直結加圧形ポンプユニットは、配水管の圧力で給水できない中高層建物で、給水装置に設置して末端最高位の給水用具を使用する為に必要圧力まで増圧し、必要な吐水圧を確保する設備です。
直結加圧形ポンプユニットはポンプ、電動機、制御盤、バイパス管(逆止弁含む)、流水スイッチ、圧力発信機、圧力タンクを組み込んだユニット方式になっています。
ポンプには渦巻きポンプ、多段遠心ポンプが用いられていて、電動機に直結しています。ポンプはポンプの故障や保守点検時の断水を避ける為に複数のポンプで構成され、特定のポンプだけか稼働することのないように自動的に切り替える交互運転になっています。
制御盤は制御用マイコン、継電器類、インバータ、表示機を内蔵しています。
【ユニットの仕様】
①加圧ポンプの始動、停止による配水管内の圧力変動が小さく、ポンプの運転によって配水管内の圧力に脈動が生じないことです。
②吸込側の水圧が通常範囲より低下した場合は自動停止し直結給水が出来ること。水圧が回復した場合は自動復帰することです。
③配水管の水圧変化、使用水量に対応出来て、安定給水が出来ることです。
④使用水量が少ない場合は自動停止し、自動停止する場合の吐水量は10L/分程度です。
⑤吸込み側の水圧が異常上昇したときは自動停止し、バイパス管で直結給水できること
⑥逆流防止装置は吸込側に設置するが、吸込圧力を十分に確保できない場合は吐出側に設置してもよいです。
⑦圧力タンクは吐出側配管に設けられ、ポンプの起動時・停止時の圧力変動および定常運転時の圧力脈動を防止するためのものです。
【ユニット据え付け上の注意点】
逆流防止装置を設置する場合は信頼性の高い減圧式逆流防止器を設置し、配水管への逆流を防止します。直結加圧形ポンプユニットには電気設備が含まれているので設置時には設備に精通した者に施工させる必要があります。
神奈川水道コラム~雑談と世間話~

【ユニットの構成】にもあるように、以前は高層建物の場合、途中に水圧を上げるためのポンプを使用していましたが、現在はちょっける多段増圧式給水方式が開発されたため、もともと高層の建築物を建てる時には最初から採用されています。
途中で、上階を増築される場合などには、やはり加圧式ポンプが必要となります。
*************
豆知識「直結多段増圧式給水方式」ってなに?
以前は、15階の高さくらいにしか水圧で直接水を供給する事が出来ませんでした。しかし、この方式を取り入れて、第2増設ポンプを設置して水圧を落とさずさらに上の階への直結供給が出来るようになりました。
水道管から直接蛇口まで増圧ポンプで給水する直結増圧式給水は、受水槽式給水と比べてより安全でおいしい水の供給や省エネルギーの推進、建設費と維持管理費の低減が期待でき、今回の「直結多段増圧式給水」の導入により、これまで中高層階までだった高さ制限がなくなり、より高層の建物への直結式給水が可能となりました。
直結式給水のメリット
1,より安全でおいしい水の供給
受水槽を経由せず蛇口まで直結式で給水するので、より安全でおいしい水を供給することができます。
2,建設費の縮減及び省スペース
受水槽式給水に比べ給水設備に係る建設費が低減でき、受水槽スペースが不要となるので、スペースの有効利用が図れます。
3,維持管理費の低減
受水槽が無いので受水槽の維持管理費が不要となります。
4,電力費の低減及び省エネルギーの推進
配水管の水圧を有効利用することで、受水槽式給水で使用する加圧給水ポンプより少ない電力で給水が可能となり、電力費の低減と省エネルギーが推進できます。(引用:横浜市)
*********
豆知識「シックハウス症候群」ってなに?
