2019.04.03ブログ

【配管引き直し】給湯配管の漏水対応を行いました(神奈川県綾瀬市)

綾瀬市で給湯配管の引き直しを行いました。

給湯配管1

前日に洗面所の壁の中から水が漏れている音がするという問い合わせがあり、現場へ見に行きました。

2Fの洗面化粧台を外して床下を確認しようと思っていましたが、台所下からも水が流れる音がして、台所の床下を確認した所、床下が濡れていました。

水が流れる音はするのですが、床下に潜って漏水箇所を探しても水が出ている箇所は不明でした。

給湯器についているバルブを止めると水道メーターの羽根車が回るのも止まるので、給水配管ではなく、給湯配管から漏水しているとわかりました。

おそらく、給湯配管は銅管で銅管の上に白い被覆がされているので、経年劣化で銅管にピンホールが開いて、被覆されていない所まで湯がつたってきたと考えられます。

漏水箇所を特定するのは被覆銅管を全てめくらないと分からないですが、作業スペースがありませんでした。そこで給湯器から各蛇口までの給湯配管の引き直しを提案し、了解を得ました。

給湯配管2

 

洗面所の扉の下です。座付き水栓ソケットを付けた所です。中央の浮いている部品は給水用の部品です。

 

 

 

 

 

洗面所下の配管

 

台所の給湯管を取り外してぽっかり穴が開いているところ

 

 

 

 

 

浴室の点検口

 

 

浴室のユニットバス点検口を開けた所です。

 

 

 

 



外回りの露出配管です。HTVPという耐熱性塩ビ配管に保温材を巻いてバンドで固定しています。

 

【給湯配管の漏水対応について】


給湯器

給湯配管の漏水対応について説明を記載します。まず、漏水箇所が不明な場合は水が湯のどちらが漏れているかを調べます。

漏れているかは水道メーターの羽根車(パイロット)がクルクル回っているかで分かります。

次に給湯器にはバルブが付いていますが、そこを閉めても水道メーターが回っていたら給水配管からの漏水、水道メーターが止まったら給湯配管からの漏水と判別できます。

注意点としてガスのバルブもあるので間違えないようにしないといけないです。

給湯器本体に水、湯、ガス、浴室循環の往、戻りという表示が書いています。

 

給湯配管の漏水と判断後、漏れている箇所が部分補修出来ない場合、給湯器から各蛇口への引き直しになります。

配管は、最短距離で行います。家の中へは必要があれば壁に穴を開けて配管を通します。

床下に通気口があればそこから配管を通します。家の外は配管を保温材で巻いた後に壁を這わすか、配管を埋設出来そうなら土を掘削して配管を見えないようにします。

そうして給湯器から蛇口まで配管を繋げ、水道メーターを開けてみて水漏れが無かったら完了です。

蛇口へ繋ぐときは座付き水栓ソケット(めねじをつければ蛇口の脚(偏心管)を入れることが出来ます。

 

【給湯配管の部分補修について】


給湯配管の漏れている箇所が明確に分かり、且つ、作業が可能なスペースがある場合は補修が可能です。

最初に給湯器のバルブを閉じて給湯配管から湯が出ないようにします。

この時、水道メーターは止めないので、水の方は使えます。

 

そして、銅管の場合、まず漏れている箇所の両端を銅管カッターで切断します。

銅管カッターで切断したら、表面を銅管ブラシで磨きます。

表面が平滑になったら、テクタッチというワンタッチ式ソケットを押し込んで接続します。

テクタッチは施工が容易です。

テクタッチとテクタッチの間は、HTVPでもフレキ管でも繋いで補修します。

また、銅管同士で繋ぐ場合は溶接作業を行います。

ただ、溶接はバーナーを使うので、燃えるモノが近くにある場合や、バーナーで管周り360°火で炙るので、狭い箇所では不可です。

溶接は、銅管表面にフラックスを塗ってからバーナーで温度を上げて、銀ロウを繋げる箇所に垂らします。

銅管内に水が溜まってたら温度が上がらず、絶対に銀ロウが付かないので、水を完全に抜いてから行います。

炎の色が炎色反応で緑色になったことを確認してから銀ロウを垂らす必要があります。

施工後に水漏れが無ければOKです。(参考:ベストなパーツ

 

給水配管、給湯配管トラブルの料金詳細はコチラ!


