップを変えた時に、ボールタップと止水栓までの距離が変わるので、給水管を交換しないと水漏れするリスクがあります。

フレキ管を交換する時はフレキナットに入っているゴムパッキンも劣化しているので交換する必要があります。

トイレの設置形態によって、止水栓とタンクとの繋ぎがフレキ管ではなく、直管の給水管が付いている場合もあります。

・止水栓

修理前に水を止めたり、水の勢いを調節する役割を果たします。
(引用:TOTO

 

豆知識「ウォーターハンマー現象」ってなに?


[caption id="attachment_7188" align="aligncenter" width="640"] ウォーターハンマー防止装置[/caption]

水道の蛇口をしめたときに、一瞬「ガンッ」「ゴンッ」という音がするのを耳にしたことはないでしょうか?

「ある」という場合は、ウォーターハンマー現象が起きている可能性があります。ウォーターハンマー現象は放置しておくと思わぬトラブルにつながることも…。この記事ではウォーターハンマー現象の概要と対策について解説します。

「水撃作用」と表現されることもあるウォーターハンマー現象は、水道管を通る水が、水道管内部の急激な圧力の変化により内側から激しくぶつかってしまう現象のこと。強い衝撃が生じ、まるで水道管をハンマーで叩いたような大きな音が鳴るため「ウォーターハンマー現象」と呼ばれています。

ウォーターハンマー現象は、水道管が設置されている場所であればどこでも発生する可能性があるのですが、一般家庭で起こりやすいのが、給湯器、食器洗い機、全自動洗濯機です。給湯器が発生源の場合は、キッチンや洗面所、浴室など、給湯器を使うたびに聞こえることもあります。

ウォーターハンマー現象が起こるのは一瞬です。しかし、その音からもわかる通り、衝撃はかなり強力なもの。1回くらいであれば問題ないのですが、同じ場所で何回も起きた場合、配管に破損が生じて水漏れを引き起こすリスクがあります。

また、給湯器でウォーターハンマー現象が起きた場合、配管だけでなく、給湯器に搭載されたセンサーなどに影響することもあります。修理では対処できず交換を余儀なくされることもあり、リスクが高いといえます。

出来るだけ早く、ウォーターハンマー現象の解消をした方が良いと考えます。(引用:生活堂

 

豆知識「家庭用の井戸ポンプ」ってなに?


[caption id="attachment_6721" align="aligncenter" width="970"] 旧型[/caption]

[caption id="attachment_6720" align="aligncenter" width="772"] 新型。水中ポンプで水を吸い上げ、蛇口から水を出します。[/caption]

家庭用の井戸は災害時でも水が使えますし、水道代を節約することもできます。しかし、井戸の設置や井戸ポンプに関する情報は少なく、家に井戸を設置したり、古いポンプを交換して井戸を活用したりすることが難しいですよね。

テレビや実家の庭に設置されているのが手動式のポンプです。
最近では電動式が主流となっていますが、そのメリット・デメリットを紹介します。

家庭用井戸ポンプには、手動式と電動式があります。手動式は、そのまま手で押すことで水をくみ上げる仕組み。かなり力を使うため、小さい子どもや高齢者にはおすすめできません。さらにポンプでケガをするリスクもあるので、注意が必要です。ただし、停電時でも井戸を使用できるという大きなメリットもあります。

一方で、電動式の井戸ポンプは電気の力で水をくみ上げる仕組み。最近の家庭用井戸では、ほとんどが電動式の井戸ポンプを採用しています。力を使わず、子どもがポンプでケガをするリスクもないため、安全に使用できるのです。ただし、電動式の井戸ポンプは停電時に使えないというデメリットもあります。(引用:工事屋さん

 

水中ポンプとは


水中ポンプとは、その名の通り、本体を水中に入れて、その場の水を放出することができるポンプです。
大量の水を簡単に目的の場所へ移送でき、工事現場やご家庭などさまざまなシーンで使われます。