そもそもシックハウスとは、直訳すると「病気の家」もしくは「病んでいる家」ということになります。
室内の空気が汚染されることによって引き起こされるさまざまな健康障害の総称としてシックハウス症候群といわれています。
シックハウス症候群のもっとも大きな原因は、建材や家具などから放散される有害な化学物質です。
例えば、ホルムアルデヒドやトルエン、ベンゼンやキシレンなど・・これらはVOC「揮発性」というだけあって、常温でも気化し続けるため室内の新鮮な空気を汚していきます。
その他にはダニやカビ、花粉やハウスダストやタバコの煙などがあります。これらはアレルギーの原因になります。
空気の汚染によって引き起こされる様々な健康障害、つまりシックハウス症候群の症状はどんなものでしょうか。
代表的な症状は目や鼻や喉の不調。これは、空気中に放散されたVOCがヒトの粘膜を刺激する性質をもっているからなんです。
その他にも精神や神経などに影響を与え、様々な健康障害を引き起こします。
なにか体調が悪い、ストレスがたまる、食欲がでないなど、シックハウスが原因で体調が悪くなってるなんて思わない人が多いですが、そのような症状がでたりします。
見分ける方法として最もわかりやすいのが、家を離れると症状が和らぐ場合は、シックハウスを疑ったほうがいいかもしれません。
(引用:マエダ)
*********
豆知識「給水配管」ってなに?
いわゆる”上水”の給水方式としては、直結給水方式、高架水槽給水方式、圧力水槽給水方式があります。
一般住宅では基本的に、水道本管から水道管を引き込み、その水圧力で各蛇口に給水する「直結給水方式」が採用されています。
「直結給水方式」では、2階建てまでの建物であれば直接給水が可能ですが、3階建て以上の建物は受水タンクを設けポンプアップをしなければ給水できないことになっています。
しかし、最近では受水槽の管理不十分による衛生上の問題から、水道本管の水圧を上げて3階建までの建物はポンプアップをしなくても直結給水できる地域が拡大してきましたので、3階建の計画時には建築地の水道局にご確認ください。
また、道路に埋設された水道本管から引き込む給水主管の径は、一般住宅では13mmから25mmが多く採用されています。
最近の新築住宅の水洗器具は8ヵ所程度設置されていますので、2ヵ所以上を同時に使することを考えますと20mm以上の口径が必要となります。
その他、新築などで新たに水道を設置する場合には、水道工事費用の他に水道を利用するための費用として「水道加入金」を負担しなくてはなりません。
費用は水道メーターの口径により設定され、呼び方は各水道局により異なり、水道市納金、水道加入負担金、権利金、局納金、供託金などと言われています。
さらに温泉がひかれている場合は温泉権利金が必要となります。
(※まるわかり注文住宅より抜粋)
●神奈川水道(水道局指定工事店)~弊社について~
【弊社作業内容】
一戸建て・マンション・店舗においてキッチン(台所、厨房)、トイレ、浴室、洗面所、洗濯等の水道トラブルを熟練のスタッフが丁寧に修理しますので安心してお任せください。
配管の水漏れを修理をしたい、配管の引き直しをしたい、下水つまりの解消、下水管を修理したい等のご要望も、高い技術で信頼と実績がございます。
【その他の作業】
階下漏水や屋外の水栓柱・散水栓の水漏れ(土、コンクリート)、蛇口の修理・交換、トイレの修理・交換、洗面化粧台交換、製氷機の設置等にもスピーディーに対応します。
【お見積り】
ご相談・お見積りは無料で、お気軽にご相談下さい。
出来るだけご希望金額に沿えるように致します。
【営業時間】
年中無休で9~23時まで営業しておりますので、電話またはお問い合わせメールより、お気軽にご連絡ください。(場合によっては夜間対応も実施します)
現場をみて無料でお見積り致します。予定が空いていれば即日対応致します。
【資格】
給水装置工事主任技術者の資格を有しています。
水道局指定工事店です。
◆県営水道指定給水装置工事事業者(茅ヶ崎市)認定番号3021
・対応地域
神奈川県全域を対応致します。
【政令都市】横浜市、川崎市、相模原市
【横須賀三浦地域】横須賀市、鎌倉市、逗子市、三浦市、葉山町
【県央地域】厚木市、大和市、海老名市、座間市、綾瀬市、愛川町、清川村
【湘南地域】平塚市、藤沢市、茅ヶ崎市、秦野市、伊勢原市、寒川町、大磯町、二宮町
【県西地域】小田原市、南足柄市、中井町、大井町、松田町、山北町、開成町、箱根町、真鶴町、湯河原町
日程の都合がつけば、静岡県東部や東京都内も対応しますのでお気軽にお問合せ下さい。
現場を見て最適な方法をご提案いたします。
水道トラブルでお困りの際は神奈川水道へお問合せ下さい。