【ライニング鋼管の接合】
硬質ポリ塩化ビニルライニング鋼管、耐熱性硬質塩化ビニルライニング鋼管、ポリエチレン粉体ライニング鋼管の接合は、ネジ接合を原則とします。
管の切断は局部加熱を避けて自動金鋸盤、ネジ切り機の自動丸鋸盤(バンドソー)を用い直角に切断します。パイプカッター、チップソーカッター、ガス切断、高速砥石は使用しません。
管切断面のかえり、まくれはスクレーパーで管端内側の硬質塩化ビニルの厚さ1/2~1/3を面取りします。
鋼管のネジは管用テーパーネジです。ネジの切削は局部加熱を避け、専用ネジ切り機を使用し、切削油には水溶性切削油を用います。
鋼管をネジ接合する場合、ネジ切り後に清掃し、ネジ部および管端部に防食シール材を塗布し、最小ネジ山数を確保し締めつけます。配管端部の接続部分の腐食防止の為、管端防食継手を用います。埋設配管にする場合は外面樹脂皮膜継手を用いるか、防食テープを巻きます。
【ステンレス鋼鋼管の接合】
ステンレス鋼鋼管および波状ステンレス鋼管の接合は伸縮可とう式継手、プレス式継手を使用します。伸縮可とう式継手は重荷重の作用する埋設配管に、プレス式継手は屋内配管に使用します。伸縮可とう式継手は、埋設地盤の変動に適応出来るように継手に伸縮可とう性をもたせたもので、ワンタッチ方式が使われています。プレス式継手は専用締付け工具を使用するもので短時間に接合できます。
【銅管の接合】
銅管接合にはトーチランプか電気ヒーターによるロウ接合、はんだ接合、機械継手があります。接合には継手が用いられますが、25㎜以下の給水管直管部は胴接ぎとすることが出来ます。ロウ接合は管の差込部と継手の受口の隙間にロウを加熱溶解して毛細管現象で吸い込ませて接合します。機械継手の接合にはプレス式接合があります。
【ダクタイル鋳鉄管の接合】
ダクタイル鋳鉄管の接合にはメカニカル継手、プッシュオン継手、フランジ継手があり、接合形式はK形、T形、NS形、GX形があります。K形、T形の異形管の接合箇所には管防護が必要です。NS形、GX形は伸縮性があり、曲げることもできるので、地震で地盤が悪い場合でも、管体に無理な力がかかることなく継手の動きで地盤の変動に適応出来ます。締付にはラチェットレンチ、トルクレンチ、スパナ等を用います。滑剤は継手に適合するもので、グリースなどの油剤類は使用してはいけません。
神奈川水道コラム~雑談と世間話~
色々な配管の再使用する機械の事を本文で書いたので、その詳細をご説明します。
豆知識「バンドソー(自動丸鋸盤)」ってなに?
最も一般的なバンドソーは卓上横型タイプになります。このタイプは主に金属製やアルミ製のパイプ、角材、板材、H鋼、丸棒などの切断に用いられます。
卓上横型タイプの大きな特徴は、荷重による切断(カットオフ切断)を行うことができる点です。自重または油圧で刃が下降する構造になっているため、手を放していても切断作業ができます。力を入れる場合でも、軽く押し付ける程度の力で十分に切断ができます。この特徴を生かして、バンドソーでの切断作業の合間に他の作業をするといったこともできます。荷重は対象材に応じて調整することができます。
(引用:ビルディマガジン)
豆知識「ねじ切り機」ってなに?
ねじ切り機は、配管に使用されるパイプの両端の外側に、雄ねじ用に切り込みを入れるための工具で、ガス管や水道管といった規格品のパイプに使用されるため、パイプのサイズに合わせて各工具メーカーから販売されています。
ねじ切り機で扱うパイプは、家庭用のDIYで目にするパイプとは異なり、ねじ切り機を使用する場合は大掛かりな作業を要するため、プロの現場では負担の少ない電動式が採用されることがほとんどですが、状況に応じて手動式が用いられることもあります。
手動式のねじ切り機は人力を必要とするため、作業従事者に負担を掛けてしまいますが、屋外での作業で、どうしても電動式が使用できない環境では重宝されるため、予備に携帯している事業者もあります。
また、プロの現場で使用するねじ切り機はハイスペックな仕様のため、家庭用にはねじ切りダイスをおすすめします。ねじ切りダイスは、径の小さなパイプのねじ切りに加え、ねじ谷が傷んだボルトやナットの修理にも活用できるので、家庭用としてだけでなく、プロの現場にも常備しておくと便利です。(引用:工具男子)
豆知識「ねじ切りダイス」ってなに?
