伊勢原市で店舗の解体現場の止水作業をしました。知り合いのリフォーム屋(元不動産)からの依頼です。
「止水」というのはリフォーム工事の最初の解体作業において、配管に栓をするという作業です。
解体屋が横でガンガン室内を壊している中、トイレの取外しと止水作業、洗面、台所下の給水配管、給湯配管の止水作業を行いました。
作業は1時間程度で完了しました。
【給水配管、給湯配管の止水作業】
[caption id="attachment_9635" align="alignleft" width="300"] メネジ用[/caption]
[caption id="attachment_5762" align="aligncenter" width="200"] オネジ用[/caption]
まず、店内の水道メーターを閉めます。
水道メーターを閉めただけでは配管に残った水が出てくるので、屋外の散水栓を開けて水抜きをします。
次に、出来るだけ床下で止水する為、床から立ち上げている給水管をパイプレンチで反時計回りに回して外します。
配管の水栓ソケットに、シールテープを巻いた短ニップルを入れ、キャップナットをかぶせて時計回りに締めて完了です。
給水管に止水栓が付いている場合は止水栓ごと取ります。床下に水栓ソケットがある場合は床をレシプロで切って作業をしました。
洗面所と台所の場合、給水配管は右側に、給湯配管は左側に付いています。
【便器の取外し】
まず、ウォシュレットを外します。
電気コンセントを抜いてアースをプラスドライバーで反時計回りに回して外します。
止水栓にウォシュレット用の分岐栓があるのでそれも取り、ウォシュレットの横に付いているボタンを押しながら手前にひくとウォシュレットは外れます。
次に便器の取外しですが、便器はビス3本で固定されていますのでそれを取ります。便器の前方に化粧蓋付きのビスが1本あるのでインパクトドライバーで取りだします。
注意点として、化粧蓋がネジになっているので無理やりこじって取り出すと、付ける時に付けられなくなります。
次に後ろのビス2本です。これはラチェットレンチ(メガネ)を使うと取りやすいです。ビス3本が外したら便器の側面を両手で持ってグッと持ち上げて便器を外します。
注意点として便器は重いので落として割らないようにすることと、便器と床の間にあるソケットのパッキンに便器がしっかり密着して、中々取りづらい場合があります。
便器を左右に揺らしながら持ち上げると取り外せます。
便器の下に200芯ソケットがありますが、これはそのままで良いとのことでしたので、特に撤去はしませんでした。
【止水が出来たかどうかの確認】
止水作業が終わった後に、水道メーターを開栓して水を流します。
水が漏れていなかったら施工は上手く出来ています。
現場を見て対応方法をご提案致します。
神奈川水道コラム~雑談と世間話~
豆知識「給水配管」ってなに?
いわゆる”上水”の給水方式としては、直結給水方式、高架水槽給水方式、圧力水槽給水方式があります。
一般住宅では水道本管から水道管を引き込み、その水圧力で各蛇口に給水する「直結給水方式」が採用されています。
「直結給水方式」では、2階建てまでの建物であれば直接給水が可能ですが、3階建て以上の建物は受水タンクを設けポンプアップをしなければ給水できないことになっています。
しかし、最近では受水槽の管理不十分による衛生上の問題から、水道本管の水圧を上げて3階建までの建物はポンプアップをしなくても直結給水できる地域が拡大してきましたので、3階建の計画時には建築地の水道局にご確認ください。
また、道路に埋設された水道本管から引き込む給水主管の径は、一般住宅では13mmから25mmが多く採用されています。
最近の新築住宅の水洗器具は8ヵ所程度設置されていますので、2ヵ所以上を同時に使することを考えますと20mm以上の口径が必要となります。
その他、新築などで新たに水道を設置する場合には、水道工事費用の他に水道を利用するための費用として「水道加入金」を負担しなくてはなりません。
費用は水道メーターの口径により設定され、呼び方は各水道局により異なり、水道市納金、水道加入負担金、権利金、局納金、供託金などと言われています。
さらに温泉が引かれている場合は温泉権利金が必要となります。
(※まるわかり注文住宅より抜粋)
【基本の”き”】水はどこから来る?
