2019.06.18ブログ

浸出性能基準と水撃限界性能基準

【浸出性能基準】


給水装置から金属が浸出し、飲用にしようされる水が汚染されることを防ぐ為のものです。

飲用に供する水を供給する給水装置は、厚生労働大臣が定める浸出に関する試験(浸出性能試験)により供試品について浸出させたとき、その基準に適合しなければなりません。

浸出性能基準はNSF(米国衛生財団)の規格に準拠し、水道水質、給水装置の使用実態、試験などを考慮して修正を加えたものです。

適用対象は通常の使用時に飲用水が接触する給水管と給水用具に限定されるもので、給水管、末端給水用具以外の給水用具、飲料水用の末端給水用具が対象となります。

内部に吐水口空間がある給水用具は、吐水口以降の部分も含めた給水用具全体を一体として評価するが、自動販売機や製氷機は水道水として飲用されることがなく、吐水口以降は、食品衛生法に基づく規制も行われているので、給水管との接続口から給水用具の水受け部への吐水口までの間の部分について評価を行います。また、安全弁(逃し弁)、水抜き栓などの内部で、給水装置以外に排水される水のみが接触する部分は浸出性能の評価から除外してもよいです。

 

【水撃限界性能基準】


給水用具の止水機構が急閉止するときに起きる水撃作用(ウォーターハンマー)により、給水装置に破壊が起きるのを防ぐためのものです。

水撃作用が発生する可能性のある給水用具は、給水用具内の流速を2m/s又は給水用具内の動水圧を0.15MPaとする条件で、給水用具の止水機構を急閉止したとき、水撃作用で上昇する圧力が1.5MPa以下の性能とします。

適用対象は、水撃作用が発生する可能性のある給水用具で、水栓、ボールタップ、電磁弁、元止め式瞬間湯沸器です。

この基準は、水撃発生防止仕様の給水用具かどうかを判断する基準で、水撃作用を発生する可能性がある給水用具は、全てこの基準を満たしていなくてもよいです。

水撃作用を発生する可能性があって、この基準を満たしていない給水用具を設ける場合は、別途に水撃防止器具を設けるなどの措置を行います。

 

【ウォーターハンマーの発生防止】


給水管の水圧が高い時は減圧弁、定流量弁を設置し給水圧か流速を下げます。

ウォーターハンマーが発生しそうな箇所には、その手前の近くに水撃防止機器を設けます。

ボールタップの使用は、ウォーターハンマーの発生がしにくい複式、親子2球式、定水位弁など給水方式に合ったものを選定します。

受水槽や貯水槽にボールタップを使用する場合は必要に応じて波立ち防止板を取り付けます。

 

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神奈川水道コラム~雑談と世間話~

 

豆知識「ウォーターハンマー現象」ってなに?




水道の蛇口をしめたときに、一瞬「ガンッ」「ゴンッ」という音がするのを耳にしたことはないでしょうか?

「ある」という場合は、ウォーターハンマー現象が起きている可能性があります。ウォーターハンマー現象は放置しておくと思わぬトラブルにつながることも…。この記事ではウォーターハンマー現象の概要と対策について解説します。

「水撃作用」と表現されることもあるウォーターハンマー現象は、水道管を通る水が、水道管内部の急激な圧力の変化により内側から激しくぶつかってしまう現象のこと。強い衝撃が生じ、まるで水道管をハンマーで叩いたような大きな音が鳴るため「ウォーターハンマー現象」と呼ばれています。

ウォーターハンマー現象は、水道管が設置されている場所であればどこでも発生する可能性があるのですが、一般家庭で起こりやすいのが、給湯器、食器洗い機、全自動洗濯機です。給湯器が発生源の場合は、キッチンや洗面所、浴室など、給湯器を使うたびに聞こえることもあります。

ウォーターハンマー現象が起こるのは一瞬です。しかし、その音からもわかる通り、衝撃はかなり強力なもの。1回くらいであれば問題ないのですが、同じ場所で何回も起きた場合、配管に破損が生じて水漏れを引き起こすリスクがあります。

また、給湯器でウォーターハンマー現象が起きた場合、配管だけでなく、給湯器に搭載されたセンサーなどに影響することもあります。修理では対処できず交換を余儀なくされることもあり、リスクが高いといえます。

出来るだけ早く、ウォーターハンマー現象の解消をした方が良いと考えます。(引用:生活堂

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豆知識「浄化槽」ってなに?




環境に配慮して、生活排水をあらかじめ自宅で浄化した水を排水するという試みが定着してきました。

そこで利用されているのが浄化槽です。

し尿だけでなく台所や風呂、洗濯などの生活雑排水もいっしょに処理する浄化槽です。

それだけにさまざまな性質の汚水を処理する能力が要求されます。

こうした状況を浄化槽を使用する家族のみんなが理解し、浄化槽が機能を十分に発揮できるように協力することが大切です。

浄化槽には大きく分けて単独浄化槽と合併浄化槽に分かれています。

それぞれの処理能力は単独浄化槽では BOD除去率65%以上、放流水のBOD濃度90mg/L以下であること。

合併浄化槽では BOD除去率90%以上、放流水のBOD濃度20mg/L以下 であることが定められています。

日本では2001年4月 に単独浄化槽の新設が禁止され、現在は合併浄化槽のみが新設の浄化槽として認められています。

※BODとは:水の汚れの度合いを表す指標のひとつ。どのくらい水中の酸素を使うかということを表します。

水の中にすむ微生物たちは、水の汚れを分解してくれるものがいます。

水の汚れを分解するときに、使う酸素の量。

これが、少なくなると、微生物たちが死に、悪臭の発生や魚の窒息死などの問題が発生します。

※BOD除去率(-じょきょりつ)

流入排水中のBODのうち、処理装置等の中で除去された割合。次式で算出する。BOD除去率(%)=(流入BOD濃度-流出BOD濃度)/流入BOD濃度×100(濃度の単位:mg/狗淪)

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豆知識「雨水浸透桝」ってなに?




都市化が進み、アスファルトで覆われた地域では、土の地面と違い、雨水は地面から地中に浸透することができず、全部下水道に流入します。このため、地盤沈下、井戸水、河川の枯渇化等が心配されます。

かつて、田畑や緑地がはたしていた、雨水を地中に浸透させるという役割の回復が必要になっています。

こうした形で市街化が進み、雨水が地下に浸透せずに川へ一気に流れ込むようになってきたことで、川はあふれやすくなり、床上・床下浸水や道路冠水などの被害がたびたび発生するようになりました。

その一方で、水源となる地下水や湧き水の量は減少し、川の水質悪化や地盤沈下の原因の一つになっています。

こうした現象を防ぐには、屋根に降った雨水を地中に染み込ませる「雨水浸透桝」の設置が有効です。新築・増改築をする際や、浸透桝が設置されていない住宅での設置をお願いします。各家庭に設置する事で防げるかもしれません。(引用:鎌ヶ谷市HPより)(参考:東京都

 




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