今回は、水道屋の工具箱の中身についてご紹介します。
一番左の写真が工具箱になります。
工具箱は丈夫なモノがいいです。
手で持って、現場をあちこちまわるので、すぐ壊れたり破れたりするのはNGです。
あと、色々細かいモノを入れられるポケットが多いと良いです。
真ん中の写真は、
①手袋です。持ちやすいように滑り止めにしています。濡れている所では防水用の手袋を使います。油を使う場合は耐油性のビニール手袋を使います。
②白い雑巾は水周りを拭くときに使います。作業が終わったら床を拭きます。
自分は何十枚も車に積んでいます。
③ハンマーはモノを叩くときに使います。例えば、フレキを作る時に端と端はつぶしてナット止め出来るようにします。
一番右の写真は、
④一番上の銀色の工具がモノを掴む場合のウォーターポンププライヤーです。カラスともいいます。
つかめる幅が自由に調節できるので、手では回らないようなものを掴んで回したりできます。
⑤右の赤い工具がパイプレンチです。パイレンと呼び、掴む所がギザギザなのでツルツルの表面でも掴むことができ、梃子の原理でかなり強い力を掛けられます。
パイプレンチも大きなものだとかなり強力です。
⑥真ん中の黒と銀色はペンチです。
蛇口内部の細かいコマパッキンなどを拾ったりするときに使います。
⑦黒いL形は六角レンチです。ザルボ等を回す時に使います。
これも色んな大きさがあります。
⑧左上のプラスとマイナスのミニドライバーは通常のドライバーが入らないような狭い場所で使います。
左の写真の一番左から、
⑨ラチェットレンチ(メガネ）で、トイレの便器やタンクのビス等を回す時に使います。
⑩水平器は勾配がずれていないかを確認できます。排水管などの勾配を確認する時に使用します。
⑪プラスとマイナスのドライバーです。ビスを回す時にプラスドライバーは必須です。マイナスドライバーはトイレの止水栓を閉める時に必須です。
⑫塩ビカッターは塩ビ管を切断する時に使います。細い塩ビ管をパチパチ切っていきます。
⑬上に置いたのはヘルメシールという接着剤でネジで接合する蛇口を付ける時にシールテープと一緒に使うと乾くと固まるので水密性が上がり、水漏れしにくくなります。
真ん中の写真は左から、
⑭モンキーレンチで六角ナットなどを回せます。
⑮カッターとツバ出し機です。ツバ出し機はフレキ管を作る時に使用します。
⑯パイプソーで手動ノコギリです。配管を切断する時に使います。手動のこぎりは径の大きい塩ビ管を切る時に使用します。
⑰メジャーとフレキカッターです。フレキ管を切る時に使います
右の写真は左から、
⑱手動ノコギリです。床材などの木を主に切る時に使用します。
⑲ホールソーです。
インパクトドライバーにセットして床や壁に丸い穴を開ける時に使います。コンクリート用を使えばコンクリでも穴を開けれます。開けたい穴の大きさによって、ホルソーの大きさも変えて使います。
⑳ペンチです。モノを掴むときに使います。先が細いので、細かい作業の時に便利です。
㉑ネジザウルスです。ビス穴がなめてしまって潰れているときもビスの頭を掴んで外すことが出来ます。
㉒上からシールテープです。蛇口を付ける時に蛇口の脚(偏心管)に10巻き程度巻きます。
シールテープが緩んだりすると、水漏れするのでしっかりテンション（引っ張り圧力）を掛けながら巻きます。
㉓精密ドライバーです。通常のプラス及びマイナスドライバーでは入らないような小さいビス穴でも入れて回せます。
㉔ミニ銅管カッターです。狭い場所でも銅管を切ることが出来ます。銅管に当ててクルクルと回して銅管を切断します。
㉕六角棒スパナです。様々なサイズに対応しています。
水道屋の工具箱の中身をご紹介しました。
また、車内にも様々な工具があります。
インパクトドライバーというビスを締めたりする工具、レシプロソーやサンダーなどの切断工具、ハツリ機といってコンクリートを割る工具などがあります。
他にも排水管を洗浄する高圧洗浄機などもあります。
工具は大小の工具箱に入れております。
また、工具では無いですが、配管材料なども多数積んでいます。
神奈川水道コラム～雑談と世間話～
豆知識「高圧洗浄機」ってなに？
当社で使用している高圧洗浄機は、一般的な電動式ではなく、業務用のガソリン駆動の高圧洗浄機です。
電動式よりもパワーがあり、排管内の汚れのほとんどを洗い流すことができます。
さすがに、石やおもちゃなどは押し流せないので、このような物が原因の詰まりの場合は、配管を切ったり物理的に取り除きます。
