2019.05.08ブログ

給水器具のこと(減圧弁、逆止弁、バキュームブレーカー、空気弁)

配管交換工事 タイミング6

【減圧弁】


減圧弁は調整バネ、ダイヤフラム、弁体などの圧力調整機構によって一時側の圧力が変動しても、二次側を一次側よりも低い圧力に保持する給水用具です。

 

【逆止弁】


逆止弁は逆圧による水の逆流を防止する給水用具です。逆止弁にはバネ式、リフト式、スイング式、ダイヤフラム式があります。逆止弁の設置は流水方向の表示に注意し、設置後の点検、取替えを容易にするための配慮が必要です。

・バネ式逆止弁

ばね式は弁体をばねによって弁座に押し付け、逆止機能を高めた構造を持ち、単式逆流防止弁、複式逆流防止弁、二重式逆流防止器、減圧式逆流防止器などがあります。

単式逆流防止弁は1個の弁体をばねで弁座に押し付けて逆流を防止する構造です。単体での使用および内部に組み込んで使用され、広範囲に用いられています。

複式逆流防止弁は個々に独立して作動する二つの逆流防止弁が組み込まれ、その弁体はそれぞれバネによって弁座に押し付けられているので二重の安全構造です。

減圧式逆流防止器は独立して働く第1逆止弁と第2逆止弁、中間室を組み合わせた構造です。損失水頭は大きいが、逆流防止の信頼性があるので直結加圧形ポンプユニットに用いられています。

・リフト式、スイング式、ダイヤフラム式の逆止弁

リフト式は弁体が弁箱または蓋に設けられたガイドによって弁座に対し垂直に作動し、弁体の自重で閉止の位置に戻る構造です。スイング式は弁体がヒンジピンを支点として自重で弁座面に圧着し通水時に弁体が押し開かれ、逆圧によって自動的に閉止する構造です。ダイヤフラム式は逆流防止を目的として使用されるほかに、給水装置に生じる水撃作用や給水栓の異常音などの緩和に有効な給水用具としても用いられます。

 

【バキュームブレーカー】


バキュームブレーカーは給水管内に負圧が生じた時に逆サイホン作用で使用済みの水、その他の物質が逆流し水が汚染されることを防止する為に、逆止弁により逆流を防止し、逆止弁により二次側(流出側)の負圧部分に自動的に空気を取り入れる機能を持つものです。バキュームブレーカーは圧力式と大気圧式がある。

 

【空気弁】


空気弁はフロートの作用により管内に停滞した空気を自動的に排出する給水用具です。

 

給水配管、給湯配管トラブルの料金詳細はコチラ!


 




神奈川水道コラム~雑談と世間話~



はい。また難しい水道業者特有の単語が出てきましたね。

くだけた言い方で、説明しますね。

 

まず、「給水」というのは、道路の下にある上水道のパイプから各家庭に引き込んで使用する事を言います。その時、上水道の水圧が”高い”ことが前提で、何もしなくても蛇口をひねれば水が出てくる。というのが常識ですが、その常識も時としてちゃんと機能しなくなってしまう事があるのです。

その時に「給水」を正常に保つために必要なのが、上記にあります各装置なのです。

 

一番あってはならない事が”水の逆流”です。

給水というのは、なにも蛇口をひねれば出てくる水の事ばかりではありません。給湯器に給水管が繋がっていますし、給水と排水はとても近くにあります。

給水装置が壊れて水が逆流してしまったらどうなるでしょう。

各家庭に引き込まれた水が何らかの原因で上水道まで逆流してしまったら、それは大事故です。

上水道は、きれいな水が流れている場所です。なので、各家庭に引き込んだ後、お風呂やその他の設備に配管された水が逆流してしまって、浴槽に入っていた水が上水道に流れ込んだら、菌の増殖やその他の汚れが他の家庭に飲み水として給水されてしまう事もあり得るのです。

よって、上記にある各設備によって、絶対に給水は逆流してしまわないように工夫して防いでいるのです。

(参考:給水用具の種類

 

JIS規格では、ハンドシャワーの付いた水栓(シャワーホースを引き出して、吐水口の高さが変わるタイプ)は逆流防止装置(逆止弁)を付けなければならないと定められています。
シャワーホースがないタイプ(吐水口の高さが固定)の水栓には逆止弁は不要です。
しかし、地域によってシャワーホースがないタイプの水栓にも逆止弁の設置を求められる場合がありますのでご注意ください。
寒冷地仕様の場合、ハンドシャワーの付いた水栓でも水抜きをするという理由で逆止弁がつかない商品もあります。(引用:Panasonic

 

豆知識「給水配管」ってなに?