丸棒を「ねじ」に加工する切削工具を「ねじ切りダイス」といいます。一般には略して「ダイス」と呼ばれています。ねじ切りダイスは丸棒にねじを加工するだけでなく、ねじ山が傷ついたり、凹んだりして形状が崩れ、ナットなどが入りにくいとき、ねじ山を修正するきにも使用できます。ねじ切りダイスはフライス盤やマシニングセンタに取り付けて使用することもできますが、主に手作業で使用します。(引用:モノタロウ)
【ステンレス鋼管】
ステンレス鋼鋼管は耐食性や強度に優れ、軽量化しているので取り扱いが容易です。管の保管、加工では傷をつけないように取り扱いに注意する必要があります。波状ステンレス鋼管は変位吸収性があり耐震性に富み、波状部において任意の角度が形成できて、継手が少なくてすむなど配管の加工性がよいです。配水管の分岐から水道メーターまでの配管に使用されています。
豆知識「銅管」ってなに?
銅管は伸び縮みが比較的小さく、アルカリに侵されず耐食性に優れ長さの変化も少ないです。パイプは薄くしているので軽量で取り扱いが容易ですが、管の保管、運搬に際しては凹みなどを付けないように注意する必要があります。
硬質銅管と軟質銅管があります。硬質銅管は凍結に弱く曲げにも適していないため、取り扱いが難しく1回の凍結で折れますが、軟質銅管は4~5回の凍結では破損しないので、寒冷地の配管にも使用されています。被覆銅管は外傷防止と土壌腐食防止の効果があります。給湯配管として使用する場合にはpHが低く、遊離炭酸が多い水質では孔食が起こることがあります。
銅の特性の中でも、“熱が伝わりやすい”という強みを発揮しているのが「銅管」です。その代表例が、エアコンの冷媒管。内面に溝をつけた銅管(内面溝付管)が使用されています。これは1970年代後半に登場した銅管であり、溝をつけることによって管の内表面積を約1.5倍にして、熱を伝わりやすくしています。(参考:KMCT)
また、近年では地球環境に対する意識の高まりから、フロンに代わりCO2などの自然冷媒を使う熱交換器が誕生しています。その熱交換器に使用される銅管は高い圧力に耐えうる強度が必要とされますが、高強度銅管が広く使われています。
豆知識「テクタッチ」ってなに?
銅管溶接のほかにテクタッチというワンタッチ式ソケットを接続する方法もあります。
バーナーなどの火器を使わないので安全性や施工性は良いです。
ただし、銅管表面がデコボコだと水漏れする可能性がありますので、銅管ブラシで良く磨くことが重要です。
テクタッチで補修する場合は銅管を銅管ブラシで磨いて表面を平滑にします。カチッと差し込むだけです。テクタッチの利点としては溶接のように火を使わないで済むことです。ただし、差し込む面が凸凹していると隙間から漏水する可能性があります。
屋内であれば架橋ポリ管を使って施工している場合もあります。その場合は割れている箇所の両側を切断し、ポリ管用のソケットで新規の管を繋げれば完了です。ソケットは糊も使わず差し込むだけなので簡単です。架橋ポリ管は日光の紫外線で劣化するので屋外使用はNGです。
屋内配管の場合は配管むき出しでは無く、リフォームカバー(エアコン配管の白いカバー)を付ける時があります。リフォームカバーを付けると見た目が自然で、身体がぶつかってしまっても配管に直接衝撃はいきません。
テクタッチは、銅配管施工作業を改革します。
火気を使用せず差し込むだけで施工できる給水・給湯用銅管継手。
はんだ付けやかしめ方式など専用工具を用いた作業が省けるので大幅なコストダウンが可能です。
■特長
- “カチッ”と当たるまで差し込むだけで接続できます。
- 施工時間が短縮できます。
- 工具不要なので狭い所でも施工できます。
- 施工時の角度調整が容易です。
- 火も電気も不要です。
- 接続銅管の質別は問いません。(ガス配管へは使用不可)(参考:ベストなパーツ)
豆知識「ハイス鋼」ってなに?
