水道メーターは、検針および取り替え作業の容易な場所とし、給水管分岐部(道路境界線)に最も近接した宅地内に設置します。水道メーターは基本的に地中に設置しますが、家の増改築で検針や取り替えに支障が出ることがあります。場合によっては地上設置することもありますが、水道メーターの損傷、凍結には充分配慮する必要があります。
集合住宅の配管スペース内では凍結の可能性があるので、防寒対策として水道メーターを発泡ポリスチレンなどでカバーします。水道メーターの遠隔指示装置は、規定のものを使用し、使用水量を正確、効率的に検針出来て、維持管理が容易に出来る場所に設置します。
【メーターます】
水道メーターを地中に設置する場合はメーターますに入れ、メーター取外し時の戻り水による汚染の防止について考える必要があります。呼び径13~40mmのメーターの場合は鋳鉄製、プラスチック製、コンクリート製のメーターます、呼び径50mm以上のメーターの場合はコンクリートブロック、現場打ちコンクリート、鋳鉄製とし、上部に鉄蓋を設置する構造とします。
【メーターの取付け】
水道メーターは、メーターに表示されている流水方向の矢印を確認した上で水平に取り付けます。水道メーターは逆方向に取り付けると、正確な計量が出来ません。また、傾斜して設置すると水道メーターの性能や計量精度、耐久性を原因となります。大口径の羽根車式水道メーターは、適正な計量を行うために水道メーターの前後に直管部を確保する必要があります。
【メーターバイパスユニット、メーターユニット】
メーターバイパスユニットは、集合住宅の複数戸に直結増圧方式で給水する場合の親メーターや直接給水する商業施設において、水道メーター取替え時の断水による影響を回避するために設置します。
メーターユニットは、集合住宅の各戸メーターにおける検定の満期取替え時の漏水事故の防止、取替えを容易にしたものです。止水栓、逆止弁、メーター着脱機能から構成されていて、メーター接続部に伸縮機能があり、手回しで容易にメーターの着脱を行うことができます。
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神奈川水道コラム~雑談と世間話~
水道メーターは身近にあっても、ナゾの多い器具です。
普段は隠れて設置されているので気になりませんが、その設置場所や使い方を知らないと、ふいに起きた水漏れに対処できずに家の中が水浸しになってしまいます。
ご自宅のどこに水道メーターがあるか、探してみて下さい。
豆知識「水道メーター」ってなに?
戸建て住宅の場合の水道メーター
自宅の水道メーターがどこに設置されているのかわからない場合は、家の入り口や敷地の間口に近い場所の床面や壁面をチェックしてみてください。
水道メーターはガスメーターなどのように家の中に設置されていることはないため、自宅の敷地内の外にあるのが通常です。
また検針員が簡単に水道メーターを確認できるように設置されている為、大抵のケースでは敷地の間口に近い部分を探してみると見つかると思いますよ。(※間口=前面道路(公道・私道問わず)と接する土地部分)
集合住宅(マンション)の水道メーター
集合マンションの場合はこのように各部屋ごとに設置されています。
子(私設)メーターとは、アパート・マンション・貸ビル等の集合施設において、家主・マンション管理組合・ビルオーナー等の皆様が一括して水道局に支払った水道料金を、入居者やテナントの方の使用量に応じて精算するために設置されたメーターのことをいいます。
(引用:スイドビ)
【基本の”き”】水はどこから来る?
人々の社会生活を支える基盤となる施設や設備のことをインフラといいます。生活する上で欠かせない基本的なものは「生活インフラ」と呼ばれており、水道は電気・ガスと並びとても重要なものと考えられています。
上水道が道路の下を走り、そこから枝葉のように各家庭に分岐され、敷地内に水道メーターを設置し、そこを通る水の量によってご家庭に請求されます。
敷地内の水道管は自由に敷設できますし、水道メーターを通る水の量(口径)も変更することができます。増径すれば水の使用量を増やす事ができますが、水道使用基本料金が上がります。(参考:リフォマ)
今の水道メーターを増径する場合、他の配管を直す必要はありません。メーターの交換をするだけです。減径の場合も同様です。
上記のように、敷地内の水道配管は施主様の物なので、修理や敷設経路変更などの費用は施主様持ちとなります。
しかし、水道配管工事を行う際には「水道局指定工事店」という資格のある業者のみ行うことができるので、勝手に工事をすることはできません。(参照:神奈川県)
【水道メーターの種類】
・羽根車式
羽根車式は、羽根車の回転数と通過流量が比例することを応用して計量します。
接線流羽根車式は、計量室内に設置された羽根車にノズルから接線方向に噴射水流を当て、羽根車を回転させて通過水量を積算します。
軸流羽根車式は管状の器内に設置された流れに平行な軸を持つ螺旋状の羽根車を回転させて通過水量を積算するものです。縦形と横形があります。
縦形軸流羽根車式はメーターケースに流入した水流が、整流器を通って垂直に設置された羽根車に沿って下方から上方に流れ、羽根車を回転させる構造です。水流がメーター内で迂流するため、圧力損失は大きいが、小流量から大流量まで広範囲な計量が可能です。
横形軸流羽根車式はメーターケースに流入した水が整流器を通り、水平に設置された螺旋状羽根車に沿って流れ、羽根車を回転させる構造となっています。圧力損失は少ないが微小流量域の性能が劣ります。
・電磁式
電磁式は水の流れの方向に垂直に磁界をかけると水の流れと垂直に起電力が発生するフレミングの右手の法則を応用したものです。電磁力は呼び径と同じ直管部のみからなり、機械的可動部が無い為、耐久性に優れ、微小流量から大流量まで広範囲な計量が可能です。
豆知識「漏水調査」ってなに?
