2019.05.27ブログ

逆流防止

【逆サイホン作用】

給水装置は、通常は有圧で給水しているので外部から水が流入することはありません。ただし、断水、漏水で逆圧または負圧が生じた場合は逆サイホン作用により貯留水が逆流する可能性があります。逆流する可能性がある箇所では、末端の給水用具または末端給水用具の直近の上流側で次のいずれかの方法で汚染を防止します。

①逆流防止性能基準に適合する給水用具を設置する

②負圧破壊性能基準に適合する給水用具を設置する。

③規定の吐水口空間を確保する

④減圧式逆流防止器を設置する

【逆流防止性能および負圧破壊性能による逆流防止措置】

給水装置の末端に水受け容器と給水装置をユニット化した製品を設置する場合、自己認証または第三者認証制度によって、その製品が逆流防止性能または負圧破壊性能を有していることを確認します。

負圧破壊性能を有するバキュームブレーカーの下端または逆流防止機能が働く位置(取付け基準線)と水受け容器の越流面との間隔は150mm以上確保します。

大気圧式バキュームブレーカーは、最終の止水機構の下流側で、水受け容器の越流面から150mm以上高い位置に設置します。

圧力式バキュームブレーカーは最終の止水機構の上流側で、水受け容器の越流面から150mm以上高い位置に設置します。バキュームブレーカーに逆圧がかかるところには設置できません。

*取付け基準線が明確なバキュームブレーカーは、取付け基準線から水受け容器の越流面との間隔を150mm以上確保します。

ばねや自重で弁体を弁座に密着させ逆流を防止する逆止弁は、シール部分に夾雑物が挟まったり、シール材の摩耗や劣化により逆流防止性能を失う可能性があるので、使用を避けるべきです。

減圧式逆流防止器は、信頼性は高いが、適切な維持管理が必要で、汚染物が内部に入らないようにしなければならないです。

【吐水口空間の確保による逆流防止措置】

吐水口空間とは、吐水口の最下端から越流面までの垂直距離および近接壁から吐水口の中心までの水平距離です。越流面とは、洗面器などの場合は該当する水受け容器の上端を言います。水槽などの場合は、立取出しでは越流面の上端、横取出しでは越流間の中心を言います。吐水口空間の確保は水の逆流防止に最も確実な手段で給水用具の内部で確保してもよいです。

給水管の呼び径が13mmを超え、20mm以下の場合、近接壁から吐水口の中心までの水平距離および越流面から吐水口の最下端までの垂直距離は40mm以上とします。

浴槽に給水する給水装置は50mm以上の吐水口空間を設けます。

プールのように水面が波立ちやすい水槽、洗剤や薬品を扱う水槽に給水する給水装置は、200mm以上の吐水口空間を設けます。

【有害物質を扱う工場の給水装置】

事業活動に伴い、化学薬品工場、メッキ工場、クリーニング店など、水を汚染するおそれのある有害物質を扱う場所の給水装置は受水槽式として水の汚染を防止します。

 
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