お客様より、台所のシンク下からの水漏れでご依頼がありました。
現場を確認すると、蛇口のホースから漏れているのと、蛇口の裏から水が滲んでいました。
写真の蛇口の銅管に緑色が付いていますが、これが緑青(錆)で水が漏れている跡です。
ホース付きだったので、TOTOのTKGG32EBSに交換致しました。しかし、既存蛇口がLIXIL製で蛇口を上から抜けるタイプでは無かったのでレシプロソーで切断して蛇口を取りました。
【蛇口の切断】
蛇口を固定している金具は、通常分離できるのですが、LIXIL製で蛇口と一体化している場合があります。この場合、シンクと並行に、蛇口をレシプロソーで輪切りにします。ステンレス切断用の刃を使えば真鍮(蛇口)でも簡単に切断可能です。切断後に金具は2本のネジで固定しているので下からネジを外せば取れるようになっています。
サンダーで切ることもできますが、サンダーは火花が出ます。レシプロソーは火花は出ないので蛇口切断には扱い易いです。
また、銅管は銅管カッターでも切れますが、手で何回も曲げれば素手で折ることも可能です。
【蛇口の取付】
既存蛇口の取外しが出来れば、新規蛇口を取り付けます。現在は蛇口を固定する金具は上部施工型なのでシンク下に潜る必要はありません。金具をネジ締めで固定した後、蛇口本体を差し込みます。最後に蛇口の給水ホース、給湯ホースを給水管と給湯管の止水栓に繋げます。
また、シンクの厚みが薄い場合は金具の固定が出来ないので、上記写真のようにシングルレバー混合栓用の当て木を、金具の間に挟んで固定します。
【TKGG32EBS】
TOTOのホース付き蛇口です(シャワーと直流の吐水切換えの機能付き)。定価56,500円。
【シンク下の当て木】
蛇口の根本から水漏れしている場合、シンク下の当て木が腐っている場合があります。この場合は当て木も新しいものに交換します。当て木をする理由は、シンクの厚みが無い場合は上部施工金具で上下から挟めないので、当て木をして施工金具を取り付けやすくするためシンクの厚みを増やします。
【止水栓の交換】
蛇口の下に給水と給湯の止水栓が付いていますが、これを止めてから蛇口を交換します。ただし、年数が経っている場合は固くなっていて止水栓が閉まらない時があります。その場合は止水栓自体を交換します。止水栓はアングル形止水栓とストレート止水栓の2種類があります。止水栓を交換するときは屋外の水道メーターを止めて作業を行う必要があります。
神奈川水道コラム~雑談と世間話~
【キッチンのシンクの下からの水漏れの原因】
シンク下から水漏れの場合、以下の3つの原因が考えられます。
1、ホース付き蛇口で、蛇口のホースから水漏れしているケース
ホース付きの蛇口のホース部分が破損して水漏れを起こす場合があり、その場合ホースが収納されている部分に水が溜まり、自然に排水する作りにはなっているのですが、水の量が多いと溢れて水漏れにつながることがあるのです。
2、排水ホースから水漏れしているケース
キッチンのシンクの排水はトラップなどを経由して、家の外の排水桝へ流れ込みます。その途中の排水ホースに亀裂などが入り水漏れする事があります。
3、排水管が詰まって逆流して水漏れしているケース
キッチンのシンクに排水される汚水の種類はたくさんあり、料理に使う油。ご存じのように、油は温まると水の様にサラサラになります。逆に言うと、冷えると固まってしまうのです。そして、食器に付いた食べかすやご飯粒。これらも排水管にそのまま流してしまうと詰まりの原因となるのです。(参考:ホームプロ)
しかし、ご自身でどの症状か決めず、水道業者にお任せいただいた方が良い事もあります。
気付かなかった他の不具合も見付けられることがあるからです。
部品交換などですと安価で工事できますので、その場合ご相談させて頂きます。
【キッチンの水栓金具の種類】
台所蛇口には様々な種類があり、取付け方として壁付、台付があります。
・壁付けタイプと台付けタイプの違い
蛇口・水栓の取り付け方法は大きく「壁付」と「台付」に分けられます。 それぞれ名前の通り「壁」に直接設置するか、カウンターキッチンなどのように「台」に設置するかというタイプの違いです。
種類により、交換時の取外し方、取り付け方が違います。
最近の蛇口は取り付ける時は、固定金具がシンク下に潜らず、上から穴に入れて取り付けることが出来ます。
固定金具を穴に固定し、蛇口を金具に設置すれば蛇口を取り付けることが出来ます。
台付けは、シンク下の蛇口の水と湯のホースを、給水と給湯のそれぞれの止水栓に取り付ければ設置完了です。
