2019.06.01ブログ

防食工とクロスコネクション防止

防食工

【電食防止措置】

電気的絶縁物により管を被覆する方法は、ポリウレタンなどのプラスチックで外面を被覆し、漏洩電流の流出入を防止します。絶縁接続法は管路に電気的絶縁継手を挿入し、管の電気抵抗を大きくし、漏洩電流を減少させます。

【管内面の防食工】

鋳鉄管からサドル付き分水栓などによって穿孔、分岐した通水口には防食コアを挿入します。鋳鉄管の切管には、切り口面にダクタイル管補修用塗料を塗布します。鋼管のネジ継手には管端防食継手を使用します。

【管外面の防食工】

ポリエチレンスリーブによる方法は、管外面をポリエチレンスリーブで被覆し、粘着テープで密着、固定します。管継手部の凸凹にスリーブがなじむように充分にたるみを持たせ、埋戻し時に継手の形状に無理なく密着するように施工します。

防食テープ巻きによる方法は管外面を掃除し、継手部との段差をマスチック(下地処理)で埋め、プライマを塗布します。その後に管外面を防食テープで巻きます。

防食塗料の塗布による方法は管外面を掃除し、継手部との段差をマスチックで埋め、プライマを塗布し、防食塗料を2回塗ります

外面被覆管を使用する方法は硬質塩化ビニルライニング鋼管、ポリエチレン粉体ライニング鋼管などの金属管の外面を被覆した管を用います。

【その他の防食工】

サドル付き分水栓などの給水用具の外面防食はポリエチレンシートを使用してサドル付き分水栓全体を覆うように包み込み、粘着テープで密着、固定し、土壌との接触を断って浸食防止を図ります。

異種金属管との接続には、異種金属管用絶縁継手を使用し、浸食防止します。

構造物を金属管が貫通する場合は、金属管と構造物が接触する可能性があるので、ポリエチレンスリーブ、防食テープを使用し、管が直接構造物(コンクリート、鉄筋)に接触しないように施工します。

 

【クロスコネクション防止】

クロスコネクションとは、該当の給水装置以外の水管、その他の設備に直接連結することです。

クロスコネクションは水圧状況にとって給水装置に工業用水、排水、化学薬品、ガスなどが逆流し、配水管を経由し他の使用者まで汚染が拡大する非常に危険な配管なので絶対にさけなければいけません。

次のような場合は、該当の給水装置以外の水管とを仕切弁、逆流防止装置(逆止弁)を介して接続してもクロスコネクションとなります。

・給水装置、井戸水、工業用水、再用水の配管を接続すること

・給水装置と冷温水補給水管、冷却水補給水管を接続すること

・給水装置と受水槽以下の配管を接続すること

・湯水混合水栓に給水装置と温泉水を接続すること

工業用水、再生利用水、受水槽以下の管を給水装置と近接して配管する場合は、誤接合を防止する為、管の外面に用途が識別できる表示をします。

 

 




神奈川水道コラム~雑談と世間話~


豆知識「クロスコネクション」ってなに?


クロスコネクション(誤接合)とは、配水管(水道本管)から各ご家庭等に水道水を供給するための給水管(給水装置)が、「水道以外の管(井戸水、工業用水等)」と直接接続されていることを「クロスコネクション(誤接合)」といいます。

止水栓(バルブ)等を設け、蛇口から出る水を、水道水と水道水以外の水を切り替えて使用できるようにされている場合もクロスコネクションに該当します。

誤接合されやすい「水道以外の管」の例


●井戸水、湧水、工業用水、農業用水(パイプライン、畑かん)、再生水の配管

●受水槽以降の配管

●プール、浴場等の循環用の配管

●水道水以外の給湯配管

●ポンプの呼び水配管、冷却水配管

●雨水管、その他排水管等

なぜ禁止されているの?


水道の給水管と水道以外の管が接続されていると、バルブの故障や操作不良、閉め忘れなどにより井戸水等が配水管(水道本管)に逆流するおそれがあります。逆流した水が汚染されていた場合、周辺の水道水が汚染されるなど、公衆衛生上大きな被害を引き起こすことになります。

また、水道水が井戸等に大量に流れ込む可能性もあり、莫大な水道料金が発生する可能性もあります。(引用:仙台水道局

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豆知識「雨水浸透桝」ってなに?




都市化が進み、アスファルトで覆われた地域では、土の地面と違い、雨水は地面から地中に浸透することができず、全部下水道に流入します。このため、地盤沈下、井戸水、河川の枯渇化等が心配されます。

かつて、田畑や緑地がはたしていた、雨水を地中に浸透させるという役割の回復が必要になっています。

こうした形で市街化が進み、雨水が地下に浸透せずに川へ一気に流れ込むようになってきたことで、川はあふれやすくなり、床上・床下浸水や道路冠水などの被害がたびたび発生するようになりました。

その一方で、水源となる地下水や湧き水の量は減少し、川の水質悪化や地盤沈下の原因の一つになっています。

こうした現象を防ぐには、屋根に降った雨水を地中に染み込ませる「雨水浸透桝」の設置が有効です。新築・増改築をする際や、浸透桝が設置されていない住宅での設置をお願いします。各家庭に設置する事で防げるかもしれません。(引用:鎌ヶ谷市HPより)(参考:東京都)

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豆知識「防食テープ」ってなに?


錆は、金属に酸素と水分が接触する環境で発生します。
酸素と水分は空気中に含まれます。つまり、金属と空気が接触するだけで錆は発生します。

金属と空気の接触を断つことをポイントとした防食テープシリーズがありますので、その中から適したものを選んで使用します。

「地中埋設向け」と「屋外向け」の、2種類の防食テープが基本的にはありますので、そちらを使い分ける事で、錆から配管を守れるのです。(引用:Nitto

 




●神奈川水道(水道局指定工事店)~弊社について~

【弊社作業内容】
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現場をみて無料でお見積り致します。予定が空いていれば即日対応致します。

【資格】
給水装置工事主任技術者の資格を有しています。

水道局指定工事店です。

◆県営水道指定給水装置工事事業者(茅ヶ崎市)認定番号3021

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