いわゆる”上水”の給水方式としては、直結給水方式、高架水槽給水方式、圧力水槽給水方式があります。高層のマンションなどでは、一般的な圧力では水は上がっていきません。

一般住宅では水道本管から水道管を引き込み、その水圧力で各蛇口に給水する「直結給水方式」が採用されています。

「直結給水方式」では、2階建てまでの建物であれば直接給水が可能ですが、3階建て以上の建物は受水タンクを設けポンプアップをしなければ給水できないことになっています。

しかし、最近では受水槽の管理不十分による衛生上の問題から、水道本管の水圧を上げて3階建までの建物はポンプアップをしなくても直結給水できる地域が拡大してきましたので、3階建の計画時には建築地の水道局にご確認ください。

また、道路に埋設された水道本管から引き込む給水主管の径は、一般住宅では13mmから25mmが多く採用されています。

最近の新築住宅の水洗器具は8ヵ所程度設置されていますので、2ヵ所以上を同時に使することを考えますと20mm以上の口径が必要となります。

その他、新築などで新たに水道を設置する場合には、水道工事費用の他に水道を利用するための費用として「水道加入金」を負担しなくてはなりません。

費用は水道メーターの口径により設定され、呼び方は各水道局により異なり、水道市納金、水道加入負担金、権利金、局納金、供託金などと言われています。

さらに温泉が引かれている場合は温泉権利金が必要となります。

(※まるわかり注文住宅より抜粋)

 

豆知識「水圧」とは?




前にも説明したように通常、給水配管や給湯配管は水圧がかかっています。

上水道と言う、道路の下を走っている水道配管には圧力がかかっているので、ニュースで”水道配管に亀裂が入った”という映像には、道路に水が噴き出している光景が流れているのを見た事がある人も、いらっしゃるかもしれません。

なぜ、水圧がかかっているのかと言うと、水の圧力によってフタ(水道メーター)を開けると自然に家の中まで水が流れ込むように作れば、家ごとに水を引き込む機械(加圧ポンプ)が必要にならないようになります。なので、上水道の水圧は、家庭内で使用しているより強めに設定されていて、水道メーターや止水栓などで、丁度良い水圧に変更して、住宅などでは使用しています。

また、高層階にも届くように日々配管が強く丈夫にと開発されているのです。

もっと詳しく知りたい方は上水道(Wikipedia)や神奈川県~水圧に関するお問い合わせなども合わせてご覧ください。

(引用:はせがわせつび

 

豆知識「中水道」ってなに?




中水道とは、上水道・下水道の中間のような位置づけのもので、「雑用水」とも呼ばれています。

生活排水や産業排水を人体に無害な状態に処理して再利用している水のことを指すのです。

具体的には、公園にある噴水の水・公衆トイレの用水など直接人間の体に触れる事がないような場所で使われる水は中水道であることが多いようですね。

上水道とは異なり、中水道は塩素などによる消毒を行わないために、このような人体に直接触れる事がない場所での使用のみ可能とされています。

つまり、トイレに流れる水は中水道ですがウォシュレットから出てくる水はきちんと消毒された上水道ということになります。

それなら全て上水道で良いのでは?

と考える方もいらっしゃるでしょう。

しかし、面倒でも中水道を使う事には理由があります。

それは、都市部を中心とした人口密集地帯において上水道の「水源」を確保することが難しくなってきているという事が背景にあります。

もちろん、水源が確保できず水がなくなるというほどひっ迫しているわけではありませんが、新たに水源を確保するには高いコストがかかってしまうようです。

そこで、使用用途を限定し上水道のような厳しい基準を設けることなく人体に無害な範囲で使える水という目的で「中水道」が使われているというわけです。

これが今以上に普及すれば限りある資源を有効に活用することができますし、後世にも十分に上水道に使う事の出来る水源を残していくことが出来ます。

ですが、中水道は上水道のように各種設備がそれほど整備されていないのが現状です。

これからさらに中水道に関連する設備を整備していくとなると莫大なコストがかかってしまう点は大きな問題として注目されているようですね。

しかし、上水道・中水道・下水道とそれぞれに役割を分担させることは非常に効果的な事であると考えられますよね。

 