 




神奈川水道コラム~雑談と世間話~

配管全てを引き直す場合


経年劣化で鉄管の錆びが全体的に酷い場合は水道メーターから引き直すことも可能です。

水道の蛇口をひねった時に赤水が出たらかなり鉄管が痛んでいると分かります。

その場合は水道メーターにメーターソケットを接続し、そこから耐衝撃性塩ビ管HIVPで各蛇口まで配管致します。

地面は掘削して埋設配管を行い、屋外は配管に保温材を被せます。

蛇口の近くで壁にホルソーで穴を開けて配管を引っ張ります。

鉄管以外にも塩ビ管、銅管、鉛管、ポリ管なども対応可能です。

見積もりは無料ですので、お気軽にご相談ください。(出張料もいただきません)

【給水配管の全引き直しお見積り項目】




水道メーターから住宅までの埋設配管工事

水道メーターから配管を引き直す場合、既存で引いている配管はそのまま(埋め殺す)で新規の配管するか、既存配管を撤去して新規の配管を引きます。


この場合、既存配管を撤去する方が見積もりは高くなります。


地面を掘って、条例に基づき45センチ以上の深さに配管します。給水排管は特に勾配や経路の決まりはありませんが、住宅または水道メーターを基準にして、直角並行に配管します。


給湯器と水回り周辺で立ち上げ、その後は外壁を伝う露出配管で水回りまで配管します。


給水、給湯を使用している場所の外壁の穴開け工事

給湯配管は、基本的に給湯器に結びなおせば、そこからの配管はすでに繋がっているので完了です。


しかし、給水配管はトイレや洗面所など、水を使用している場所全てに、新規の配管を引かなければなりません。


また、新築の場合、壁の中を通して配管される給水配管ですが、引き直しの場合、ほとんどが外壁沿いに配管する”露出配管”となります。


既存の水栓の配管の切り換え工事

既存の配管とつなげてある水栓(蛇口)の配管を、新規の物と取り替えます。これを切り換え工事と呼んでいます。


給湯は切り換え工事の対象外となりますが、給湯配管がされている水栓金具は、給水配管も配管されている事が殆どなので、ほぼすべての水栓金具への工事が見込まれます。


現在、給水・給湯とも塩ビ管を使用して配管しています。従来使用していた鉄管よりも、熱に強い・耐久性があるなどの利点があるためです。


 ※その他、屋内配管では、架橋ポリという材料もあります。


 

豆知識「銅管」ってなに?




銅管は伸び縮みが比較的小さく、アルカリに侵されず耐食性に優れ長さの変化も少ないです。パイプは薄くしているので軽量で取り扱いが容易ですが、管の保管、運搬に際しては凹みなどを付けないように注意する必要があります。

硬質銅管と軟質銅管があります。軟質銅管は4~5回の凍結では破損しないので、寒冷地の配管にも使用されています。被覆銅管は外傷防止と土壌腐食防止の効果があります。給湯配管として使用する場合にはpHが低く、遊離炭酸が多い水質では孔食が起こることがあります。

銅の特性の中でも、“熱が伝わりやすい”という強みを発揮しているのが「銅管」です。その代表例が、エアコンの冷媒管。内面に溝をつけた銅管(内面溝付管)が使用されています。これは1970年代後半に登場した銅管であり、溝をつけることによって管の内表面積を約1.5倍にして、熱を伝わりやすくしています。(参考:KMCT

また、近年では地球環境に対する意識の高まりから、フロンに代わりCO2などの自然冷媒を使う熱交換器が誕生しています。その熱交換器に使用される銅管は高い圧力に耐えうる強度が必要とされますが、当社の開発した高強度銅管が広く使われています。

 

豆知識「被覆銅管(ひふくどうかん)」ってなに?




