横浜市磯子区で便器の水漏れを対応しました。
一戸建てで、便器から水漏れがチョロチョロ止まらないということでお伺い致しました。
タンクの中を確認すると、フロートゴムが溶けていて、タンクの防露層が劣化していました。
タンクの防露層が劣化の場合は補修ではなく、タンク一式の交換になります。
また、ウォシュレットも割れており、トイレ自体が26年経っている為、トイレ一式の交換を提案しました。
ナカノ管材で発注するとすぐに持ってきてもらえたので、お客様に訪問して2時間でトイレ交換完了と非常にスムーズな工事になりました。
【便器交換】
排水芯(壁から排水管の中心までの長さ)が200㎜と一般的だったので、排水芯調整のアジャスター等は不要でした。TOTOのピュアレストを付けました。
①水道メーターを閉めます。散水栓の蛇口を開けて水抜きをします。
②ウォシュレットを外します。止水栓に付いている分岐栓をモンキーレンチで外します。電気コンセントとアースを外します。ウォシュレットのネジを便器の裏から左右2本外します。
③タンクを外します。止水栓にフレキ管でタンクと繋がっているのでモンキーレンチで外します。タンク下のネジを左右2本外します。
④便器を外します。手前の化粧ビスを取ります。奥のビスをラチェットレンチで外します。便器を両手で持ちながら左右に振って便器を外します。
⑤ソケットを外します。ソケットは便器の種類によって違う品物なので既存ソケットは取り除く必要があります。ソケットのビスを4本取ります。ソケットは排水管に糊で付いているので地面のツラでシャーパー(ノコギリ)で切断します。ツラより排水管の中に糊付けされている部分は、管が二重に付いているので内側の不要な管をシャーパーで細かく切り目を入れて取り除きます。
⑥新規のソケットを付けます。ソケットと排水管を糊付けして挿し込みます。
⑦新規の便器を付けます。ソケットのパッキンの上に便器を置いて密着させるようにグッとおします。ビスを床に前1本、後ろ2本打ちます。
⑧新規のタンクを付けます。タンク下の左右ビスを便器に差し込んで便器下からラチェットレンチでビスを閉めます。TOTOのピュアレストタンクの場合はレバーハンドル等のタンク内も自分で組み立てる必要があります。LIXILのアメージュZは組み立て不要。
⑨ウォシュレットを付けます。ベースプレートを置いて左右のネジを便器の下から締めます。ベースプレートにウォシュレットを差し込みます。止水栓にウォシュレットの分岐栓を付けます。
⑩水道メーターを開けます。水漏れが無いかをチェックします。ウォシュレットのノズルから温水が出るか等をチェックします。トイレットペーパーを流してみて水が正常にながれるかチェックします。これで完了です。
【排水芯について】
排水は床排水と壁排水の2種類あります。
床排水の場合の排水芯は、床から排水管中心までの距離を言い、1995年以後は200㎜で統一されています。
この場合は排水管に200芯ソケットを取り付けてトイレを交換出来ます。
1995年以前のトイレは排水芯がマチマチであり、この場合はフランジを排水管に取り付けて、フランジの上にアジャスターを接続し、トイレを取り付けます。
フランジを取り付ける時はガスケットというゴムパッキンを必ず新しくします。
既存のガスケットをそのまま使うと水漏れします。
壁排水の場合は、床から排水管中心までの高さを言い、120㎜か155㎜で決まっています。
壁排水の場合は配管にトイレを直接入れることも出来ますが、高さが合わない場合はアキレスジョイントを使って調整できます。
アキレスジョイントも長さが色々あるので、現場に適したサイズを取り付けます。
トイレを新たに交換する場合は、この排水芯をあらかじめ調べる必要があります。
現場を見て対応方法をご提案致します。
神奈川水道コラム~雑談と世間話~
【TOTO製のピュアレストQRの特長】
便器上部から渦を巻くようなトルネード水流で、ボウル全体をぐるりとくまなく洗浄。少ない水を有効に使い、しつこい汚れも効率よく洗い流します。
大4.8L・小3.6Lの超節水トイレ「ピュアレスト」の洗浄水量は従来の節水便器(13L)の約1/3。
陶器表面の凹凸を100万分の1mmのナノレベルでなめらかに仕上げており、汚れが付きにくくツルッと落ちやすいTOTO独自の技術です。(交換できるくんより引用)
豆知識「トイレタンクの防露層」ってなに?
[caption id="attachment_9640" align="aligncenter" width="640"] 防露層は発泡スチロールやウレタンの吹き付けで出来ています。[/caption]
通常、タンクは結露ができないように作られています。 タンクの内部をご覧になったことのある方はあまりいらっしゃらないかもしれませんが、タンクには、給水口から入ってきた冷たい水がタンクに満たされたとき、タンクの表面に結露ができないよう、内側に防露層が設けられています。
この防露層、ウレタン素材(発泡スチロール製もある)を糊などで張り付けています。少しの温度差を繰り返すことで、膨張縮小を繰り返し、数年後には防露層は歪んで役目を果たさなくなります。
そのため、トイレのタンクに故障があった時などに業者に見て貰って、交換の必要があるか調べるのも一つです。
最近はトイレのタンクにプラスチック製のインナータンクを設置して製造されているものもあるので、こちらに交換するのも良いかもしれません。
豆知識「インナータンク」ってなに?
