相模原市の歯科医院で、蛇口から水は出るが、湯が殆ど出ないという案件で伺いました。
現場で蛇口をひねると、お客様の言われた通り、水は勢い良く出るが、湯は殆ど出ませんでした・・・。
【給湯器の確認】
まず、給湯器へちゃんと水が入っているか給水配管を外して確認⇒問題無く入ってました
次に、給湯器からちゃんと湯が出ているか配管を外して確認⇒問題無く出ていました。
よって、給湯器での詰まりは無いことを確認しました。
【詰まっているのは蛇口or配管か確認】
給湯機確認後、次は蛇口で詰まっているのか配管で詰まっているのか、ハッキリ分からないので、蛇口の手前の給湯配管を外して水量を確認⇒出てこない！
よって給湯配管が詰まっていることがわかりました。
【原因】
古い建物は給湯配管は銅管が多いのですが、今回は鉄管でした。
鉄は錆びるのですが温水の場合、冷水より早く錆びていきます。築20年以上も経っているため、鉄錆びで配管を閉塞させたと考えられます。実際に赤水も出ていました。
【対応】
給湯配管は壁の中を通っている為、壁を壊して補修していたら費用も工期も莫大にかかります。
ましてや歯科医院の為、工事中は営業に支障が出ます。
そこで、壁に配管を這わす露出配管を提案。配管を這わすと言っても、配管の周りにリフォームカバーを付けるので、配管剥き出しではありません。
給湯器のついてる部屋と、隣の部屋にも蛇口があるので、壁にコア(穴)を開けて配管を最短ルートで通す方法にしました。
配管だけでは無く、蛇口も2箇所、古くて水漏れしてたので交換で見積もり金額を提示。お客様に了承を得ました。
作業日はお客様の休日である2/3になりました。
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・1/30
東京都大田区のラーメン屋で、排水桝が割れているという案件依頼がありました。
店内にご訪問し、コンクリート桝の中を見たところ、コンクリート桝と排水配管(塩ビ)の継ぎ目のコンクリートが劣化で割れて穴になっており、そこに汚水やトイレットペーパーが詰まっていました。
桝は屋内にあり、コンクリートの桝3箇所とも同じ状況でした。
【原因&対応】
コンクリート桝は20年以上で劣化し割れてきたり、コンクリートは重いので下がってきて勾配が変わるので、塩ビ桝に交換します。
・1/31
横須賀市にて、戸建て住宅で台所が詰まって、逆流して溢れてくるという案件でした。
【金額】
大手水道屋で25000円と言われたようで見に行きました。
現場を見ると排水ホースではなく、配管が詰まっていたので高圧洗浄が必要でした。洗浄距離も2メートル程度でした。
25000円は適正金額だと思いますが、お客様と交渉の結果、21000円で高圧洗浄作業が決まりました。
【他の箇所】
家の外の排水桝を開けると、築20年以上なので、台所だけではなく、風呂や洗面の配管も汚れていましたので纏めて高圧洗浄を提案しましたが、とりあえず台所だけでいいとのことでした。
【作業】
短い洗浄距離でしたが、結構、油脂の塊が出てきて、奇麗にするのに時間はかかりましたが、作業自体に苦労は無かったです。
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・1/31
町田市にて、二世帯住宅で階下漏水があったので見てほしいとの依頼が有りました。
台所の下が濡れているということで、覗くとシンク下の蛇口を固定している六角ナットが、濡れて酷く錆びていました。加えて給水配管、給湯配管と蛇口を繋ぐ金属部分からも滲む程度の水漏れが・・・
【原因】
水道メーターを確認した所、メーターの羽根車は回っていなかった。
おそらく蛇口部分の滲む程度の水漏れが配管を伝っていき、長い時間をかけて1Fの天井裏に溜まった結果の階下漏水と考えられます。
【対応】
蛇口から明らかに水漏れしていたので蛇口交換を提案。了承を得て作業開始。シンク下で蛇口を固定する六角ナットが錆びていたので、立てカラン(蛇口専用工具)で外せるか、心配でしたが意外にあっさり回って外せました。
※固着していて六角ナットが回らないときはサンダーかレシプロで切断が必要になります。
新しい蛇口はTOTOのTKGG31Ｅ(シングルレバー混合栓)です。
＊定価29100から20000円に値引きして工賃15000円(取り外し、取り付け、既存蛇口処分)で計35000円(税抜)
最近の蛇口は上部施工といい、シンク下に潜らなくても取付け可能なので楽チンです。
また、蛇口の横に専用浄水器が付いており、使っていないので撤去してほしいとのことだったので、取り外しました(撤去、処分10000円)。
元々、浄水器が付いてた穴はポッカリ空いてしまったので、ステンレスプレートにコーキングを塗って穴は隠しました。
浄水器が無くなったことでキッチンもシンク下もだいぶスッキリしました。お客様も喜ばれていたので何よりです。
数日そのままの状態で乾かして階下漏水が止まったら完了です。
