横須賀市の一戸建で洗面蛇口の交換を行いました。
洗面下から水漏れというご依頼だったのですが、洗面蛇口のホースが切れて漏れていたのと、レバーを固定している裏の部分から水漏れ(写真の緑青と呼ばれる緑色の部分でビシャビシャ漏れているわけでは無いが滲むように漏れています)していること、蛇口がMYM製で2009年に倒産しているメーカーだったことより、蛇口交換になりました。
*緑青とは銅管が経年劣化で溶けて水が出てきている現象で、エメラルドグリーンの色です。
既存蛇口と同じ白色で同機能のLIXIL製のSF-800SUに蛇口を交換致しました。
洗髪シャワーの台付き2ホールでシングルレバー混合水栓になります。
【洗面蛇口の取り換え方法】
①まず、止水栓を時計回りに回して水を止める。慎重にするなら家の外の水道メーターを止めます。
②取外しです。左の写真で洗面化粧台についている黒いゴムがあります。これがナットになっているので専用の立てカランで反時計回りに回すと外れます。
台付き2穴の場合、レバーハンドルとシャワーホースのナット2箇所を外します。緑青が付いているような場合、水垢が固まっていてナットが中々回らないので苦労する時もあります。
③蛇口の給水管(銅管)と給湯管(銅管)が止水栓についているので、モンキーレンチで回して外します。なお、銅管は手でも曲がり、何回か曲げると手で折ることも出来ます。
④蛇口を上に持ち上げて洗面化粧台より外します。
⑤新しく付ける蛇口(シングルレバーハンドル部、シャワーホース部)を洗面化粧台に差し込み、裏からナットを立てカランで時計回りに回して締めます。正面に向ける向きがあるので注意します。
⑥止水栓に給水と給湯のホースを接続します。
⑦シャワーホースを蛇口に止めピンを用いて接続します
⑧止水栓もしくは水道メーターを開けて水とお湯がちゃんと出るか確認します。次に水漏れが無いか確認します。問題無ければ完了です。
【止水栓の取り換えについて】
蛇口を交換する際に、止水栓を締めるわけですが、たまに止水栓も水垢で固くなって全く回らないときがあります。
その場合は止水栓も取り換えますが、まず外の水道メーターを止めます。次に止水栓の先のステンレスの給水管をパイプレンチで反時計回りに回して外します。
そうすると止水栓と座金も一緒に取れます。
新しい止水栓と給水管をシールテープで接続し座金も差し込んで止水栓一式を作ります。それを壁の水栓ソケットに差し込んでパイプレンチで時計回りに回して入れれば完了です。
シールテープに加えてヘルメシールという防食剤も使用すれば更に水密性が増して完璧です。
【洗面蛇口の銅管ホースについて】
洗面蛇口のホースは銅管でしたが、銅管は経年劣化で緑青が出るのもありますが、手で曲げて折れることも有りますので注意が必要です。
何か力が加わった時にポキッと折れることがあります。
最近の蛇口はフレキシブルなので、取り付けた後に折れるようなことはありません。
【立てカランという工具について】
洗面台は陶器製で割れやすく、洗面台の裏は非常に狭いです。
洗面蛇口を取り外す為に、洗面裏から固定金具の六角ナットを回して、固定金具を外すのですが、その際にモンキーレンチなどでは狭いので、しっかり六角ナットを掴めず、力も入りません。
そんな時に、立てカランという工具を使えばしっかり六角ナットを挟んで力を加えることが出来ます。
この立てカランは台所蛇口や浴室の台付き蛇口を交換する際にも有効です。
【MYMについて】
MYMは先述したとおり、倒産しているメーカーなので部品交換が出来ません。
KVKというメーカーが一部の部品供給を引き継いでおりますが、大抵は部品が無いので蛇口交換になります。
現場を見て対応方法をご提案致します。
神奈川水道コラム~雑談と世間話~
【LIXIL製のSF-800SU混合水栓の特長】
正式には、ホース引出式シングルレバー洗髪シャワー混合水栓と言います。すっきりとしたコンパクトなフォルムは、様々な洗面空間に調和します。
また、蛇口がリフトアップ機能で120mmリフトアップします。また、ホースが引き出せるので、洗髪のすすぎや、洗面器の清掃に便利です。花瓶などに水をくむのも便利です。
・エコハンドル よく使うハンドル正面位置「水」を出す省エネ設計。お湯を無意識に使うことが無いため、無駄な給湯エネルギーを使いません。従来品と比較して約30%の省エネ効果が期待でき、光熱費節約やCO2削減につながります。
※従来のシングルレバー混合水栓は、レバーハンドル正面の位置でお湯が出るため、無意識のうちに無駄なお湯を使っていました。
・スポット微細シャワー 優れた洗浄性とミズハネの少なさに加え、シャワーの中抜けをなくしました。シャワーの密度が高く、気持ちよく汚れを洗い流すことが出来ます。整流吐水と比べて約20%節水が可能です(当社比)
・ソフトサーモ お湯と水の混合比を自動調節。温度変化を最小限に抑えるソフトサーモ式です。急な温度変化による不快感を解消します。
・抗菌ハンドル ハンドルの樹脂部分に抗菌ハンドルを採用しています。(引用:いいナビ)
豆知識「キッチン(洗面台)のシャワーホース」ってなに?