【下水処理場とは】


沈砂池⇒ 最初沈殿池⇒ 反応槽⇒ 最終沈殿池⇒ 消毒設備⇒ 海

日本の下水道法では、「終末処理場」という用語を用い、「下水を最終的に処理して河川その他の公共の水域又は海域に放流するために下水道の施設として設けられる処理施設及びこれを補完する施設」と定義している。

≪主な施設・設備について≫

●沈砂池


下水道管を流れた下水は処理場に入り、最初に沈砂池と呼ばれる池を通り、下水に含まれている大きなゴミや砂を取り除きます。

●汚水ポンプ


沈砂池は地下深くにあるため、下水をポンプで汲み上げ、次の施設に送ります。

●最初沈殿池


沈砂池で大きなゴミや砂を取り除かれた下水は、最初沈殿池に入ります。
この池をゆっくり流れていく間、沈砂池で沈まなかった小さなゴミや砂が底に沈んでいきます。

●反応タンク


さらに水をきれいにするために、微生物の集まった泥(活性汚泥)を加えて、底から空気を送ります。

活性汚泥は下水のよごれを食べてしだいに大きなかたまりとなって底に沈みやすくなります。

●最終沈殿池


反応タンクで大きなかたまりとなった活性汚泥を最終沈殿池でゆっくり流して、池の底に沈めると、水は分離されて、きれいになります。

●消毒施設


最終沈殿池できれいになった水を消毒します。

●放流口


消毒された水が、いよいよ河川や海に放流されます。

 

≪下水処理後の沈殿池≫

○濃縮機


最初沈殿池や最終沈殿池で底に沈んだよごれや微生物のかたまりを汚泥といいます。

この汚泥が集められ、濃縮して水分を減らします。

○脱水機


濃縮された汚泥に薬品が加えられて、さらに水分がしぼられ(脱水され)、固形物となります。

この脱水された汚泥を脱水汚泥といいます。

○焼却炉


脱水汚泥は焼却炉で燃やされ、減量されて灰になります。
(参考:国土交通省

 




●神奈川水道(水道局指定工事店)~弊社について~

【弊社作業内容】
一戸建て・マンション・店舗においてキッチン(台所、厨房)、トイレ、浴室、洗面所、洗濯等の水道トラブルを熟練のスタッフが丁寧に修理しますので安心してお任せください。
配管の水漏れを修理をしたい、配管の引き直しをしたい、下水つまりの解消、下水管を修理したい等のご要望も、高い技術で信頼と実績がございます。

【その他の作業】
階下漏水や屋外の水栓柱・散水栓の水漏れ(土、コンクリート)、蛇口の修理・交換、トイレの修理・交換、洗面化粧台交換、製氷機の設置等にもスピーディーに対応します。

【お見積り】
ご相談・お見積りは無料で、お気軽にご相談下さい。
出来るだけご希望金額に沿えるように致します。

【営業時間】
年中無休で9~23時まで営業しておりますので、電話またはお問い合わせメールより、お気軽にご連絡ください。(場合によっては夜間対応も実施します)
現場をみて無料でお見積り致します。予定が空いていれば即日対応致します。

【資格】
給水装置工事主任技術者の資格を有しています。

水道局指定工事店です。

◆県営水道指定給水装置工事事業者(茅ヶ崎市)認定番号3021

・対応地域
神奈川県全域を対応致します。

【政令都市】横浜市、川崎市、相模原市

【横須賀三浦地域】横須賀市、鎌倉市、逗子市、三浦市、葉山町

【県央地域】厚木市、大和市、海老名市、座間市、綾瀬市、愛川町、清川村

【湘南地域】平塚市、藤沢市、茅ヶ崎市、秦野市、伊勢原市、寒川町、大磯町、二宮町

【県西地域】小田原市、南足柄市、中井町、大井町、松田町、山北町、開成町、箱根町、真鶴町、湯河原町

日程の都合がつけば、静岡県東部や東京都内も対応しますのでお気軽にお問合せ下さい。

現場を見て最適な方法をご提案いたします。

水道トラブルでお困りの際は神奈川水道へお問合せ下さい。

お問い合わせ