ただ、まだ漏れるようだと蛇口ではなく目に見えない箇所の配管からの漏れになるので、大掛かりな工事になってしまいます。
数日、経過観察という話になりました。
神奈川水道コラム～雑談と世間話～
豆知識「トイレタンクの仕組み」って？
・ボールタップ
水位を調整する浮き球が付いていて、浮き球が下を向いていると給水が開始され、水位が上がって水に浮き球が当たると浮き球が上に向きます。
浮き球が上を向くと給水が止まります。
・オーバーフロー管
ボールタップが故障した場合、タンクの外へ水があふれるのを防ぐため、この管から便器へ水を逃がします。
・フロートバルブ（フロートゴムを使用した栓）
フロートバルブの開閉により、タンク内の水を便器へ流したり、止めたりします。
このフロートバルブには、レバーハンドルと連動する鎖がついています。
※フロートバルブに使用されているのが、フロートゴムと言う、黒いゴムで出来ている、排水口の蓋の役割を果たしている部品です。ゴムですので、経年劣化によりゴムが溶けてきて、変形することで、タンク内の水が漏れだすことがあります。フロートゴムを手で触って、手が黒くなったら、フロートゴムの替え時です。
最近では、フロートバルブがプラスチック製になっているものもあります。
・サイフォン管
フロートゴムと組み合わせる部品で、トイレのタンク内の水量を保つため、設置されています。
サイフォン管はプラスチックで出来ており、根本から折れてしまった場合、タンクに溜まらず水が流れるので、その場合はサイフォン管を交換する必要が有ります。
交換時にトイレのタンクを取り外す必要が有ります。
・止水栓
修理前に水を止めたり、水の勢いを調節する役割を果たします。
（引用：TOTO）
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【トイレの便器内の水漏れの原因】
・フロートゴムが原因
便器内で水がチョロチョロ流れている場合はトイレタンク内の底にあるフロートゴムが劣化している可能性が高いです。
フロートゴムはタンク内の底にある黒いゴムで、レバーを引いたら、ゴムが上がって水が流れる仕組みになっています。
このゴムが経年劣化すると溶けて、レバーを引かなくても隙間が出来てしまい常に水が流れてしまうことがあります。
・ボールタップが原因
また、水位を調整しているボールタップの水位調整が良くない可能性があります。
ボールタップには浮き球が付いていて、レバーハンドルを引いて水を流すと、浮き球が下がって給水を開始します。
水位が上がってきて、水が浮き球に当たって浮き球が上がると給水がとまる仕組みです。
この給水の開始と止まる動作が、劣化することにより上手く働かなくなることがあります。
その場合は、水が止まらなくなったり、逆に水が出なくなったりする現象が出ます。
露出配管とは？
配水管などの配管は基本地中や壁の中などに埋まっていることが多く、埋めてあることで劣化や下水性状を軽減できるといったメリットがあります。
今回仕事の依頼を頂いた歯医者でも壁に給湯配管が埋められていましたが、補修する必要があり、歯医者側の営業のことも考えて「露出配管」をご提案しました。
名前の通り露出した配管になるのですが、配管周りにリフォームカバーを付けることで、簡単には配管だとわからないようにすることが可能です。
露出配管のメリット
露出配管の場合補修するために壁を壊したりする必要がないため、その分施工の費用を抑えることができます。
また工期自体を短くできるため、今回ご依頼頂いた歯医者さんおように、早めに営業を再開したいといった時にも最適です。
昔は「露出配管」の名前の通り配管がむき出しになっていましたが、現代ではリフォームカバーなどで見た目そのものも違和感のない外観にもっていくことができます。
排水桝について
住宅には汚水を流すための排水管が繋げられているのですが、一本の管として繋げられているわけではなく、管が曲がる場所や合流する場所に枡を設置して繋げます。
そのため排水桝には汚物が詰まりやすくなっており、今回ご依頼いただいたラーメン屋さんのように劣化で割れてしまったりします。
枡は汚水や汚物の匂いを防いだりする役割を果たしているため、これが割れたことで悪臭の原因になったりすることも少なくないですね。
排水桝には汚水桝以外にも存在している
基本的に「排水桝」と言うと「汚水桝」のことを指していることが多いですが、他にも以下のような桝が設置されています。
- 雨水桝
- 会所桝
- 泥溜桝
- 公共桝
排水管は管だけでなくこくいった桝を曲がり角や合流する個所に設置して全体的に繋がるようにしています。
またトイレからの排泄物臭を止めたりキッチンからの残飯・油を下水道に流れないようにしている汚水桝を「防臭桝」と呼んでいることもあります。
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