現在と違って、今まではお湯(給湯)の配管は銅管と相場は決まっていました。給湯に銅管を利用するのは、熱伝導率が高く、給湯器内で早く水からお湯に変換できるからです。しかし外部の配管の場合、銅管を配管してそのままにしておけません。

銅管のまま配管してあると、熱伝導率が高いせいで、目的地まで到着する間に、逆に熱が冷めてしまいます。そのため、「被覆」という、保温材を巻いて作ってある製品が販売されているのです。

被覆配管を使用しない場合は、銅管で配管した後保温材を巻いて仕上げます。

 

豆知識「なぜ既存配管を撤去しないで埋め殺すのか」


給水配管や給湯配管を「引き直す」場合、予算的に既存配管を撤去せず、土中や壁中に埋め殺すのか。

それは、既存の配管を撤去する工事が大掛かりになるからです。

配管の撤去一つとっても、新築の骨組みだった時に基礎の間や土台の隙間を縫って配管したパイプは、それと同等の壁や天井などの一部取り外しが必要になってくるからです。

そこまで行くと、むしろ「家全体をリフォームした方が良いのではないか」と思えなくもありません。それに比べて、壁内土中の配管をそのままにする方法をとると、住宅には水回りにアプローチする時に必要な、壁を貫通する穴を開ける程度で済みます。

住宅の規模や配管のルートの長さなど、他の要素も絡みますが、既存配管の撤去をする場合は、埋め殺す方法の2,3倍の金額が必要になります。(住宅の建築方式によっては10倍かかるかも)

配管の経年劣化は仕方なく、修理をしてもいずれは引き直しを必要とするタイミングが来ます。

住宅のリフォームと同じように、水道配管のメンテナンス用に少しずつ、積み立てをしておくと安心ですね。

 




●神奈川水道(水道局指定工事店)~弊社について~

【弊社作業内容】
一戸建て・マンション・店舗においてキッチン(台所、厨房)、トイレ、浴室、洗面所、洗濯等の水道トラブルを熟練のスタッフが丁寧に修理しますので安心してお任せください。
配管の水漏れを修理をしたい、配管の引き直しをしたい、下水つまりの解消、下水管を修理したい等のご要望も、高い技術で信頼と実績がございます。

【その他の作業】
階下漏水や屋外の水栓柱・散水栓の水漏れ(土、コンクリート)、蛇口の修理・交換、トイレの修理・交換、洗面化粧台交換、製氷機の設置等にもスピーディーに対応します。

【お見積り】
ご相談・お見積りは無料で、お気軽にご相談下さい。
出来るだけご希望金額に沿えるように致します。

【営業時間】
年中無休で9~23時まで営業しておりますので、電話またはお問い合わせメールより、お気軽にご連絡ください。(場合によっては夜間対応も実施します)
現場をみて無料でお見積り致します。予定が空いていれば即日対応致します。

【資格】
給水装置工事主任技術者の資格を有しています。

水道局指定工事店です。

◆県営水道指定給水装置工事事業者(茅ヶ崎市)認定番号3021

・対応地域
神奈川県全域を対応致します。

【政令都市】横浜市、川崎市、相模原市

【横須賀三浦地域】横須賀市、鎌倉市、逗子市、三浦市、葉山町

【県央地域】厚木市、大和市、海老名市、座間市、綾瀬市、愛川町、清川村

【湘南地域】平塚市、藤沢市、茅ヶ崎市、秦野市、伊勢原市、寒川町、大磯町、二宮町

【県西地域】小田原市、南足柄市、中井町、大井町、松田町、山北町、開成町、箱根町、真鶴町、湯河原町

日程の都合がつけば、静岡県東部や東京都内も対応しますのでお気軽にお問合せ下さい。

現場を見て最適な方法をご提案いたします。

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