よく相談されるのが、「どこからも水漏れしている様子がないのに、水道メーターのコマがゆっくり回り続けているので、どこかで漏水しているようだ」という内容。
給水管は、基本的に壁内や床下・天井裏など、目に見えない場所を通り、水回りへと配管されます。
その過程の中で、目に見えない場所から水漏れしていた場合、当然その事実に気付きませんし、水道料もさほど変わらずそこでも気付けません。最終的に「水道メーターのコマ」が回っているかどうかで判断するしかないのです。
しかし、ご家庭で使用されるのは、水だけではありません。お風呂など、お湯ももちろん使います。しかし、お湯も水道メーターを通ってきた水から作られるので、水漏れと言っても、お湯の配管経路も疑わなくてはなりません。
そこで、漏水調査では、まず水道メーターを開けたまま水を止めない状態で、給湯器から各水回り(お湯系統)に配管される元となるバルブを閉めてみます。すると、そこで第一弾の判断が出来ます。
・バルブを閉めたら、水道メーターのコマが止まる場合⇒給湯系統が水漏れの原因であると確定。
・バルブを閉めても、水道メーターのコマが止まらない場合⇒給水系統に水漏れの原因はあるが、給湯系統に水漏れが無いとは言い切れない。
家中の点検口などから確認できる配管系統を調べ、それでも分からなかった場合は、水道メーターからの配管全てを取替える必要が出てきます。
その場合でも、一旦給湯器まで配管してバルブを開け、水漏れが無かった場合は、給水系統からの水漏れだと確定できるので、無駄ではありません。
その場合、給湯配管はそのままで、給水配管のみを屋外の露出配管で引き直します。
もちろん、一部の配管修理で済む場合と違うので、ご予算は多めに見ていただく必要があります。
お見積りをお渡ししますので、十分ご検討のうえ、相見積もりも取ってから、配管の引き直し工事をご依頼ください。
豆知識「水道局からのお知らせ」ってなに?
心当たりがないのに水道料金が上がっている、水道局から「水漏れしているかもしれません」のお知らせが来た。
そんなときは水道(給水)管や蛇口などから水漏れしている可能性大!
放っておくと、水道代が増えていくだけでなく、シミやカビ、腐食など住まいの損傷にもつながります。
●まずは水漏れの有無を確認
今回は、水漏れ箇所の探し方や水漏れしやすい箇所ごとの調べ方、水漏れ箇所への対処法や修理方法についてお伝えします。
「水漏れの疑いがあるけれど、どこから水漏れしているのかわからない場合」の水漏れ箇所の探し方をご説明します。
次の方法で水漏れの有無を確認しましょう。
①家中の全ての蛇口を閉める
②水道メーターのパイロット(メモリがないメーターで、水が流れているとクルクル回ります)が動いているか確認する。
・動いている(どこかで水が流れている)→水漏れあり
・動いていない→水漏れなし
※パイロットがどれか分からないときは、いったんキッチンなどの水を出して水道メーターの動きを確認しましょう。
③外壁に取付けられている給湯器の「給水」のバルブを閉める
・動いている →給水配管からの水漏れあり
・動いていない →給水配管からの水漏れなし
給湯配管からの水漏れあり
●どこで水漏れしているかを確認する
水漏れがあると確認したら「止水栓」を使って水漏れしている場所を絞り込んでいきましょう。
止水栓は水の流量を調節するバルブで、シンクの下や蛇口を壁に取り付ける脚部などに付いています。
マイナスドライバーまたはハンドルで時計回り(右回り)に回して閉めると、蛇口への水の供給が止まります。
(引用:生協)
(参考:東京水道局)
●神奈川水道(水道局指定工事店)~弊社について~
【弊社作業内容】
一戸建て・マンション・店舗においてキッチン(台所、厨房)、トイレ、浴室、洗面所、洗濯等の水道トラブルを熟練のスタッフが丁寧に修理しますので安心してお任せください。
配管の水漏れを修理をしたい、配管の引き直しをしたい、下水つまりの解消、下水管を修理したい等のご要望も、高い技術で信頼と実績がございます。
【その他の作業】
階下漏水や屋外の水栓柱・散水栓の水漏れ(土、コンクリート)、蛇口の修理・交換、トイレの修理・交換、洗面化粧台交換、製氷機の設置等にもスピーディーに対応します。
【お見積り】
ご相談・お見積りは無料で、お気軽にご相談下さい。
出来るだけご希望金額に沿えるように致します。
【営業時間】
年中無休で9~23時まで営業しておりますので、電話またはお問い合わせメールより、お気軽にご連絡ください。(場合によっては夜間対応も実施します)
現場をみて無料でお見積り致します。予定が空いていれば即日対応致します。
【資格】
給水装置工事主任技術者の資格を有しています。
水道局指定工事店です。
◆県営水道指定給水装置工事事業者(茅ヶ崎市)認定番号3021
・対応地域
神奈川県全域を対応致します。
【政令都市】横浜市、川崎市、相模原市
【横須賀三浦地域】横須賀市、鎌倉市、逗子市、三浦市、葉山町
【県央地域】厚木市、大和市、海老名市、座間市、綾瀬市、愛川町、清川村
【湘南地域】平塚市、藤沢市、茅ヶ崎市、秦野市、伊勢原市、寒川町、大磯町、二宮町
【県西地域】小田原市、南足柄市、中井町、大井町、松田町、山北町、開成町、箱根町、真鶴町、湯河原町
日程の都合がつけば、静岡県東部や東京都内も対応しますのでお気軽にお問合せ下さい。
現場を見て最適な方法をご提案いたします。
水道トラブルでお困りの際は神奈川水道へお問合せ下さい。