・台付け:1ホールと2ホールの違い
台付タイプの取付方法も、水とお湯の出てくる場所が1つか2つかによって水栓金具も変わります。1つの穴から水・湯の両方の配管がなされている場合には「台付1ホールシングルレバー水栓」を取付けます。
一方、水と湯が別々の穴から配管されている場合は「台付2ホールシングルレバー水栓」を取付けます。
また、この方法は、浴室以外の混合水栓の場合に使用される方法で、壁付の場合は水と湯は、別の壁穴から配管されることになります。
また、追加機能としてホース付き、浄水器付き、食洗器分岐栓付きなどがあります。
・スパウト部は先端が”整流””泡沫””シャワー”などの種類に分かれています。基本は”整流”ですが、メーカーによって整流は跳ねやすいからと気泡を水に混ぜた”泡沫”を採用しているものもあります。
・吐水口には切替えハンドルのない”整流(泡沫)”だけのものと、整流と”シャワー”の2種類の吐水形のもの、+浄水機能付きがあります。
①整流(泡沫)のみ
②整流(泡沫)+シャワー
③整流(泡沫)+シャワー+浄水機能
・②と③については、スパウト部にシャワーホースが内蔵されていて、引き出して使用できるものもあります。浄水器もスパウト部に内蔵されている商品もあります。
・分岐栓付きとは、台所の蛇口に通っている給水を分岐させて「据置型の浄水器」に使用したり、「据置型の食洗器」に使用したりします。
【食洗器の種類別設置方法】
食洗機は取り付け方にも2種類あります。
・蛇口に分岐水栓を付ける卓上食洗機
卓上食洗器の場合、蛇口のハンドルレバーとカートリッジを取外し、分岐水栓を取り付けてから、カートリッジとハンドルレバーを戻します。
注意点として、混合水栓のカートリッジはプラスチック製であり、年数が経っている蛇口の場合はカートリッジが破損するリスクがあります。
よって、分岐水栓交換時は予備のカートリッジも持っておくほうが望ましいです。
最近は、コンパクトな卓上食洗器も多数発売されているので、既存のキッチンに取り付けるには、卓上食洗器の方がオススメです。
・直接配管を取り付けるビルトイン食洗機
ビルトイン食洗器の場合は、取り付ける棚が必要です。
後からビルトイン型を取り付けようとすると、給水管と排水管も台所の奥で作る必要があり、スペースがかなり狭いので中々大変な作業になります。
新築の際に、ご検討される方が殆どです。
【TOTO製TKGG32EBSの特長】
・ホースが引き出しやすいハンドシャワー:シャワーヘッドは持ちやすく、スッとスムーズに引き出せます。また、すみずみまで水が届くので、シンクのお手入れもラクに行えます。スッとホースが引き出せるので、背の高い花びんへの水くみにも便利です。
・吐水切り換え方法が先端部に収納され、水はねしにくい”ミクロソフトシャワー”が、水はねしにくさと洗浄力を両立させました。食器洗いに便利なシャワー水栓です。
・エコシングル水栓:レバー中央部までは水が出ます。水と湯との境に「カチッ」というクリック感を設けたことで、きちんと使い分けられます。給湯機のムダな作動を防いで節湯するため、ガスの消費を抑制。CO2削減にも役立ちます。
●神奈川水道(水道局指定工事店)~弊社について~
【弊社作業内容】
一戸建て・マンション・店舗においてキッチン(台所、厨房)、トイレ、浴室、洗面所、洗濯等の水道トラブルを熟練のスタッフが丁寧に修理しますので安心してお任せください。
配管の水漏れを修理をしたい、配管の引き直しをしたい、下水つまりの解消、下水管を修理したい等のご要望も、高い技術で信頼と実績がございます。
【その他の作業】
階下漏水や屋外の水栓柱・散水栓の水漏れ(土、コンクリート)、蛇口の修理・交換、トイレの修理・交換、洗面化粧台交換、製氷機の設置等にもスピーディーに対応します。
【お見積り】
ご相談・お見積りは無料で、お気軽にご相談下さい。
出来るだけご希望金額に沿えるように致します。
【営業時間】
年中無休で9~23時まで営業しておりますので、電話またはお問い合わせメールより、お気軽にご連絡ください。(場合によっては夜間対応も実施します)
現場をみて無料でお見積り致します。予定が空いていれば即日対応致します。
【資格】
給水装置工事主任技術者の資格を有しています。
水道局指定工事店です。
◆県営水道指定給水装置工事事業者(茅ヶ崎市)認定番号3021
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