人々の社会生活を支える基盤となる施設や設備のことをインフラといいます。生活する上で欠かせない基本的なものは「生活インフラ」と呼ばれており、水道は電気・ガスと並びとても重要なものと考えられています。
上水道が道路の下を走り、そこから枝葉のように各家庭に分岐され、敷地内に水道メーターを設置し、そこを通る水の量によってご家庭に請求されます。
敷地内の水道管は自由に敷設できますし、水道メーターを通る水の量(口径)も変更することができます。増径すれば水の使用量を増やす事ができますが、水道使用基本料金が上がります。(参考:リフォマ)
今の水道メーターを増径する場合、他の配管を直す必要はありません。メーターの交換をするだけです。減径の場合も同様です。
上記のように、敷地内の水道配管は施主様の物なので、修理や敷設経路変更などの費用は施主様持ちとなります。
しかし、水道配管工事を行う際には「水道局指定工事店」という資格のある業者のみ行うことができるので、勝手に工事をすることはできません。(参照:神奈川県)
【その建築物、いつ頃建設されましたか?】
建築された年代によって、水回りの配管に使用されている素材が変化しています。用途によっても変わります。設置された年代により使用配管の耐用年数も変わってきますので、メンテナンス時期も変化します。
普段なかなか意識することはありませんが、配管のトラブルや寿命などにも関係する内容なので、この機会にチェックしておきましょう。
以前主流だった金属管
●鉄管(鋼管) 耐用年数:15年〜20年
耐震性もあり丈夫な鉄管(鋼管)は、長いあいだ配管の定番として用いられていましたが、錆に弱い材質であることから、現在ではほとんど使用されていません。
●鉛管 耐用年数:15年〜20年
水道が広く普及し始めた当初より使われていた鉛管ですが、漏水が多かったことや健康への悪影響の懸念などから、1978年以降給水管への新規使用が禁止されています。(参照:鉛管の使用制限)
●銅管 耐用年数:20年〜25年
熱に強い特性を持つ銅管は、以前より給湯管として利用されてきましたが、現在では耐用年数が長く加工がしやすいポリエチレン管が給湯管の主流となりつつあります。
以上に明記した耐用年数はあくまで目安であり、実際には継手の素材、設置環境や使用状況などによっても大きく左右されます。
また、以下のような症状が見られたら、交換の時期が近づいているサインかもしれません。健康や衛生面にも直結する配管の不具合。放置せずきちんと対応しましょう。
〇蛇口から赤茶色の水が出る
錆や腐食により金属管の劣化が進んでいます。修理や交換など早めの対処が必要です。
〇漏水する頻度が高い
水漏れのおもな原因として、配管の詰まりや劣化、パッキンのゆるみなどが挙げられます。一度修理しても再び他の部分で水漏れが起きた場合、配管全体の老朽化が考えられます。
カビの繁殖など二次被害にもつながりかねないため、早急に点検してもらいましょう。
〇排水管を掃除をしてもすぐに詰まる/流れが悪い
高圧洗浄などの定期的なメンテナンスは、配管の詰まりや流れの悪さに一定の効果がありますが、それでもすぐに症状が出てしまうような場合は、配管のリフォームを検討してみてもよいかもしれません。
とくに20年以上が経過しているケースでは、新しい配管への交換が有効です。
(引用:ホームプロ)
豆知識「水道局からのお知らせ」ってなに?
心当たりがないのに水道料金が上がっている、水道局から「水漏れしているかもしれません」のお知らせが来た。
そんなときは水道(給水)管や蛇口などから水漏れしている可能性大!
放っておくと、水道代が増えていくだけでなく、水漏れしている部分のシミやカビ腐食など、住まいの損傷にもつながります。
【まずは水漏れの有無を確認】
今回は、水漏れ箇所の探し方や水漏れしやすい箇所ごとの調べ方、水漏れ箇所への対処法や修理方法についてお伝えします。
「水漏れの疑いがあるけれど、どこから水漏れしているのかわからない場合」の水漏れ箇所の探し方をご説明します。
次の方法で水漏れの有無を確認しましょう。
①家中の全ての蛇口を閉める
②水道メーターのパイロット(メモリがないメーターで、水が流れているとクルクル回ります)が動いているか確認する
・動いている(どこかで水が流れている)→水漏れあり
・動いていない→水漏れなし
※パイロットがどれか分からないときは、いったんキッチンなどの水を出して水道メーターの動きを確認しましょう。
【どこで水漏れしているかを確認する】
水漏れがあると確認したら「止水栓」を使って水漏れしている場所を絞り込んでいきましょう。
止水栓は水の流量を調節するバルブで、シンクの下や蛇口を壁に取り付ける脚部などに付いています。
マイナスドライバーまたはハンドルで時計回り(右回り)に回して閉めると、蛇口への水の供給が止まります。
(引用:生協)
(参考:東京水道局)
●神奈川水道(水道局指定工事店)~弊社について~
【弊社作業内容】
一戸建て・マンション・店舗においてキッチン(台所、厨房)、トイレ、浴室、洗面所、洗濯等の水道トラブルを熟練のスタッフが丁寧に修理しますので安心してお任せください。
配管の水漏れを修理をしたい、配管の引き直しをしたい、下水つまりの解消、下水管を修理したい等のご要望も、高い技術で信頼と実績がございます。
【その他の作業】
階下漏水や屋外の水栓柱・散水栓の水漏れ(土、コンクリート)、蛇口の修理・交換、トイレの修理・交換、洗面化粧台交換、製氷機の設置等にもスピーディーに対応します。
【お見積り】
ご相談・お見積りは無料で、お気軽にご相談下さい。
出来るだけご希望金額に沿えるように致します。
【営業時間】
年中無休で9~23時まで営業しておりますので、電話またはお問い合わせメールより、お気軽にご連絡ください。(場合によっては夜間対応も実施します)
現場をみて無料でお見積り致します。予定が空いていれば即日対応致します。
【資格】
給水装置工事主任技術者の資格を有しています。
水道局指定工事店です。
◆県営水道指定給水装置工事事業者(茅ヶ崎市)認定番号3021
・対応地域
神奈川県全域を対応致します。
【政令都市】横浜市、川崎市、相模原市
【横須賀三浦地域】横須賀市、鎌倉市、逗子市、三浦市、葉山町
【県央地域】厚木市、大和市、海老名市、座間市、綾瀬市、愛川町、清川村
【湘南地域】平塚市、藤沢市、茅ヶ崎市、秦野市、伊勢原市、寒川町、大磯町、二宮町
【県西地域】小田原市、南足柄市、中井町、大井町、松田町、山北町、開成町、箱根町、真鶴町、湯河原町
日程の都合がつけば、静岡県東部や東京都内も対応しますのでお気軽にお問合せ下さい。
現場を見て最適な方法をご提案いたします。
水道トラブルでお困りの際は神奈川水道へお問合せ下さい。