2019.05.06ブログ

水道メーターの構造

【水道メーター】

水道メーターは使用者が使う水量を積算表示する計量器です。計量法に定める検定検査に合格したものでなければなりません。機器検定の有効期間は8年です。水道メーターには流れている水の流速を測定して流量に換算する流速式(推測式)と、水の体積を測定する容積式(実測式)があります。日本では流速式の羽根車が主に用いられています。

【水道メーターの種類】

・羽根車式

羽根車式は、羽根車の回転数と通過流量が比例することを応用して計量します。

接線流羽根車式は、計量室内に設置された羽根車にノズルから接線方向に噴射水流を当て、羽根車を回転させて通過水量を積算します。

軸流羽根車式は管状の器内に設置された流れに平行な軸を持つ螺旋状の羽根車を回転させて通過水量を積算するものです。縦形と横形があります。

縦形軸流羽根車式はメーターケースに流入した水流が、整流器を通って垂直に設置された羽根車に沿って下方から上方に流れ、羽根車を回転させる構造です。水流がメーター内で迂流するため、圧力損失は大きいが、小流量から大流量まで広範囲な計量が可能です。

横形軸流羽根車式はメーターケースに流入した水が整流器を通り、水平に設置された螺旋状羽根車に沿って流れ、羽根車を回転させる構造となっています。圧力損失は少ないが微小流量域の性能が劣ります。

・電磁式

電磁式は水の流れの方向に垂直に磁界をかけると水の流れと垂直に起電力が発生するフレミングの右手の法則を応用したものです。電磁力は呼び径と同じ直管部のみからなり、機械的可動部が無い為、耐久性に優れ、微小流量から大流量まで広範囲な計量が可能です。

【水道メーターの構造】

・単箱形と複箱形(計量部)

単箱形はメーターケース内に流入した水を羽根車に直接流入させるものです。複箱形はメーターケースの中に別の計量室(インナーケース)複数のノズルから羽根車に噴射水流を与える構造のものです。

・正流式と可逆式(計量部)

正流式は正方向に限り計量できます。可逆式は正方向と逆方向からの通過水量を計量することができ、正方向は加算、逆方向は減算する構造を持っています。

・指示部:機械式と電子式

機械式は、羽根車の回転を歯車装置により減速し、指示機構に伝達して通過水量を積算表示する方式です。電子式は羽根車に永久磁石を取り付け、羽根車の回転を磁気センサーで電気信号として検出し、通過水量を液晶表示する方式です。

・指示部:直読式と円読式

直読式は計量値をデジタルで表示します。円読式はアナログによって目盛板に表示します。

・遠隔指示装置

遠隔指示装置は、中高層集合住宅や地下街などにおける検針の効率化、積雪で検針困難な場合に有効です。遠隔指示装置は設置したメーターの指示水量をメーターから離れた場所で効率よく検針するために設けるものです。遠隔指示装置は発信措置、信号伝送部、受信機から構成されます。

【水道メーター選定の注意】

口径を決める際は適正使用流量範囲、瞬間使用の許容流量などに注意する。水道メーターは水道事業者によって使用する型式が違うので、予め確認する必要があります。水道メーターの設置位置は水道事業者が指定できます。水道メーターは水道事業者からの貸与品ですが給水装置に該当します。

 
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