キッチンや洗面台に設置されている蛇口で、吐水口が取り外せてホースで伸びるタイプの事です。
シャワーホースになっていると、調理台に乗せたお鍋やポットに水を入れる事が出来るので、「シンク内に一度下ろして水を入れて持ち上げてコンロにかける。」という一連の動作が不要になり、負担が減ります。
しかし、蛇口のヘッドの接続部は水垢で汚れてきますが、その部分を掃除する時には、少し配慮が必要です。
ホースの収納口は、そのままシンク下の収納内の「水受けタンク」に繋がっています。
接続部を掃除する時、蛇口からそのまま水を掛けて洗うと、その水が収納下まで流れ込み、流れ込んだ水が水受けタンクの容量を超えてしまう事があります。
そうすると、一大事。
収納下の水漏れになってしまいます。
気付いて水受けタンクを外して水を捨てれば問題ないのですが、そもそも水漏れに気付かない場合が殆ど。原因不明のまま連絡してくる方が多いです。
よく接続部を掃除する方は、収納内もチェックしてください。
(参考:LIXIL)
豆知識「銅管」ってなに?
銅管は伸び縮みが比較的小さく、アルカリに侵されず耐食性に優れ長さの変化も少ないです。パイプは薄くしているので軽量で取り扱いが容易ですが、管の保管、運搬に際しては凹みなどを付けないように注意する必要があります。
硬質銅管と軟質銅管があります。軟質銅管は4~5回の凍結では破損しないので、寒冷地の配管にも使用されています。被覆銅管は外傷防止と土壌腐食防止の効果があります。給湯配管として使用する場合にはpHが低く、遊離炭酸が多い水質では孔食(ピンホール)が起こることがあります。
銅の特性の中でも、“熱が伝わりやすい”という強みを発揮しているのが「銅管」です。その代表例が、エアコンの冷媒管。内面に溝をつけた銅管(内面溝付管)が使用されています。これは1970年代後半に登場した銅管であり、溝をつけることによって管の内表面積を約1.5倍にして、熱を伝わりやすくしています。(参考:KMCT)
また、近年では地球環境に対する意識の高まりから、フロンに代わりCO2などの自然冷媒を使う熱交換器が誕生しています。その熱交換器に使用される銅管は高い圧力に耐えうる強度が必要とされますが、当社の開発した高強度銅管が広く使われています。
豆知識「水栓金具は自分で交換できる」ってなに?
水栓金具がネットショップで売っているのだから、それを買って自分で直せば安上がり!というのは誰でも思う事。
しかし、本当に自分で出来るのか、一度しっかり考えてみましょう。
”自分で交換4つのチェックポイント”
1.どんな部品が必要になるか判断できること
1つ目は交換する場合にどんな部品が必要になるかについて確実に判断できることです。交換用の水栓を購入する場合、必要な部品がすべてセットになっている訳ではありません。
既存部品がそのまま使えれば良いですが、その部品も古くなっていれば交換すべきでしょう。取り換えるべき部品が分かるかどうかが判断基準となります。分からないなら、まず取り外すのは待った方が得策です。
2.その部品を入手できるかどうか
2つ目はどの部品を使うべきかが判断できたとして、その部品を入手できるかどうかです。交換に必要な部品を購入できなければ交換作業はできません。
3.道具や工具を持っているか、購入できるか
3つ目は交換作業に必要な道具や工具を持っているかどうか、購入できるかどうかです。水栓の交換作業は、ドライバーさえあればほとんどの作業ができる通販の自作ラック作りなどとは違い、特殊な道具が必要になる場合があります。
交換作業の途中で必要な道具や工具が入手できないとわかったら大変です。そういったことにならないように、交換作業に入る前に必要な道具や工具が手元にあることを確認しましょう。手に入らないとわかったら交換作業は業者に任せるべきです。
4.電子機器が組み込まれているか
4つ目は水栓に電子機器が組み込まれているかどうかです。センサーが埋め込まれていて手に反応して水が出るなどのタイプはセンサーが埋め込まれています。
電子機器がからむ場合は交換作業の難易度が高くなりますので専門業者に任せた方がよいでしょう。
(引用:リノコ)
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【弊社作業内容】
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【営業時間】
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給水装置工事主任技術者の資格を有しています。
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