配管清掃を行う高圧洗浄機は、高圧水の噴射する方向が、前方ではなく後方なので、水力だけで前進するのです。
そして、排水管内の詰まりの原因にたどり着くと、前進できなくなりそこで止まります。
しかし、前進は出来ませんが、その場で高圧の水力をかけ続け、少しずつ詰まっている塊を除去していき、最後には塊も砕け、詰まりを解消する事が出来ます。
また、ホースも15m×2なので排水管内が長くても十分奥まで洗うことが可能です。（参考：ビルディマガジン）
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豆知識「電気トーラー」について
ハンドルを手動で回すタイプと電動タイプがあります。 トーラーはトイレ・キッチン・浴室などの排水詰まり時に使用する器具のひとつです。 高圧洗浄機と違い、ワイヤーを使い物理的に汚れを落とすため、汚れを削り取り、配管内をある程度キレイにできます。 ローポンプや高圧洗浄機でも直らない様な酷い詰まりに使用されることが多いです。
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豆知識「冬場は特に詰まります」
排水管の詰まりの原因は”油脂”の場合が多いのですが、冬場は寒いと油脂が固まるので、排水管詰まりが増えます。
また、古い配管が凍結で割れてしまったりと寒さが影響してか、配管補修が増えます。
年末は、「せっかくだから○○しよう」と思う時期です。
布団を厚いものに替えたりするように、排水管掃除もしておこう！という方が増えますので、取扱業者はとても忙しい時期です。急な水漏れなどの対応を急にできない場合がありますので、日ごろから排水管の掃除をしてみて下さい。
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フレキ管の種類
巻フレキ
実際の施工現場に合わせて最適な長さだけ使用することができますが、フレキカッターと呼ばれるフレキ管専用のカッターやツバ出し工具が必要となります。巻フレキでは1巻あたり10m程度で購入するので何度も工事を行う職人の方などが良く使用しています。
カットフレキ
カットフレキは、あらかじめ所定の長さに切られた状態で販売されています。巻フレキと異なり、フレキカッターやツバ出し工具が不要なので、購入してすぐに取り付けることができます。
ツバ出し工具の種類
ハンマー式ギアレンチ式
ツバ出し工具でプレスする際にレンチを使用して締めていくタイプです。
ラチェット式
ツバ出し工具にレンチが取り付けられているタイプです。ラチェット式では順方向に回すとと締めることができますが逆方向に回すと空回りする仕組みになっているため、常に力が入りやすい位置で効率よく締めることができます。
ハンマー式
フレキ管に専用の機材を取り付け、ハンマーでたたいてプレスしていくタイプです。
電動式
フレキ管を工具に取り付け、電源を入れるだけでツバ出しをしてくれるタイプです。
（参考動画：LIVILUCK）
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豆知識「フレキ管（トイレ）」ってなに？
フレキ管は、止水栓とタンクを繋いでボールタップに接続されている部品です。
ボールタップを変えた時にボールタップと止水栓までの距離が変わるので、フレキ管を交換しないと水漏れするリスクがあります。
フレキ管を交換する時はフレキナットに入っているゴムパッキンも劣化しているので交換する必要があります。
トイレの設置形態によって、止水栓とタンクとの繋ぎがフレキ管ではなく、直管の給水管が付いている場合もあります。
●神奈川水道（水道局指定工事店）～弊社について～
【弊社作業内容】
一戸建て・マンション・店舗においてキッチン（台所、厨房）、トイレ、浴室、洗面所、洗濯等の水道トラブルを熟練のスタッフが丁寧に修理しますので安心してお任せください。
配管の水漏れを修理をしたい、配管の引き直しをしたい、下水つまりの解消、下水管を修理したい等のご要望も、高い技術で信頼と実績がございます。
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水道局指定工事店です。
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