以前は、陶器製のタンクに直接水を入れてトイレの貯水を行っていましたが、冬場になると冷え冷えの水と室温の温度差によって、タンクに結露が起こってしまっていました。その為、タンクの外側に雫が付いて垂れて、トイレの床や壁にカビが生えてしまうトラブルが続出してしまいました。水が溜まる部分に「防露層」という断熱材を設置しましたが、気温差が大きい地域では結露を完全に防ぐことはできませんでした。
そのため、最近では、トイレの陶器のタンクの内側に、プラスチックで出来た「インナータンク」を設置して、タンクの外側に結露が起こらないようにしています。
しかし、二重構造になってしまったので、修理などするスペースが狭くなったのと、水漏れの原因個所の特定に時間が掛かるようになりました。以前のようにタンクのフタを上げてしまうと、インナータンクに差し込まれている手洗いの管が抜けてしまい、周囲に水が飛び散ってしまうので、注意が必要です。(参考:レスキューラボ)
豆知識「水洗トイレの仕組み」ってなに?
今では汲み取り式のトイレは極わずかとなっており、多くのトイレが水洗式となっています。
時代の流れとともに、清潔性や高齢社会にも対応した洋式水洗トイレが主流となってきたことにも納得できます。
しかし、水洗式はトイレトラブルが発生する確率は少ないとは言うものの汲み取り式に比べればその回数は多いはず。
そこで改めて水洗式トイレの構造について知り、未然にトラブルを防いでみませんか?
まず、水洗式トイレには「水溜まり」と呼ばれる部分があります。
洋式であれば、ふたを開けて見える少し水が溜まっている部分ですね。
こちらは常に少量の水をためておくことで、用を足した際に便器に付着する事を防いでくれたり、下水管の匂いをせき止めてくれる効果があるのです。
ですから、汲み取り式に比べ水洗式のトイレはそれほど匂いが気になることは少ないはずです。
その水溜まりから先には「排水路」がつながっており水と汚物が通る道となっています。
特徴として「S型」のパイプが設置されており、水溜まりを作ることが出来ているというわけです。
水溜まりと排水路のS型パイプにより水洗式トイレの清潔性は保たれていると言っても過言ではありません。
しかし、このS型パイプの部分を汚物や水が乗り越えれなかった場合にトイレのつまりが発生してしまうことになります。
そうならないために、タンクが備え付けられており適切な水量を流すことが出来るようになっているのです。
減ってしまったタンク内の水は水道から補給され、一定量に達すると給水がストップされますからタンクの水があふれたり不足してしまう事のないように設計されているというわけです。(参考:TOTO)
豆知識「タンクレストイレ」ってなに?
TOTOネオレスト
通常”トイレ”と聞くと思い浮かべる、便器とタンクが別になっているものを「組み合わせトイレ」と言います。
それに対してタンクレストイレは言葉通りタンクがありません。「組み合わせトイレ」と「タンクレストイレ」違いとして、最もわかり易いのはその見た目です。
「組み合わせトイレ」に対し、「タンクレストイレ」はタンク部分が無い為、非常にスッキリとした印象を与えてくれます。
タンクレストイレとは、従来のような貯水タンクを設置せずに水流と水圧をコントロールすることによって排水できるように開発されたお手洗いです。初めて日本で販売されたのはTOTOのネオレストで1993年に発売されました。ローシルエットですっきりとした見た目が特徴です。
*従来のタンク付トイレはトイレ内の給水管からタンクへ水を溜めて、レバーを捻って流すという方式ですが、タンクレスはタンクがないので水道と直結して水を流す構造になっています。
1993年にTOTOが日本で初めて「タンクレストイレ」を発表してから、次々といろいろなメーカーが発表し、今ではトイレの見映えがよくなる・省スペースを有効活用出来る・最新の機能を試せるなどの理由から、じわじわと人気が出てきています。
タンクが無くても汚物をしっかり流せる仕組み
・給水管からの直接の水圧
・これを便器内で渦を巻くように横に流す
・排水管内のサイホン作用により効率的かつ強力に排水
このように、水の流れを元に考えたのがタンクレストイレです。
(引用:リライブ)
豆知識「トイレの取替時は」ってなに?
一般的に「トイレは買い替える必要がない」と考えている人も多いのではないでしょうか。しかし、トイレにも寿命があり、便器については陶器製であればひび割れが起こらない限り使用を続けられるため、耐用年数だけで考えるとかなり長い期間使い続けることが可能でしょう。
ただし、便器以外の部分、タンク内などに使用されている部品については10年ほど、部品配管や部品のパッキンについては20年ほどが寿命であると一般的にはいわれています。
トイレは、何十年という期間使用し続けると、傷つきやすくなったり汚れやすくなったりするため、黄ばみや傷が目立ちやすくなり、掃除がしにくくなるといったデメリットもあります。
トイレの使いにくさや不便さなどを感じる回数が増え、生活寿命を迎えたと感じたときにも、トイレの買い替えの時期に適しているといえます。
トイレを安心して使用するためにも、メーカーなどにメンテナンスを依頼し、必要に応じてトイレ内部の部品の確認や交換などを行うことも検討する必要があるでしょう。
(引用:LIXIL)
●神奈川水道(水道局指定工事店)~弊社について~
【弊社作業内容】
一戸建て・マンション・店舗においてキッチン(台所、厨房)、トイレ、浴室、洗面所、洗濯等の水道トラブルを熟練のスタッフが丁寧に修理しますので安心してお任せください。
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階下漏水や屋外の水栓柱・散水栓の水漏れ(土、コンクリート)、蛇口の修理・交換、トイレの修理・交換、洗面化粧台交換、製氷機の設置等にもスピーディーに対応します。
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水道局指定工事店です。
◆県営水道指定給水装置工事事業者(茅ヶ崎市)認定番号3021
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