集合住宅のユニットバス内の洗面蛇口で、MYM製(2009年倒産)蛇口から水が止まらない現象がありましたので、蛇口を交換致しました。ホームセンターでサンエイ製蛇口を購入し、取り付けました。
【洗面蛇口の取外しと取付】
2ハンドルの台付き蛇口の場合、芯々(給水配管と給湯配管の距離)を合わせる必要があるので、メジャーで距離を測ったところ芯々は102mmでした。
台付き2ハンドルでカランとシャワー付きの蛇口をコーナンで探して購入しました。蛇口の脚(蛇口の下に付いています)と、水とお湯のフレキ管が2本、給水配管と給湯配管に繋がっています。水道メーターを閉めて水が出ないようにしてから、洗面器下の点検口に潜ってフレキ管と蛇口の脚を繋いでいるナットを立てカランで反時計回りに回して取り外します。ナットを外すと蛇口を持ち上げると取り外せますので、新しい蛇口をセットして、フレキ管と蛇口の脚を繋いでいるナットを時計回りに回して繋げます。その時にパッキンを入れ忘れないように注意します。
シャワーホースとカランを蛇口本体に繋げます。
【洗面排水ホースの取替え】
洗面の排水ホースが届いていなかったので、新しくプラスチックの排水ホースを取り付けました。径40mmのナットで洗面器に繋ぎました。洗面もしくはキッチンの排水の径は40mmか50mmが一般的です。
【水漏れ確認】
給水、給湯、排水をそれぞれ繋いだあと、水道メーターを開けて漏水が無いかを確認しました。
【芯々が合わない時】
基本的には蛇口の芯々は合わせないといけないのですが、どうしても合うのが無い場合、洗面器にホルソーで穴を開ければ設置することが出来ます。その時には蛇口の脚は通すが、固定ナットは通らない大きさで穴を開ける必要があります。その場合は若干フレキ管の位置が変わるので、長さが変わってフレキ管を作り直す必要がある場合もあります。既存の穴は本体で隠れれば見えないですが、見える場合は化粧蓋で隠すか、コーキングで埋めれば見えなくなります。
神奈川水道コラム~雑談と世間話~
ユニットバスには、洗面ボウルと浴槽のために首を振るだけでどちらでも使える水栓金具がついています。そこにシャワーも付いているので、何かと便利ですが、その水栓金具が壊れてしまうと、2か所の給水が使えなくなるので困ったものです。
しかし、さすがに自分自身で交換するのは難しいので、そこは水道業者にご依頼ください。
点検口を開けてそこから作業します。
豆知識「ホールソー」ってなに?
単純に和訳すると「穴を開ける刃物」です。遠からず、そのような道具です。
電動ドリルの先に、ホールソーという丸い形に穴を開けるために先がのこぎり状になっている部品です。中心にもドリルが付いているので、ココを芯として穴を開けることが出来ます。
今回は50㎜の配管を通すので、一回り大きな穴を開けました。がりがりバリバリ音がするので、あまり薄い板には向きません。薄い板の場合は、また別の道具を使って繊細に穴を開けていきます。
豆知識「賃貸物件はまず大家さんへ報告」ってどう云うこと?
賃貸でアパートや家を借りている場合、何かが故障したら”誰の負担で”修理の工事をするのか、場所によって異なります。
また、店舗を借りて、これから営業を始められる方も、現在営業なさっている方もいらっしゃると思いますが、一つ、知っているようで知らない事があります。
それは、賃貸物件内のどこが壊れたら「大家さん持ちで直す」か
どこが壊れたら「借りている側が自前で直す」か、です。
それを知るには、まず最初に契約書に目を通すのは、もちろんの事として、「壊れた(故障した)らまず、大家さんに報告する」事が大事になってきます。
壊れてしまったら、すぐに直したい気持ちになりますが、修理業者に連絡するより前に、必ず大家さんに連絡してください。
大家さんの紹介の業者さんにしか修理をさせてもらえない場合があったり、逆に、大家さんを通せば、借主側が支払いをしなくていい場合があります。
なので、「故障があったらまず大家さんへ連絡」して下さい。
(参考:CHINTAI)
【家もメンテナンスが必要です】
戸建て住宅の場合は、家自体の管理もメンテナンスも、ご自身で行わなければなりません。
10年以上、下水管を洗っていない戸建て住宅だと、排水管に詰まりが出てしまい、高圧洗浄で排水管を洗うと、結構油脂が出てきます。
また、水回りの製品も永遠に使用できるものではありません。リフォームなども、築20年経たない内にご検討されると良いかと思います。
その、メンテナンスの時期や間隔も、販売した住宅メーカーや不動産などが教えてくれるといいのですが、なかなか難しいのが現状のようです。
この記事を見て、自分の家はどうなんだろうと思った方、「戸建て住宅 メンテナンス」で検索すると、色々な不動産や住宅メーカーがアドバイスしているサイトがヒットしますので、是非、ご自分に合った方法を見つけて下さい。
分譲マンションの場合は、管理費で毎年洗っています。もし、そのような事がないと思った方は、管理組合に問い合わせてください。
(参考:スーモ)
豆知識「ユニットバス」ってなに?