ハイス鋼はハイスピード鋼の略であり、高速度工具鋼と呼ばれるものです。
切削工具や金型に用いられることが多く、非常に硬い鉄鋼材料として知られています。
皆さんの知っている所で言いますと、電動ドリルの刃の部分に使用されている金属の事を言います。包丁にも部分的に使用されています。
高温下での硬さなどを保つため、鋼にクロムやタングステンなどの金属成分が添加されています。
成形するためには、熱処理や研磨が必要です。
ハイス鋼の日本での製造は、現在の日立金属安来工場で初めて成功しており、現在では広く浸透しています。
ハイス鋼は、おもに3種類(タングステンハイス・モリブデンハイス・コバルトハイス)あり、それぞれの特徴を整理しておくのが重要です。(引用:株式会社プロテリアル)
【その建築物、いつ頃建設されましたか?】
建築された年代によって、水回りの配管に使用されている素材が変化しています。用途によっても変わります。設置された年代により使用配管の耐用年数も変わってきますので、メンテナンス時期も変化します。
普段なかなか意識することはありませんが、配管のトラブルや寿命などにも関係する内容なので、この機会にチェックしておきましょう。
以前主流だった金属管
●鉄管(鋼管) 耐用年数:15年〜20年
耐震性もあり丈夫な鉄管(鋼管)は、長いあいだ配管の定番として用いられていましたが、錆に弱い材質であることから、現在ではほとんど使用されていません。
●鉛管 耐用年数:15年〜20年
水道が広く普及し始めた当初より使われていた鉛管ですが、漏水が多かったことや健康への悪影響の懸念などから、1978年以降給水管への新規使用が禁止されています。(参照:鉛管の使用制限)
●銅管 耐用年数:20年〜25年
熱に強い特性を持つ銅管は、以前より給湯管として利用されてきましたが、現在では耐用年数が長く加工がしやすいポリエチレン管が給湯管の主流となりつつあります。
以上に明記した耐用年数はあくまで目安であり、実際には継手の素材、設置環境や使用状況などによっても大きく左右されます。
とくに20年以上が経過しているケースでは、新しい配管への交換が有効です。
(引用:ホームプロ)
●神奈川水道(水道局指定工事店)~弊社について~
【弊社作業内容】
一戸建て・マンション・店舗においてキッチン(台所、厨房)、トイレ、浴室、洗面所、洗濯等の水道トラブルを熟練のスタッフが丁寧に修理しますので安心してお任せください。
配管の水漏れを修理をしたい、配管の引き直しをしたい、下水つまりの解消、下水管を修理したい等のご要望も、高い技術で信頼と実績がございます。
【その他の作業】
階下漏水や屋外の水栓柱・散水栓の水漏れ(土、コンクリート)、蛇口の修理・交換、トイレの修理・交換、洗面化粧台交換、製氷機の設置等にもスピーディーに対応します。
【お見積り】
ご相談・お見積りは無料で、お気軽にご相談下さい。
出来るだけご希望金額に沿えるように致します。
【営業時間】
年中無休で9~23時まで営業しておりますので、電話またはお問い合わせメールより、お気軽にご連絡ください。(場合によっては夜間対応も実施します)
現場をみて無料でお見積り致します。予定が空いていれば即日対応致します。
【資格】
給水装置工事主任技術者の資格を有しています。
水道局指定工事店です。
◆県営水道指定給水装置工事事業者(茅ヶ崎市)認定番号3021
・対応地域
神奈川県全域を対応致します。
【政令都市】横浜市、川崎市、相模原市
【横須賀三浦地域】横須賀市、鎌倉市、逗子市、三浦市、葉山町
【県央地域】厚木市、大和市、海老名市、座間市、綾瀬市、愛川町、清川村
【湘南地域】平塚市、藤沢市、茅ヶ崎市、秦野市、伊勢原市、寒川町、大磯町、二宮町
【県西地域】小田原市、南足柄市、中井町、大井町、松田町、山北町、開成町、箱根町、真鶴町、湯河原町
日程の都合がつけば、静岡県東部や東京都内も対応しますのでお気軽にお問合せ下さい。
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