ポンプというと、古い井戸にあるような「手押しポンプ」をイメージされる方があるかもしれませんが、市販の水中ポンプは基本的に電動で、最初に設置さえすれば、あとは何もしなくても水をどんどんくみ出してくれます。
また、本体を水中に沈めるので使用中に騒音があまり出ないのもメリットです。

水中ポンプの種類別・使えるシーン

「水中ポンプがどんなものかは大体分かったけど、じゃあどうやって使うの?」
はい、実は水中ポンプの使い道って結構いろいろあるんです!ここでは、代表的な水中ポンプの種類と、それぞれの便利な使い方についてご紹介していきます。

水中ポンプは、くみ上げる水(液体)の状態によって適したタイプがあります。
きれいな水なのか、泥や固形物の混じったものなのかによって使うポンプは違い、合わないものを使うと故障の原因にもなりますので、必ず用途に合った水中ポンプを選びましょう。

 

家庭用(清水用)水中ポンプ




[caption id="" align="aligncenter" width="250"] 写真:ファミリー水中ポンプ ツルポン(ツルミポンプ)[/caption]




清水のくみ出しに適した水中ポンプです。

清水とは、濁ったり固形物が混じったりしていない、すんだ水のことです。水道水や井戸水、風呂の残り水、きれいな池や川の水、灌漑用水などが該当します。

【こんな時に便利!】



庭や家庭菜園の散水


ポンプの吐出口にホースと散水ノズルを付け、池の水などを水中ポンプで引いてくれば、庭・畑・家庭菜園などへの散水や水やりが簡単に行えます。

お風呂の残り湯の再利用


浴槽に残った水を洗濯機までくみ上げるのに、水中ポンプがあれば簡単。水の節約にもなるし、温かいお湯で洗濯すれば汚れ落ちも良くなります。

池の水換え


汚れた池の水換えや掃除の際にも、水中ポンプがあればとても便利。大量の水を素早く抜くことができます。(引用:プロ工具

 






●神奈川水道(水道局指定工事店)~弊社について~

【弊社作業内容】
一戸建て・マンション・店舗においてキッチン(台所、厨房)、トイレ、浴室、洗面所、洗濯等の水道トラブルを熟練のスタッフが丁寧に修理しますので安心してお任せください。
配管の水漏れを修理をしたい、配管の引き直しをしたい、下水つまりの解消、下水管を修理したい等のご要望も、高い技術で信頼と実績がございます。

【その他の作業】
階下漏水や屋外の水栓柱・散水栓の水漏れ(土、コンクリート)、蛇口の修理・交換、トイレの修理・交換、洗面化粧台交換、製氷機の設置等にもスピーディーに対応します。

【お見積り】
ご相談・お見積りは無料で、お気軽にご相談下さい。
出来るだけご希望金額に沿えるように致します。

【営業時間】
年中無休で9~23時まで営業しておりますので、電話またはお問い合わせメールより、お気軽にご連絡ください。(場合によっては夜間対応も実施します)
現場をみて無料でお見積り致します。予定が空いていれば即日対応致します。

【資格】
給水装置工事主任技術者の資格を有しています。

水道局指定工事店です。

◆県営水道指定給水装置工事事業者(茅ヶ崎市)認定番号3021

・対応地域
神奈川県全域を対応致します。

【政令都市】横浜市、川崎市、相模原市

【横須賀三浦地域】横須賀市、鎌倉市、逗子市、三浦市、葉山町

【県央地域】厚木市、大和市、海老名市、座間市、綾瀬市、愛川町、清川村

【湘南地域】平塚市、藤沢市、茅ヶ崎市、秦野市、伊勢原市、寒川町、大磯町、二宮町

【県西地域】小田原市、南足柄市、中井町、大井町、松田町、山北町、開成町、箱根町、真鶴町、湯河原町

日程の都合がつけば、静岡県東部や東京都内も対応しますのでお気軽にお問合せ下さい。

現場を見て最適な方法をご提案いたします。

水道トラブルでお困りの際は神奈川水道へお問合せ下さい。

お問い合わせ