ユニットバスとは、壁・天井・床・浴槽などの各パーツが一体になっている浴室のことです。「2点ユニットバス」と「3点ユニットバス」の2種類があります。
2点ユニットバスは、浴室内に「洗面台」が一緒になっていて、トイレは別の空間になっています。
3点ユニットバスは、浴室内に「洗面台」と「トイレ」が一緒になっているタイプです。
本来は、お風呂とトイレが一緒のものがユニットバスとは限りませんが、賃貸物件はほぼ3点ユニットバスなので一般的な認識のままで良いです。
<メリット>
・家賃が安いお部屋が多い
・掃除が簡単
・漏水事故が少ない:水回りが集まっていて、排水管の大元が繋がっていることが多く漏水が少ないです。
バストイレ別の場合は、排水管が別々にあるので漏水のリスクが単純に2倍になります。
集合住宅の場合、下の階に漏水すると多額の修理費が必要になるので、不安な人は3点ユニットバスがおすすめです。
<デメリット>
・湿気がこもりやすくカビが生えやすい:基本的に窓がないので、湿気がこもりやすくカビが生えやすいです。
換気扇を回すだけでなく、浴室のドアを開けてこまめに換気してください。シャワーの後は、最低でも半日は換気扇を回したほうが良いです。
また、シャワーカーテンはカビやすいので、こまめに水気を取って乾かす必要があります。
・友人や恋人が来た時に困る
・身体を洗うスペースが無い:トイレが同じ空間にあるため、基本的に浴槽の中でシャワーを浴び、身体を洗うことになります。
湯船に浸かりたい人は、洗い場と浸かる湯船が同じ浴槽内なので、先に身体を洗ってからお湯を溜めると身体が冷える可能性があります。
(Roochより引用)
豆知識「直結多段増圧式給水方式」ってなに?
以前は、15階の高さくらいにしか水圧で直接水を供給する事が出来ませんでした。しかし、この方式を取り入れて、第2増設ポンプを設置して水圧を落とさずさらに上の階への直結供給が出来るようになりました。
水道管から直接蛇口まで増圧ポンプで給水する直結増圧式給水は、受水槽式給水と比べてより安全でおいしい水の供給や省エネルギーの推進、建設費と維持管理費の低減が期待でき、今回の「直結多段増圧式給水」の導入により、これまで中高層階までだった高さ制限がなくなり、より高層の建物への直結式給水が可能となりました。
直結式給水のメリット
1,より安全でおいしい水の供給
受水槽を経由せず蛇口まで直結式で給水するので、より安全でおいしい水を供給することができます。
2,建設費の縮減及び省スペース
受水槽式給水に比べ給水設備に係る建設費が低減でき、受水槽スペースが不要となるので、スペースの有効利用が図れます。
3,維持管理費の低減
受水槽が無いので受水槽の維持管理費が不要となります。
4,電力費の低減及び省エネルギーの推進
配水管の水圧を有効利用することで、受水槽式給水で使用する加圧給水ポンプより少ない電力で給水が可能となり、電力費の低減と省エネルギーが推進できます。(引用:横浜市)
豆知識【受水槽式】ってなに?
給水の受水槽式は、配水管からの水をいったん受水槽に受けて、受水槽から建物内に供給する方法です。受水槽入口で排水系統と縁が切れます。
建物の階層が多い場合もしくは大量の水を一度に使用する場合の給水方式です。配水管の水圧が変動しても給水量、給水圧を一定に保持出来て、断水や災害時においても貯水しているので給水が確保できます。
また、逆流によって、配水管内の水を汚染することがありません。ただし、受水槽を設置するスペースが必要であり、受水槽の管理が不十分な場合や夏場の水温上昇時に衛生上の問題が生じます。
受水槽式にはポンプ直送式、高置水槽式、圧力水槽式があります。
ポンプ直送式は受水槽に受水後、使用水量によってポンプの運転台数の変更や回転数制御で給水する方式です。小規模の中層建物に多く使用されます。
高置水槽式は受水槽に受水後、ポンプで更に高置水槽へ汲み上げ、自然流下で給水する方式です。高置水槽式では一つの高置水槽から適切な水圧で給水できる高さの範囲は10階程度です。
圧力水槽式は、受水槽に受水後、ポンプで圧力水槽に蓄え、内部圧力で給水する方式です。小規模の中層建物で使用されます。
●神奈川水道(水道局指定工事店)~弊社について~
【弊社作業内容】
一戸建て・マンション・店舗においてキッチン(台所、厨房)、トイレ、浴室、洗面所、洗濯等の水道トラブルを熟練のスタッフが丁寧に修理しますので安心してお任せください。
配管の水漏れを修理をしたい、配管の引き直しをしたい、下水つまりの解消、下水管を修理したい等のご要望も、高い技術で信頼と実績がございます。
【その他の作業】
階下漏水や屋外の水栓柱・散水栓の水漏れ(土、コンクリート)、蛇口の修理・交換、トイレの修理・交換、洗面化粧台交換、製氷機の設置等にもスピーディーに対応します。
【お見積り】
ご相談・お見積りは無料で、お気軽にご相談下さい。
出来るだけご希望金額に沿えるように致します。
【営業時間】
年中無休で9~23時まで営業しておりますので、電話またはお問い合わせメールより、お気軽にご連絡ください。(場合によっては夜間対応も実施します)
現場をみて無料でお見積り致します。予定が空いていれば即日対応致します。
【資格】
給水装置工事主任技術者の資格を有しています。
水道局指定工事店です。
◆県営水道指定給水装置工事事業者(茅ヶ崎市)認定番号3021
・対応地域
神奈川県全域を対応致します。
【政令都市】横浜市、川崎市、相模原市
【横須賀三浦地域】横須賀市、鎌倉市、逗子市、三浦市、葉山町
【県央地域】厚木市、大和市、海老名市、座間市、綾瀬市、愛川町、清川村
【湘南地域】平塚市、藤沢市、茅ヶ崎市、秦野市、伊勢原市、寒川町、大磯町、二宮町
【県西地域】小田原市、南足柄市、中井町、大井町、松田町、山北町、開成町、箱根町、真鶴町、湯河原町
日程の都合がつけば、静岡県東部や東京都内も対応しますのでお気軽にお問合せ下さい。
現場を見て最適な方法をご提案いたします。
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